子どもの成長は子どもの個性ですが、最近はハイハイしないで、すぐに立ち上がり伝い歩きをする子が多いです。
寝返りをする時期に腹ばいで遊ぶことで背筋や足・腕の筋力アップにつながります。
保育士
今回はうつ伏せで赤ちゃんが遊べるおもちゃと遊び方を紹介します。
あなたに読んでほしいこと
腹ばい遊びをオススメする理由はこれ!
腹ばい遊びを通して脳はとても多くの刺激を受け、身体は全身の筋肉をつけてくれます。
では、腹ばいになって遊ぶために、周りの大人はどうしてあげたらいいでしょうか?
うつ伏せがまだ長時間できない時
保育士
視界は首が横に行く範囲から上です。
天井を見上げてみてください。どんなものが見えるでしょうか?
赤ちゃんたちは天井を眺めていても、脳への刺激は少ないのです。うつ伏せが長時間できないうちは
- 手にもって軽いもの(オーボール・ガラガラなど)
- 吊るすタイプのおもちゃ(メリー・ガーランド)
2. 筋肉の発達促進
腹ばい姿勢はハイハイの第一歩です。
腹ばいから自分で動きたい、あっちに行きたいとズリズリ動き出します。
腹ばいの最初は、首を持ち上げるのもそんなに長い時間はできません。
首を持ち上げるには、首の力はもちろん背中の筋肉、胸の筋肉など全身の筋肉を使います。
これは、ハイハイする力やお座りした姿勢を保つ力、やがては立ち上がり歩行するために必要な筋肉です。
人間が立ち上がり歩くためには、身体のいろんな部分の筋肉を使います。
足だけ使うわけではないのです。
子どもは体が柔らかいので、転んでも大けがをしませんが、最近は転ぶのが下手な子どももでてきています。
しっかりとした歩行がきるようになるためには、あかちゃんの時期からの動きが大切です。
筋力がつかないと立ち上がったときに転びやすかったり、ケガをしやすかったりします。
成長していくためには、基礎的な力を蓄える腹ばいの時期がとても重要です。
腹ばい姿勢は、心肺機能の発達も促します。
身体の外の筋肉だけでなく、インナーマッスルも鍛えられ、丈夫な身体へと導きます。
大人はどんなことに気を付けなければいけないか
安全面での注意点
- 腹ばいの姿勢の時は、目を離さないこと
- 激しく泣いているのに、訓練のように無理やり腹ばいにしないこと
首をまだ上手にあげられない時は、顔を真下に突っ伏してしまうことがあります。
怪我をしないように硬すぎる床のような場所、窒息を防ぐためにやわらかすぎない場所が重要です。
適度な柔らかさのマットの上で、腹ばいにしてあげましょう。
柔らかく身体が沈むものは、窒息する場合があるので気をつけましょう。
(低反発マットは窒息の危険が指摘されていますので、使用しないことが無難です)
おっぱいを飲んですぐはやめましょう。
胃が圧迫され、吐きやすくなりますし、子どもも苦しいと思います。。
嫌がるときはどうすればいいか
最初のうちは筋肉も少なく苦しいので、嫌がることが多いようです。
長時間するのではなく、ごきげんのいい時にほんの数分からはじめましょう。
- お母さんが目の前に同じ姿勢で腹ばいになり顔をむきあいながら声をかけてみる
- 目の前に、ひものついたおもちゃや布のボールなどを置いて興味を持てるようにする。
- あかちゃんのワキの下あたりに、バスタオルを丸めたものをはさむ(すこし胸のあたりをあげると苦しくなく、腹ばい姿勢が楽にできます)
がおすすめです。
腹ばいで遊ぶとき使いたいおもちゃ
ひものついたおもちゃプルトイ
鈴のはいったコロコロころがるおもちゃ
動きや音に喜びます。
布のボールなど
このようなおもちゃを目の前で動かしたり転がしたりすると 手を伸ばしたくなります。
追いかけたくなります。
まとめ
そういった気持を引き出すおもちゃが、腹ばいのあかちゃんには適しています。
ここにあげたおもちゃは、この時期からハイハイで動けるようになった時、さらに立ち上がりよちよち歩き出した時にも使えます。
歩き始めると、自分でひっぱって歩く、または自分で転がすなど…長い期間をとおして遊べるおもちゃです。
お子さんの成長を助ける遊びを是非、おうちでも試してあげてくださいね。
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