保健師
嫌がるのを必死に乗せた経験があるママも多いのではないでしょうか。泣きながら無理やり乗せるのは赤ちゃんだけでなく、ママにとっても大きな負担となりますよね。ついついイライラしてしまい、ベビーカーでのお出かけが嫌になるママも。
そこで、赤ちゃんが嫌がらずに乗ってくれる方法をいくつかご紹介いたします。
あなたに読んでほしいこと
生後8・9・10か月の赤ちゃんがベビーカーを嫌がる原因と赤ちゃんの成長
保健師
赤ちゃんがベビーカーを嫌がる5つの原因
- ママの顔が見えない
- 抱っこがいい
- 乗り心地が悪い
- 動けなくなるのが嫌
- 退屈
生後8か月以降の赤ちゃんは、じっとしていることや動きを制限されることをとても嫌います。これは赤ちゃんに自我が芽生え、自分で動きたいという要求がでてきた成長の証。
また、ベビーカーやベビーシートは生後まもなくから使っているママも多く、赤ちゃんもどういうものか理解しています。なので、これに乗ったら動けなくなるということが分かってしまっているんですね。
まずは赤ちゃんが楽しく乗れるように、ママもいろいろな工夫をしてみてください。
生後8・9・10か月の赤ちゃんを座らせる方法 1. おもちゃにもひと工夫を!
保健師
まずは、乗っていても遊ぶことができるんだ!ということを教えてあげることが大切です。おすすめはベビーカー・ベビーシート専用のおもちゃ。「乗っているときにしか遊べない特別なもの」と認識してくれるので、そのおもちゃで遊びたいという欲にかられ、自分から乗りたいといい出すようになる赤ちゃんもいるほどです。
もちろん、特別なものではなく、いつも遊んでいるお気に入りのおもちゃを一緒に持って行くのも効果的です。いつも遊んでいるものがあると赤ちゃんも落ち着くことができますよね。
車の中で
車の場合は、赤ちゃんの好きな音楽やDVDなどを流すことも効果があります。赤ちゃんは音楽が好きなので、あっという間にご機嫌になってくれそうですよね。また、ママの声も大好きなので一緒に歌ってあげると、さらに喜んでくれます。
生後8~10か月ごろは手足の力もつき、おもちゃで遊ぶのが上手になるころです。おもちゃで遊ぶという楽しみを利用して、ベビーカーやベビーシートに乗せてみてください。
おもちゃにひと工夫した体験談
みうまま・1月生まれ・東京都在住
ゆうめいママ・5月生まれ・愛知県在住
ずっぴーー・12月生まれ・愛知県在住
赤ちゃんグッズが売っているお店に行ったとき、ベビーカーにもベビーシートにも付けられるおもちゃがあることを知りました。それから車などにも付けていたら以前と比べて断然、泣く回数が減りました。眠たくて泣いているときは何をしてもダメなので、可哀想ですが泣かせています。それ以外で泣くときは抱っこ紐でした。
まきママ・6月生まれ・大阪府在住
生後8・9・10か月の赤ちゃんを座らせる方法 2. ベビーカー・ベビーシート自体の工夫(ベルト・シート・角度)
保健師
なので、なるべくベビーカーは対面式にし、ママの顔を見せて赤ちゃんを安心させるようにしましょう。
ベビーシートに関しては、10kgを超えている赤ちゃんであれば前向き可能なので、後ろ向きではなく前向きにしてママが見える状態にしてあげてください。10kg未満の赤ちゃんは後ろ向きのほうが安全ですので、無理に前向きにする必要はありません。
また、景色が見えず空ばかり見るのも赤ちゃんにとっては退屈です。腰が据わっている赤ちゃんの場合はシートを起こしてあげて、一緒に景色を楽しみながらお話をしてあげると喜びます。
ベビーカーもベビーシートもベルトをしないと、赤ちゃんの命にかかわるような事故がおきかねません。赤ちゃんが嫌がってしまう場合もありますが、ベルトは必ず着用させてください。
ベビーカー・ベビーシート自体に工夫した体験談
そう・12月生まれ・京都府在住
かなで・3月生まれ・東京都在住
すると、しっかり背もたれが立っているからか、嫌がることなくしっかり乗ってくれました。また、お気に入りのブランケットを付けるとより安心するようで、どんなときでも持って行って、ぐずったら付けるようにしていました。
むぎまま・11月生まれ・大阪府在住
そこで、お散歩のときなど乗せたいときには、腰ベルトだけ着用させています。もちろんそれでは歩いて動くと危ないんですが、最悪下に落ちることはありません。
ただ、上半身がつんのめることはよくあるので、後ろから押すというより横に立って手を引くようにベビーカーを引くようにしました。