もしかして喘息?子供が酷い咳を繰り返す時に保健師がおすすめしたいこと

執筆者:金子奈菜絵

風邪のたびに咳をするけれど、もしかして喘息?

子どもが風邪を引くたびに酷い咳をすると、もしかして喘息(ぜんそく)では?と心配になりますね。
咳が酷いと、夜眠れなかったり、咳き込んで吐いてしまうこともあり、ママもとても心配です。
どんな咳だったら喘息を疑わなければいけないのでしょうか?

喘息(ぜんそく)って何?

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喘息は、ダニやほこり、花粉、食べ物などが原因(アレルゲン)となって起こります。

気道という息の通り道の粘膜が炎症を起こし、痰が出たり、粘膜がむくんで呼吸がしづらくなってしまう状態が喘息発作です。

そうなると、赤ちゃんが息を吐くときに、「ゼーゼー・ヒューヒュー」という音が聞こえるようになるのが特徴です。

小児喘息は、1~3歳までの間に発症することが多い病気です。
お子さんが1歳を過ぎて、長引く咳をするようであれば、以下のチェックポイントをよく観察してみてください。

喘息の咳 4つの特徴

子ども赤ちゃん湿疹
  1. 夜中に咳が多くなる
  2. 熱が出ない、もしくは微熱
  3. 風邪薬を飲んでも良くならない
  4. 咳が数日以上続く

※お子さんが小さいうちは、お医者さんであっても風邪と喘息の見極めが難しく、
風邪がきっかけとなって喘息へ移行してしまうこともあります。
そのため、2.と3.は当てはまらないこともあります。

喘息かも?と思ったら

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お子さんが喘息かも?と思ったら、すみやかに小児科を受診する必要があります。
受診をする時の注意点と、喘息疑いだった場合の治療はどのようなものなのでしょうか?

小児科を受診する際の注意点

小児科の先生に、咳の出る様子をしっかりと伝えましょう。

特に喘息の咳は、夜間に悪化することが多いため、朝病院へ行く頃には落ち着いてるケースも少なくありません。

しっかりと、夜の状態を先生に伝えてください。
(咳が止まらなかった、ヒューヒューと呼吸が苦しそうだった、咳で起きてしまったなど)

特に、

  1. 咳があっても眠ることができていたのか
  2. 咳で何度か目が覚めてしまったのか
  3. 息を吸うときと吐くとき、どちらでヒューヒュー音がしていたか

というのは、治療の選択をする際に大切な情報です。
忘れずに医師に伝えるようにしてください。

喘息の疑いがあると診断されたら

喘息の可能性が高い場合は、小児科で血液検査を行い、原因となる物質を調べることがあります。
発作が度々起こるようならば、症状が無くなるまでは飲み薬を処方され、あわせて自宅で吸入をする治療を行います。
また、発作を予防するために、毎日アレルギーを抑える薬を飲む治療を行う場合もあります。

梅雨の時期は喘息発作に注意を

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喘息発作には、起こりやすい時期というものが存在します。
1つは季節の変わり目で、朝晩の寒暖差などが発作の引き金になってしまいます。

もう1つは、梅雨の時期です。
喘息発作の原因になるカビやダニは、気温25度以上・湿度60%以上で増殖します。
梅雨の時期になったら、なるべく部屋の換気をし、布団は布団乾燥機でしっかりと乾燥させるようにしましょう。
もちろん、こまめな掃除機がけも欠かさないようにします。

筆者の体験談

我が家の長男も、保育園に行き始めてからしょっちゅう風邪を引き、風邪のたびにゼロゼロと痰が絡んだ咳をすることが増えました。
家の近くの小児科クリニックで飲み薬をもらったり、症状が酷い時は吸入をしていましたが、
偶然少し大きめの病院で、喘息を専門とする先生に診てもらう機会がありました。
その時は、喘息につながらないように、1年ほどアレルギーを抑える薬を処方してもらいました。
幸い体の成長と共に咳が酷くなることは減ってきて、お薬も中止しました。
1歳の頃は喘息と風邪の咳の鑑別がしにくいため、予防的にお薬を使うケースも多いので、
薬を飲み続けるから心配・・・と思わず、体が大きくなるまでのサポートと思って、しっかりお薬を飲んだ方が良いと思います。

まとめ・我が子が喘息かも?と思ったら

赤ちゃんが小さいうちは、喘息かどうか判断しずらいことも多くあります。
咳の様子を注意深く観察し、早めに小児科へ相談に行きましょう。
こまめな換気、掃除に加えて、布団乾燥機を使ったダニ対策も咳予防には効果的です!

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執筆:金子奈菜絵
金子奈菜絵

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保健師ライター 金子奈菜絵

大学病院の小児科で新生児室・私立総合病院の産婦人科で長年看護師として従事してきました。 現在は保健師として、育児相談のアドバイスや赤ちゃんの健康チェックなど、地域の子育て支援事業に参加しています。生後1か月健診~3歳6か月健診の健診も担当しています。男の子を2人育てるワーキングマザーです。