売れ筋商品をリサーチして収入につなげよう
出産、育児を機にハンドメイドに目覚めるという人は多いですよね。
ベビーグッズから始まり、子供服、入園グッズ…自分が作ったもので子どもが喜んでくれるのは嬉しいものです。
趣味で作るのであれば、自分の好きなものを好きなように作れば良いのですが、
販売を考える場合、やはり「どのような商品に需要があるのか?」を知るべきです。
せっかく作った商品を一人でも多くの人に見てもらうためにも、マーケティングを意識した作品作りをしてみませんか?
売れる商品とはどんなもの?
売れるものと売れないものの違いはなんでしょうか。
人が欲しくなるようなものとは、たとえばこんなものがあります。
- 世の中に1点しか無いもの(作家の作る一点もの)
- 自分の好みに合わせて作ってくれるオリジナルグッズ(オーダーメイド品)
- 必ず使うもの(レッスンバッグや巾着等の入園入学グッズなど)
- ブランド品(特定の有名作家が作った作品)
反対に、売れにくいものを例に挙げるとこのようなものです。
- 誰でも作れるもの
- 既製品で代替えがきくもの
- 使用するタイミングが難しいもの
- 用途がわかりにくいもの
すべてのケースに該当するわけではありませんが、「自分でも簡単に作れるな」と思うものをわざわざ買うということは少ないでしょう。
同じ商品であれば、既製品のキャラクターものを選ぶ場合も多いと思います。
何に使うか一目でわからないものや、日常的に使わないものも売れにくいと言えます。
売れる商品をイメージしにくければ、まずは自分が欲しいもの、使いたいものを考えてみましょう。
商品の付加価値を考えてみる
オークションサイトなどである程度安定して売れているものの中に「入園グッズセット」があります。
商品1つずつを見てみると、巾着、手提げバッグ、ポケットティッシュケースと簡単に作れるものばかりです。
ミシンに不慣れな人でも「我が子の入園グッズだけは作る」という人も多いことから、
道具と材料があれば作れる商品と言えるでしょう。
売れない商品に挙げた、「誰でも作れるもの」に該当します。
ですが、実際に売れているものを見るとそのセットは「同じ柄の生地で作っている」ことが多いのに気がつくでしょう。
「すべてのグッズをおそろいにできる」という付加価値がついていると考えることができないでしょうか。
同じ生地を使っている、または同じテイストでまとめられているなど、何かしらの理由が売れているものにはあると思うのです。
もちろん、こんな実用的な理由では無く「好きだから」買うという場合もありますよね。
着物地を普段使いしたくて、アンティークの着物をリメイクした服を買う。
ミシンをする時間が確保できないので、揃いの入園セットを買う。
人がどうしてその商品を買うのか?を考えていくと、売れやすいものが次第にはっきりしてきます。
売れ筋を知る簡単な方法
商品の付加価値や、売れそうなものの想像が全くつかない!という方にはこんな方法もあります。
年間通してのウォッチを続けると、次第に何が売れて何が売れないのかがわかります。
時間はかかりますが確実な方法と言えるでしょう。
まとめ
マーケティングというと、どうしても企業が行うイメージが強くあります。
「主婦が趣味でするおこづかい稼ぎで、そんなことする必要あるの?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ですがせっかく手間暇かけて作品を作るのですから、人に選ばれるものを作ってみて欲しいのです。
人が欲しいと思うものは何かな? こういうものはどうかな? という試行錯誤がひいては収入に繋がる。
家にこもりがちな主婦にとって、ちょっとした自分へのご褒美にもなります。
得意なことでのおこづかい稼ぎ、チャンスがあれば是非トライしてみてくださいね。
執筆:西丸みのり