自宅でお小遣いを稼ぎたい!委託販売・フリマ利用の注意点と流れ

執筆者:西丸みのり

お客さんとのやりとりを楽しみながら稼ぐ

インターネット上のオークションや販売サイトでの売買を経験したら、
直接お客さんとのやりとりができる販売方法に興味がわく方もいるのではないでしょうか。

作品販売の手段として比較的手が届きやすい、3つの方法をご紹介します。
準備に時間や手間はかかりますが、ネット販売には無い対面販売の魅力がありますよ。

作品販売の機会を得よう! 各イベントの特徴

1.フリーマーケットへの出店

フリーマーケット
今回紹介するものの中では、一番参加しやすいのがフリーマーケットです。
家にある不要品を売る目的で参加する方が多いイベントですが、ハンドメイド品販売目的で利用する方もいます。

年間通じて各地で開催されているため参加の機会が作りやすく、
用意する売り物も、自分で制作した作品だけに限らないため商品がそろえやすいのがメリットです。

お客さんとのコミュニケーションが取れ、よく売れるものとそうでないものがその場でわかります。
また、慣れたお客さんに「値切られる」機会が発生するのもフリーマーケットの特徴といえるでしょう。

不要品の価格交渉には応じ、自分の作品の価格は守るなどのルールを自分なりに設定しておくと、収入確保に繋がりやすいですね。

2.クリエーター系イベントへの参加

雑貨店
布小物や洋服に限らず、あらゆるジャンルの手作り品が集まるクリエーター系イベントは、規模の大小を問わず盛んに行われています。

客層でいうと、フリーマーケットが「中古品を安く買う」目的であるのに対し、
こちらは「多少高くても、ここにしか無い一点ものが欲しい」または
「ファンである作家さんが作った商品を買いたい」という人が多くいるのではないでしょうか。

いずれにせよ、手作り品に対して興味と理解のある人がお客さんであり、常連さんほど目が肥えています。
1回だけの参加の結果がすべてでは無いでしょうが、自分の作品の需要がどの程度のものなのかを肌で感じされる場所になるでしょう。

ほかの出展者の作品をまとめて見ることができる機会にもなり、勉強の場、マーケティングの場としても有効であることは間違いありません。

3.委託販売

雑貨店
手作りの作品を積極的に集めて販売している雑貨店や、レンタルボックスのような名称で店舗の一部を販売用に解放しているケースがあります。

そういったお店に自分の作品を置き、店に来たお客さんに購入してもらうのが委託販売になります。

「ナチュラル系の婦人服がメイン」
「色鮮やかなポップ系雑貨が多い」
「和物・和柄商品に力を入れている」
…等、オーナーの個性が販売物に反映されているお店が多いようです。

自分のカラーとお店の取り扱い商品がうまくマッチすると、収入に繋がりやすいのではないかと思います。

中には場所だけを提供して賃料だけを徴収し、その後のフォローが全くない…
といった業者も存在しますので、熱心なオーナーのいるお店を探すことが重要です。
店周辺だけでなく、広く全国から作家を募集している店も多くあります。

まとめ

今回紹介した3通りの販売方法は、ネット販売には無い準備が必要になります。
たとえば…

  • 出店、参加に際して参加費が発生する
  • 販売品をあらかじめある程度の数用意する必要がある
  • 陳列用の什器や、釣り銭の用意、持ち帰り用の袋等の準備が必要になる
  • 当日の搬入や設営など、大がかりな作業が伴う可能性もある
  • 販売店までの送料が発生する(委託販売の場合)

こういった、販売にかかる商品以外の必要経費や、材料費等のまとまった出費は
ある程度覚悟しなければなりません。
全く元手ゼロで始められるものではありませんが、お金に換えられない経験を積める場所でもあります。

普段、大人と会話することが少ない育児中の主婦などは、お客さんとのおしゃべり目的で参加するという人もいるかもしれませんね。
また、同じイベントに出続けると、固定客をつかむことができる場合も。

得意なことを収入につなげる手段の一つとして、このようなイベントを利用してみるのも良いかもしれませんね。

執筆:西丸みのり
西丸みのり