住宅ローン減税でこんなに返ってきた!
「家買うなら今だよ!住宅ローン減税で税金が返ってくるよ!」
そんな文句を聞いたことはありませんか?
今は金利も歴史的な低水準。
住宅ローン減税を利用すれば、大分お得に住宅を手に入れることができるのは間違いなしです。
でも、「住宅ローン減税」って一体なんでしょうか?
お金が返ってくるって本当?どのくらい返ってくるの?
そんな人のために、住宅ローン減税について分かりやすく概要を説明してみました。
ちょっとややこしいのですが、きちんと制度概要を知ることで、
住宅ローン返済を少しでも楽にできるはずですよ。
住宅ローン減税ってなに?
住宅ローンを組んだとき、わたしたちは、借りたお金プラス利息を払う必要がありますよね。
この負担が結構大変なので、住宅購入者の負担を楽にしてあげよう!といった制度です。
何が返ってくるの?
返ってくるのは、住宅ローンを組んだ人が一年間に支払った所得税と住民税です。
銀行に支払ったお金ではないのでご注意ください。
どのくらい返ってくるの?
ただし40万円を超えない。
分かりにくいので、具体例を出しますね。
年末残債2000万 支払い税金額13万円
この場合、(1)20万円 >(2)13万円なので、返ってくる金額は13万円となります。
年末残債2000万 支払い税金額25万円
この場合には、(1)20万円 <(2)25万円なので、返ってくる金額は20万円となります。
年末残債5000万円 支払い税金額30万円
この場合には、(1)50万円 >(2)30万円なので、返ってくる金額は30万円となります。
年末残債5000万 支払い税金額60万円
この場合には、(1)50万円 <(2)60万円なのですが、40万円を超えているため、返ってくる金額は40万円となります。
40万円を超えないのは、“控除対象限度額”が4000万円と定められているためです。
これは借入年度によっても異なってきます。
住宅ローン減税は10年間適用されるため、最大400万円も返ってくる計算となります。
ただし、上記で見て頂いたように、借入額が大きく税金の支払い額も大きい人しかフルで利用はできません。
その他にも、建物によって要件が変わってくるため、正確には財務省のHPを確認することをお薦めします。
大体の仕組みは上述したとおりです。
まとめ
変動金利であれば、現在1%を切っているため、住宅ローン減税で返ってくるお金のほうが、
支払う利息よりも多い、ということも十分あります。
うまく利用して、住宅ローンで得したいですね。
執筆:西藤みき