海や山で子供が怪我!保健師が薦める持っていきたい応急処置グッズと処置方法

執筆者:金子奈菜絵

これだけは持っていきたい応急処置グッズとは?

夏休みは、小さな赤ちゃんも、プールや海・川などにお出かけする機会も増えますね。

楽しさのあまり、走り回って転んでしまったり、うっかり日焼けをしてしまったりと、夏のレジャーには怪我がつきものです。

そんな怪我にママが慌てず対応できるように、保健師が、応急処置アイテムと応急処置の方法をお伝えしたいと思います。

これだけは持っていくべき!応急処置アイテム

応急処置グッズ
  1. 絆創膏(大小サイズ違いで数種類あると便利です)
  2. 清潔なガーゼ(個包装されているもの)
  3. アイスノン(力を加えると急に冷えるタイプだと、溶けなくて便利です)
  4. 虫刺され薬(赤ちゃんでも使えるタイプのもの)
  5. ピンセット(とげぬきや、ガーゼを清潔に扱うために必要です)
  6. 水道が近くに無いところなら、ペットボトルに入れた清潔な水

怪我の種類別・応急処置の方法

保健師 (25)
それでは、ここからは怪我の種類別に応急処置の方法をご紹介していきます。

1.ガラスの破片や石でけがをしたら

滅菌ガーゼ
海や川で良くあるのが、落ちているガラスや鋭い石で手足を切ってしまうというものです。
傷口が汚れていたら、清潔な水でよく洗い流します。
そして、清潔なガーゼで10~20分程傷口を圧迫し、止血します。
その後、絆創膏やガーゼで保護してあげましょう。
出血がなかなか止まらない場合は、傷口より心臓に近い動脈を圧迫しながら、なるべく早く医療機関の受診が必要です。
(例:指の出血→指の付け根、下肢の出血→ももの付け根で脈が触れるところ、ひじから下の出血→ひじの内側で脈が触れるところ)

また、注意したいのが、錆びた釘やサンゴ礁などで怪我をしてしまった場合です。

この場合は、傷口から感染してしまうことが多いので、なるべく早く病院を受診して消毒・処置をしてもらうようにしましょう。

2.転んだり怪我をしてしまったら

キズパワーパッド
すり傷が出来た場合は、清潔な水(水道水や、持参した清潔な水)で傷口を良く洗います。
そのうえで、絆創膏や清潔なガーゼで保護してあげましょう。

最近では、消毒剤を使用すると、かえって傷の治りが遅くなることがわかってきています。

清潔な水でよく洗うだけで感染は防げますので、消毒剤を持ち歩かなくても大丈夫です。
傷跡が残るのが心配であれば、傷を乾燥させずに保護するタイプの絆創膏を持ち歩くと良いでしょう。

3.日焼けしすぎてしまったら

保冷剤
日焼けは、軽いやけどと同じと思ってください。

日焼け止めをしっかり塗るのは大前提ですが、それでも日焼けしてしまったら、まずは冷やすことが大切です。
冷やしたタオルや、濡れたタオルに保冷剤をくるんで、しっかり冷やしてあげましょう。
特に、小さな赤ちゃんの場合は、シャワーよりも濡れタオルが肌に優しくておすすめです。
ほてりが治まったら、しっかりと保湿をしてあげます。

4.やけどをしてしまったら

蛇口
バーベキューが増える時期に多いのがやけどです。
暑くなった滑り台などの遊具でやけどをしてしまうことも増えてきます。
やけどをしてしまったら、流水で痛みが和らぐまで20分程度を目安によく冷やします
赤ちゃんは皮膚がとても薄く、小さなやけどでも化膿してしまうことがあるので、必ず後で皮膚科を受診しましょう。

市販の軟膏は塗らない方が良いと言われています。

みずぶくれが出来てしまったら、なるべく破かないようにして病院を受診してください。

5.虫やクラゲに刺されてしまったら

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虫に刺されて大きく腫れてきてしまったら、まずは保冷剤でくるんだタオルなどで冷やし、その後市販の軟膏を塗ります。
痛みが強い場合は、皮膚科で塗り薬を処方してもらった方が良いでしょう。

クラゲに刺されたときは、真水ではなく、海水で洗うことを忘れないようにしましょう。

その後、保冷剤などでよく冷やします。
痛みや腫れがひどければ、皮膚科を受診してください。

夏のレジャー・応急処置のまとめ

出先や旅先で、小さな赤ちゃんや子供がけがをすると、パパやママは大慌てですね。
すぐに対応できるように、応急処置セットを作り、持ち歩くのを忘れないようにしてください。
特にお盆休み中や土日祝日は、開いている病院も限られているため、応急処置が大切になってきます。

急な受診に備えて、休日でもやっている病院を調べられるサイトなどを携帯でブックマークしておくと更に安心です。

大抵、県が休日診療をしている病院のリストをHPに乗せているので、お出かけ前に調べておくと良いですね。
怪我に気を付けて、楽しい夏をお過ごしくださいね。

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執筆:金子奈菜絵
金子奈菜絵

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保健師ライター 金子奈菜絵

大学病院の小児科で新生児室・私立総合病院の産婦人科で長年看護師として従事してきました。 現在は保健師として、育児相談のアドバイスや赤ちゃんの健康チェックなど、地域の子育て支援事業に参加しています。生後1か月健診~3歳6か月健診の健診も担当しています。男の子を2人育てるワーキングマザーです。