【寝返り期の親子必見!】 子どもの身体機能と興味を伸ばす腹ばい遊びのすすめ

執筆者:上野まこ

子どもの身体機能と興味を伸ばす腹ばい遊びのすすめ

仕事柄、多くのおかあさんとお話しする機会があるのですが、
ハイハイしないで、すぐに立ち上がり伝い歩きをする子が多いというのを実感します。
子どもの成長は子どもの個性。
住宅事情も関係しているので、一概に良い・悪いということはいえません。
しかし、ハイハイを通して脳はとても多くの刺激をもらうことも事実です。
では、ハイハイを促すために、周りの大人はどうしてあげたらいいでしょうか?
今回は、子どもの運動発達を促す遊びをご紹介いたします。

腹ばい遊びをオススメする理由はこれ!

1. 好奇心、興味を広げます

ネンネ期のあかちゃんは天井をむいています。
視界は首が横に行く範囲から上です。
天井を見上げてみてください。どんなものが見えるでしょうか?
大人が思っている以上に天井には何もありません。
つまり、あまり良い刺激を与えてくれる空間ではありません。
(入院期間が長い老人は、一過性の認知症に陥ることがあります。
病院という清潔な白い空間は情報が少なく、脳の得られる情報が少ないからと指摘する研究も少なくありません。)
寝返りをし、うつ伏せの腹ばいになるとそれまで見ていた視界とは別の世界が広がります。
物の見え方がまるで違います。
眼球の動きも上ばかりみているときとは違います。
お父さん、お母さんも仰向けから一度、腹ばいになってみてください。
天井にあるものを見ていた視界と腹ばいの姿勢で見える世界がどう違うのか一目瞭然です。 情報利用の多さに気が付くと思います。
ものの見え方が違うということは、子どもにとってもどんな感じなのか気が付くと思います。

2. 筋肉の発達促進

腹ばい姿勢はハイハイの第一歩です。
腹ばいから自分で動きたい、あっちに行きたいとズリズリ動き出します。
腹ばいの最初は、首を持ち上げるのもそんなに長い時間はできません。
首を持ち上げるには、首の力はもちろん背中の筋肉、胸の筋肉など全身の筋肉を使います。
これは、ハイハイする力やお座りした姿勢を保つ力、やがては立ち上がり歩行するために必要な筋肉なのです。
人間が立ち上がり歩くためには、身体のいろんな部分の筋肉を使います。
足だけ使うわけではないのです。
子どもは体が柔らかいので、転んでも大けがをしませんが、最近は転ぶのが下手な子どもも出てきています。
しっかりとした歩行がきるようになるためには、あかちゃんの時期からの動きが大切です。
筋力がつかないと立ち上がったときに転びやすかったり、ケガをしやすかったりします。
成長していくためには、基礎的な力を蓄える腹ばいの時期がとても重要です。
腹ばい姿勢は、心肺機能の発達も促します。
身体の外の筋肉だけでなく、インナーマッスルも鍛えられ、丈夫な身体へと導きます。

大人はどんなことに気を付けなければいけないか

安全面での注意点

  • 腹ばいの姿勢の時は、目を離さないこと
  • 激しく泣いているのに、訓練のように無理やり腹ばいにしないこと

首をまだ上手にあげられない時は、顔を真下に突っ伏してしまうことがあります。
怪我をしないように硬すぎる床のような場所、窒息を防ぐためにやわらかすぎない場所が重要です。
適度な柔らかさのマットの上で、腹ばいにしてあげましょう。
柔らかく身体が沈むものは、窒息する場合があるので気をつけましょう。
(低反発マットは窒息の危険が指摘されていますので、使用しないことが無難です)
おっぱいを飲んですぐはやめましょう。
胃が圧迫され、吐きやすくなりますし、子どもも苦しいと思います。。

嫌がるときはどうすればいいか

最初のうちは筋肉も少なく苦しいので、嫌がることが多いようです。
長時間するのではなく、ごきげんのいい時にほんの数分からはじめましょう。

  • お母さんが目の前に同じ姿勢で腹ばいになり顔をむきあいながら声をかけてみる
  • 目の前に、ひものついたおもちゃや布のボールなどを置いて興味を持てるようにする。
  • あかちゃんのワキの下あたりに、バスタオルを丸めたものをはさむ(すこし胸のあたりをあげると苦しくなく、腹ばい姿勢が楽にできます)

がおすすめです。

腹ばいで遊ぶとき使いたいおもちゃ

ひものついたおもちゃプルトイ

PLANTOYS 5109 スネーク
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写真 2 (4)
車輪のついたおもちゃに紐をつけるのも一つの手です。

鈴のはいったコロコロころがるおもちゃ

写真 4 (1)

動きや音に喜びます。

布のボールなど

スマイルキッズ (知育玩具) ベアボール  カラフルな布製ボールには、指先を使う仕掛けが・・・
このようなおもちゃを目の前で動かしたり転がしたりすると 手を伸ばしたくなります。
追いかけたくなります。

まとめ

そういった気持を引き出すおもちゃが、腹ばいのあかちゃんには適しています。
ここにあげたおもちゃは、この時期からハイハイで動けるようになった時、さらに立ち上がりよちよち歩き出した時にも使えます。
歩き始めると、自分でひっぱって歩く、または自分で転がすなど…長い期間をとおして遊べるおもちゃです。
お子さんの成長を助ける遊びを是非、おうちでも試してあげてくださいね。
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ABOUTこの記事をかいた人

保育士・幼稚園教諭・おもちゃコンサルタント 上野まこ

保育士と幼稚園教諭、おもちゃコンサルタントの資格を持つベテラン保育士のライターです。公立保育園で勤務を経て、フリーランスで子育て講座やおもちゃ講座の講師、市の発行する子育て広報誌にコラムを載せてきました。現在は、幼稚園や保育園へ定期的に足を運び、あそびと造形の講師のほか、お母さんたちの相談役として、育児の不安やストレスに耳を傾け、子どもとのかかわり方をアドバイスしています。宮城県に住んでいます。