子どものトイレトレーニングに焦ってませんか?
幼稚園や保育園に入園が迫ってきてよくこんな不安や焦りの声を聴きます。
「まだうちの子オムツなの」
「トイレでできない」
「おしっこでたー」が言えない…
これでは集団生活に適応できないどうしようと、不安になっていませんか?
急いでなんとかしなきゃと焦るママも多いのではないでしょうか?
今回は、焦らないためのトイレトレーニングのポイントを取り上げたいと思います。
1.トイレトレーニングはいつからはじめるのがいいのでしょう?
排泄の機能には個人差があります。
排泄の間隔も一律ではありません。
間隔が短い子どももいれば長い子もいます。
成長発達につれて一定時間、排泄の間隔があき始めます。
ちなみに、保育園では1歳児クラス(2歳になる子どもたち)からオマルや乳児用のトイレで排泄の練習をはじめます。
2.まずは座るところから
でても出なくても、まずは、オマルやトイレに座ってみましょう。
嫌がらずに、ちょっとの時間でも座ることが重要。
これがトイレトレーニングのスタートです。
保育園では、お遊戯やお外遊びなど活動をはじまる前に、みんな順番にトイレに行きます。
その後は
- お昼ごはんの前
- ご飯を食べた後
- お昼寝の前
- お昼寝から起きた後
と、いうように活動の節目でトイレに行きます。
子どもたちにとって大切なのは、活動の節目で座ること。
最初は出ない子も、座るうちに徐々にそのタイミングで排泄をするようになってきます。
お家でもまずは、
- 朝起きてすぐ座る
- ご飯のあと座る
というように生活のリズムの中でオマルやトイレに座る習慣をつけるといいですね。
3.感覚が大事!
濡れて気持ちが悪い
子どもがそのように感じることが大事です。
紙オムツをずっとしていると、吸収率が高いことや慣れなどから不快に感じないこともあります。
お家で遊んでいるときなど、布のパンツにしてあげてみませんか?
おしっこのでた感覚を、子ども自身が感じるのは大事です。
おもらしされるとお母さんとしては、イラっとすることもあるかもしれません。
けれど、安心してください。それがずっと続くわけではありません。
子どもの成長の為に、今は必要な失敗だと思ってみませんか?
必要な失敗だと思うとイライラしないで対応できると思います。
4.嫌なもの、嫌な事と思わせない
オマルやトイレに座っている間、子どもだけにしておかないようにしましょう。
トイレの中に1人で座らされていると子どもは不安になります。
怖い場所と認識してしまうので、必ず一緒についていてあげましょう。
そんなに長い時間座っていなくていいのです。
座っている間、歌を歌ったりすると気持ちがリラックスしますよ。
トイレの中にお子さんの好きな絵やキャラクター、ポスターなどを貼ってあげるのもいい方法ですね。
思うようにトイレトレーニングが進まなくても大丈夫
トイレのトレーニングをするのに最も大事なポイント
- 焦らないこと
- うまくできなくて失敗が続いても叱らないこと
- 叱ってはいけない、とイライラしないこと
- 失敗して当然と思うこと
- のんびり構えること
の5つが重要です。
幼稚園入園間際なのに…
来週から保育園なのに…
まだオムツがはずれない。と心配しなくても大丈夫です。
幼稚園(保育園)で最初は何度かおもらししても大丈夫です。
先生たちはそれを厳しく叱ったり、面倒がったりはしません。
そういうことは、きちんと理解して仕事をしているプロなので大丈夫です。
そして、幼稚園や保育園で過ごす中で気がつけばトイレで排泄ができるようになるということは多いのです。
生活のリズムができると排泄のリズムもつきます。
と思わなくて大丈夫ですよ。
逆にお母さんが不安がっていると、子どもに不安が伝わります。
どーんとかまえていましょう。