助産師のアドバイス付き!妊娠初期の下痢は流産を引き起こす?我慢した方がいいの?

妊娠初期の下痢が流産の原因になるという話を聞いて気にしている方もいるかと思います。流産と言われると心配や不安が大きくなってしまいますよね。

下痢を我慢するというのも難しいと思うのですが…。本当に下痢と流産は関係あるのでしょうか?妊娠初期の下痢と流産についてまとめてみました!

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妊娠初期の下痢は我慢した方がいい?下痢と流産の関係って?

流産は考えるだけでもとても悲しくつらい体験ですよね。妊娠初期の流産はどうして起こるのでしょう?

妊娠中はホルモンの影響で便秘や下痢になりやすいのですが、下痢と流産に関係はあるのでしょうか?流産について、そして流産と下痢の関係について詳しく見ていきたいと思います。参考にして少しでも不安をなくしてくださいね。

1.妊娠初期の流産について知ろう


妊娠22週未満に何らかの原因で胎児が育たず、母体の外に出てしまい妊娠が終了してしまうことを流産といいます。

妊娠12週未満の早期流産妊娠12週以降の後期流産に分けられます。また、妊娠12週以降は死産として扱われます。

では、そもそも流産はどうして起こるのでしょうか?
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妊娠初期の流産はなぜ起こる?

流産の発生頻度は全妊娠の約15%と言われています。母体の年齢が上がると流産率も上がります。妊娠初期の流産はほとんどが胎児側の原因で起こります。特に多いのが染色体異常による流産で、防ぐことはできません。

流産をすると自分の不注意だったと、自分を責めてしまう方もいますが、胎児側の原因は誰にも変えられません。悲しいですが、あまり考えすぎないでくださいね。

流産を2回、3回と繰り返す場合には、母体側にも何らかの病気がある可能性もあります。ほとんどの場合、流産を2回繰り返した時点で検査をします。

2.初期流産の種類とその特徴

流産は状態によって5種類に分けられます。

切迫流産

流産発生の危険がある状態です。少量の出血や下腹部の張りや痛みなどの症状がありますが、胎児の心拍が確認できます。安静や張り止めのお薬を使用して症状が落ち着けば妊娠の継続は可能です

進行流産

流産が進行している状態です。子宮口が開いてしまい、大量の出血と強い下腹部痛があります。胎児が確認できない、または胎児が確認できても心拍はなく、妊娠の継続はできません。手術で子宮内をきれいにする必要があります。

完全流産

胎児およびその附属物が完全に外に出てしまった状態です。今まであった出血や下腹部痛が軽減、またはなくなり、胎児になる前の胎嚢(たいのう)という袋の消失や胎児の確認ができません。完全流産の場合、特に治療は必要ありません。

不全流産

胎児およびその付属物が完全に排出されず、一部が残っている状態です。進行流産がもっと進んだ状態で、出血や下腹部痛が持続します。手術で子宮をきれいにする必要があります。

稽留(けいりゅう)流産

胎児が子宮内で死亡し、子宮内に停滞している状態です。妊娠6週を過ぎても胎児や胎児心拍がみえない場合です。母体には自覚症状がありません。そのため、健診に行って初めて気づくことになります。こちらも手術が必要になります。

3.下痢と流産は関係ない


下痢というとすべて外に出てしまうイメージがありますね。おなかにも負担がかかりそうで、流産を引き起こすのではと不安になると思いますが、下痢と流産は関係性がありません。

ただ、長引く下痢によって脱水症状や栄養不足になると赤ちゃんにも栄養が届かなくなってしまうので注意が必要です。下痢が長引く場合や発熱などを伴う場合には診察を受けるようにしましょう。

では、なぜ妊娠初期に下痢が起こりやすいのでしょうか?妊娠中は様々な要因から下痢になりやすいのです。
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妊娠初期に下痢が起こりやすい理由

妊娠中にはホルモンバランスが変化します。妊娠の継続に必要なプロゲステロンというホルモンがあります。このプロゲステロンは腸の運動を抑制する働きもあるので、自律神経が乱れてしまい便秘や下痢になりやすくなります。

他にも、つわりによる食生活の変化や妊娠による免疫力低下、ストレスや冷えなどによっても下痢が起きやすくなります。

妊娠初期には下痢が起こりやすいといっても下痢が続くとつらいですよね。下痢があるときは、まず、体を温めるようにしましょう。

4.助産師からのアドバイス


妊娠初期にはホルモンの影響などにより下痢になりやすいため、我慢する必要はありません。流産と下痢は直接関係性がないので、妊娠初期の症状だと思ってあまり心配しなくても大丈夫ですよ。

ただ、下痢が長く続いてキツイときや、下痢とともに出血があり、おなかの張りや痛みが強いような場合は病院を受診するようにしてくださいね。何事も自己判断は危険ですので、不安なときや悩んだときには相談するようにしましょう。

まとめ 安心して楽しい妊娠生活を!

流産と下痢について関係性はないと説明しましたが、いざ自分の身に起きるとどうしても不安になるものですよね。

妊娠中はいろいろと変化がありますし、赤ちゃんのことを思うとたくさんの心配や不安が出てくると思います。最近はネットや雑誌など情報源も多く、いろいろな情報に惑わされることも多くなっている気がします。

心配なことや不安なことは病院で聞きましょう!安心して楽しい妊娠生活が送れることを願っています

ABOUTこの記事をかいた人

現役助産師・沖 紗耶

普段は助産師として働くアラサーです。妊娠や出産、育児について少しでも役に立つ記事が書けたらなと思っています。鹿児島在住、結婚1年目‼趣味は音楽鑑賞・映画鑑賞、最近は韓国ドラマにもはまってます♪