早産した場合のリスク・赤ちゃんの生存率~切迫早産の不安にこたえる保健師コラム

切迫早産を正しく知ろう

早産とは、妊娠22週0日~36週6日までの間(妊娠5ヶ月~9ヶ月)に赤ちゃんが生まれてしまうことをいいます。
そして「切迫早産」とは、「早産になりかけている状態」です。
つまり、子宮の出口が開いてきて、子宮の収縮が定期的にみられる状態なのです。
切迫早産の可能性があるといわれる妊婦さんは、妊婦全体の15%程度。
意外と多いのですが、実際に赤ちゃんが早産で生まれる確率は5%程度です。
感染症や頸管無力症などが無ければ、

安静など医師の指示をきちんと守ることで、
早産になる確率を大きく減らすことが出来ます。

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早産の赤ちゃんのリスクとは?

医師に「切迫早産」と診断されてしまったら、お腹の赤ちゃんの早産のリスクを心配する妊婦さんも多いでしょう。
「もし今赤ちゃんが生まれてきてしまったら、赤ちゃんは無事でいてくれるんだろうか・・・」
と、とても不安になると思います。
現在は、医療がとても進んできているので、
妊娠36週以前の出産でも、赤ちゃんが生まれてからの生存率は非常に高くなっています。
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赤ちゃんの週数と生存率

在胎週数別生存率
※データー引用:平成24年度「低出生体重児保健指導マニュアル」(厚労省)より
※※実際に各医療機関が出しているデータでは、もっと高い生存率を公表しているケースもあります。

25週くらいまでお腹の中にいた赤ちゃんは、NICU(新生児集中治療室)で過ごすことで、かなりの確率で命が助かるようになってきています。
けれど、人工呼吸器や保育器などの助けをかりながら、場合によっては長期間の入院も必要になります。
妊娠34週を超えると、呼吸をする機能がかなり安定してくるため、保育器に入らずに過ごせる赤ちゃんもいます。

切迫早産といわれると不安になってしまう妊婦さんも多いと思いますが、
まずは医師の指示に従って、妊娠を継続することに専念してくださいね。
不安なのはわかるのですが、できるだけのんびりと過ごしてくださいね。
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ABOUTこの記事をかいた人

保健師ライター 金子奈菜絵

大学病院の小児科で新生児室・私立総合病院の産婦人科で長年看護師として従事してきました。 現在は保健師として、育児相談のアドバイスや赤ちゃんの健康チェックなど、地域の子育て支援事業に参加しています。生後1か月健診~3歳6か月健診の健診も担当しています。男の子を2人育てるワーキングマザーです。