授かり婚には、離婚しやすいイメージがありませんか?
世間では、授かり婚の夫婦に対して「もともと、結婚や子どもをもつことに準備ができていなかった未熟な二人ゆえに離婚」・・・と思われがちですね。
私も子どもを授かったことをきっかけに結婚をした中の一人です。
結婚してすぐのころは、よくケンカもしましたし、1人で腹も立てました。
授かり婚をした場合、結婚して、子どもができて・・・と、目まぐるしくすすむ毎日と将来への不安がありますよね。
そこで、こんな気持ちが生まれるのではないでしょうか?
- そんな気持ちをパートナーは理解してくれているのかなぁ。
- もう少し気遣いを見せてほしなぁ。
知らず知らずにパートナーへの期待値があがり、それに応えてもらえないと、不安になったり、怒りを感じたりしますよね。
「私のお腹の中には、大事な赤ちゃんがいるっていうのに」って。
授かり婚のママ、プレママ、そんなことはありませんか?
でも、お腹に赤ちゃんがいないだけで、パートナーも結婚していくことへの責任感や、父親になることへの戸惑いを感じていたとしたら?
どうでしょうか?
付き合っていた頃の面影はどこに?
結婚してからもラブラブでいたいですよね。
でも、現実はそんなにうまくいかないことのほうが多いのです。
たとえ、ついこの間までそうだったとしてもです。
以前より、優しくなくなったなぁと感じたり、記念日を忘れられてしまったり・・・と、
自分への愛情がなくなってしまったのでは?と、不安になることもあるかもしれません。
ラブラブだったカップルから、思いがけず夫婦になった場合はなおさら。
でも、胸に手をあててみて。
あなたはどうですか?
付き合っていた頃の面影はどこに?それは、パートナーも同じ思いかもしれません。
短期間に、妻になること、母になることに必死で、付き合っていた頃のように愛情表現をしてあげていますか。
もちろん、以前のようにはできなくても、気遣いを見せたり、求めすぎることをお休みしたりすることはできるかもしれませんよ。
最近、仕事帰りが遅くない?もっと早く帰ってきてよ!
パートナーの帰りが以前より遅い。
結婚したてというのに、いつもママと(お腹の)赤ちゃん二人きりで寂しい。
という不満はありませんか?
寂しさと不安を以前のように察してもらえないと、釣った魚には餌をやらないのかと腹も立ってくるかもしれません。
もう少し大切にしてほしいという思いから、
「もう少し早く帰ってきてよ」とついつい小言を言いたくなってしまいます。
でも、怒る前にちょっと待ってください。
帰ってくるのが遅いのは、家庭という守る存在ができたからかもしれません。
あなたとお腹の赤ちゃんのために、今までは断っていた仕事も断らずに引き受けているのかもしれませんよ。
男の人って、結婚すると仕事への取り組み方が全然変わってくるんだよね。
前はあんなにとがってた人だったのに、結婚した途端に上司に言われたことを言われた通りにやるようになる。
守るものができるって本当に男の人って変わるみたい!
以前、同じ会社に勤める女友達のなにげない言葉に、私もハッとしたことがあります。
労ってますか?
もしも、パートナーの仕事がおそくなってきたら、家庭の主としての責任感が現れたという証拠かもしれません。
「お仕事、お疲れ様」
家族のために仕事を頑張っていると思えたら、自然とその言葉をかけてあげましょう。
甘える作戦
どうしても寂しいのなら、怒るのではなく、あえて自分が寂しいということを言葉にして甘えてみましょう。
「責任感の強いあなたなら、私と子どものために頑張ってくれているって感謝してるよ。
でも、私はあなたがそばにいてくれるだけで安心なの。」
恥ずかしいのはわかります。
でも、小言にするより、効果的だと思います。
どうして子どもと接したがらないの?もしかして、子どもは私に任せきり?
最近は、イクメンという言葉が一般的になるほど、男性も育児に参加するのが当たり前になりつつあります。
もともと子ども好きで、子どもの相手が上手な人は男性でもいます。
でも、一般的にみればどこのお宅のパパも、育児初心者です。
かわいいとは思ってはいても、何をどうすればいいのか、ただわからないだけなのです。
加えて、男のプライドが邪魔して、「どうすればいいいか、わからない、教えて」とは言えずにいるのかもしれません。
ましてや、予期せずパパになった授かり婚のパパ達は、目の前に突然赤ちゃんが現れるので、戸惑うのは当然。
見本を見せて
完璧さは求めず、小言も言わず、まずは少し見本を見せてあげてください。
そのあとにご飯を食べさせることを手伝ってもらったり、お風呂に入れたり・・・、少しずつ任せてみるのはどうでしょう。
パパ大好き作戦
ほかにいい方法といえば、子どもにパパのことを好きになってもらうのも、子どもとパパをぐんと近づける方法です。
最初は、ママが子どもの言葉を代弁してあげるといいと思います。
「パパといると機嫌がいいね」
「パパの帰りを待っていたみたい」
そんな言葉に、どんどんと子どもへの愛情も湧いてくるはずです。
母親学級に参加
また、母親学級の中には父親の参加を薦めるクラスもあります。
そのような機会があれば出席して、育て方を技術的に学ぶということもいいと思います。
執筆者の場合
私もそうでした。
父親はよくお風呂に入れてくれたし、爪もきってくれた。本も読んでくれた。
そんな風に思って、イライラしたこともあます。
夫がなにもできないのが、ついつい頼りなく感じていたのです。
本当はできないのではなく、どうすればいいのかわからなかっただけなのに。
自分の父親だって、最初はお風呂の入れ方も、爪の切り方も知らなかったはず。
新米パパたちは少しずつ、私たちの父のように「しっかりした父親」に成長していくのだと思います。
例えば、子どもをお風呂に入れる、子どもの爪を切ってあげるというお世話をすると、子どもも妻も喜んでくれると発見するでしょう。
自分も嬉しいと感じたパパたちは、少しずつ新しいことに挑戦していくはずです。
そういう積み重ねで家族の形ができあがっていくのかもしれませんね。
まとめ
授かり婚はお腹に子どもが宿ったことを知った瞬間から、子どもが中心となって夫婦二人の関係を変えていきます。
その変化は、気持ちがついていけなくなるのでは・・・?と思うほど、本当に目まぐるしいものです。
でも、これだけは言えるのは、
付き合っていた頃のラブラブの幸せ以上に、家族の絆を持つ幸せがぐんぐんと育っているな、と感じる瞬間が来る!
ということです。
もしも、ママが不安になったとしたら、子どもがきっかけで結婚したから、うまくいかないのではありません。
物事があまりに目まぐるしく進んでいってしまうので、2人の気持ちがすれ違ってしまいがちです。
仲の良い夫婦は、夫が頑張るものでも、妻が頑張るものでもありません。
でも、過剰に期待するとイライラしてしまうもの。
「言葉に出さなくても理解してよ!」という考え方は、今は捨ててしまいませんか?
自分もパートナーも楽になれるはずですよ。
怒るくらいなら、カッコ悪くても甘えてみてください。
忙しくて時間がないかもしれませんが、お互いの思いを言葉にする習慣を作ってくださいね。