妊娠中の頭痛で薬が飲めない!でも大丈夫?保健師が教える妊娠初期・中期の頭痛の正しい対処法

執筆者:pro金子金子奈菜絵

妊娠してから頭が痛んで困っていませんか?
お腹の赤ちゃんに対する影響が気になって薬も飲めないので不安ですよね。
妊娠期には頭痛になりやすいのです。

妊娠するまで頭痛で悩んだことがなかった人は突然の変化に驚いたことでしょう。
しかし、妊娠前から片頭痛を持っている人は、妊娠中に悪化することもあります。

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妊娠期に起こりやすい頭痛のタイプと対処法

prof05_金子右配置妊娠中の頭痛は、対処法に気を付けてください!

頭痛のタイプや原因ごとに対処法が異なります。


金子プロフィール

1.ズキズキと脈打つような片頭痛タイプ

akko_生後6か月~10か月 (5)
ズキズキと脈打つような片頭痛タイプは、ホルモンバランスの変化によって引き起こされます。
妊娠中のホルモンバランスの変化により、血管が拡張していることが原因です。
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正しい対処法

痛む場所を冷やし、暗い場所で目を閉じて静かに横になりましょう。

prof05_金子右配置水分不足が片頭痛の引き金になることもあるので、水分を意識して取ることも大切です。
痛みが軽いうちに、コーヒーを1杯飲むのもおすすめです。
コーヒーに含まれるカフェインには、血管を収縮させる作用があるので、頭痛が和らぐ効果があります。


避けたいこと

注意片頭痛が起きているときのお風呂やマッサージは、頭痛を悪化させるので注意してください!


2.ズキズキしない頭痛タイプ

ayatama妊娠5-7か月 (18)
ズキズキしない頭痛タイプは、妊娠中期以降に起こりやすい頭痛です。
この時期の頭痛は体のバランスの変化が大きく影響しています。
重たくなるお腹・乳房を支えるために、背中や肩・首の筋肉が張ってしまう、緊張性頭痛と呼ばれるタイプです。

正しい対処法

prof05_金子右配置ズキズキしない頭痛タイプの場合は、上述の「1.ズキズキと脈打つような片頭痛タイプ」とは逆の対処法をしてあげると良いでしょう。
具体的には、

  • 軽いストレッチをする
  • 首や背中、肩をホットパックで温める
  • 入浴をする

などの方法が有効です。


3.鉄分不足による頭痛タイプ

ayatama妊娠5-7か月 (12)
妊娠によって貧血がある妊婦さんの場合、頭痛や動悸、立ちくらみが起こることがあります。

正しい対処法

健診で貧血気味と言われている場合は、健診の際に主治医に必ず頭痛があることを伝えましょう。
鉄分を含む食事を摂るように心がけ、医師と相談の上でサプリメントを併用するのも良いと思います。

4.妊娠性高血圧がある頭痛タイプ

産婦人科で高血圧を指摘されている妊婦さんは気を付けてください。

注意
頭痛が起こった場合は、血圧が急上昇している可能性があるため注意が必要です。
市販の頭痛薬で様子を見てはいけませんし、定期健診まで待つのも危険です。
すぐにかかりつけの産婦人科へ連絡して受診するようにしましょう。


まとめ

妊娠中の頭痛薬については、「アセトアミノフェン」というタイプのお薬であれば、妊娠中(※後期を除く)も比較的安全とされています。
しかし、妊娠中の薬は、基本的には産婦人科の医師と相談し、処方してもらうのが安全です。

prof05_金子右配置もともと頭痛持ちの妊婦さんは、妊娠中に悪化することに備えて、初診の時から頭痛薬について相談しておくと良いでしょう。


特に鉄分不足による頭痛と妊娠性高血圧がある頭痛の場合は、自己判断で頭痛薬を飲んではいけません。
早めに医師に相談するよう心掛けてください!

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ABOUTこの記事をかいた人

保健師ライター 金子奈菜絵

大学病院の小児科で新生児室・私立総合病院の産婦人科で長年看護師として従事してきました。 現在は保健師として、育児相談のアドバイスや赤ちゃんの健康チェックなど、地域の子育て支援事業に参加しています。生後1か月健診~3歳6か月健診の健診も担当しています。男の子を2人育てるワーキングマザーです。