排泄のタイミングがわかりますか?
いざ、おむつなし育児をはじめようとしても、排泄の一瞬をどのようにキャッチすればいいのか途方に暮れていませんか?
もちろんおむつなし育児がうまくいっているママでも、全ての排泄をキャッチすることは大変難しいことです。
おむつなし育児の研究から、おむつなし育児中のママは2つの方法でその一瞬を感じ取っていることがわかりました。
2つ目は、目が覚めたり、おっぱいを飲んだりした後などの「タイミング」をみはからって、おまるに連れていくというものです。
1. 観察すべきは、「しぐさ」と「タイミング」
今、目の前にいる赤ちゃんは排泄したいとき、
また、どんな活動のあと、排泄しがちでしょうか?
時間的にも、気持ちにも余裕のある日に、おむつなし育児を始めてみましょう。
粗相をしてもいいように、防水シートを敷くなどの準備を整えてください。
布パンツを履かせたり、新生児ならおむつを開けて寝かせてみたりしてみるといいと思います。
授乳前、授乳中、授乳後のしぐさやタイミングも排泄と関係があることが多いので、要チェックです。
2. 「タイミング」をみて、おまるへ連れて行ってみる
タイミングをみて、おまるにつれていってみましょう。
- 朝や、お昼寝から目覚めたとき
- だっこ紐などからおろされたとき
- 授乳の前後、または授乳中 など
なにかをする前やした後で、おまるにつれていってみるということです。
排泄前の表情やしぐさにも注意しましょう。
ただ、排泄しそうだからといって、長い間おまるの上で待つのは禁物です。
少したっても出ない場合は、「今回は違ったんだ」と思ってください。
子どもにストレスを与える可能性もあるので、執拗に排泄を促さない方がいいのです。
私の場合、スリングからおろしておまるに座らせると、程なくしておしっこをしてくれることが多かったです。
赤ちゃんの身体感覚の鋭さに、感動してしまいますね。
3.赤ちゃんの排泄のサインとは
赤ちゃんのサインには個人差がある、月齢で変化していくことも。
多くのおむつなし育児経験者のお母さんは、おしっこの場合
- おっぱいを飲みたいわけでもないのに突然泣き出す
- 授乳していても寝転んでいても、落ち着きがない様子
- 表情が固まったりする
こんな様子をみて、赤ちゃんが排泄したがっていることを感じ取っているようです。
うんちの場合には、おならがでたり、いきむような顔をしたり、などと違ったしぐさがみられたりします。
また、月齢が上がっていくと、それまでと排泄前のしぐさや、排泄の間隔も変化していきます。
赤ちゃんがおまるで排泄することが習慣づけば、言葉で「シーっ」と自分から伝え始めるかもしれません。
赤ちゃんそれぞれに、排泄前のしぐさがあり、またそれも月齢によって変わっていきます。
ママは寄り添う気持ちを忘れずに、変化も楽しめたら素敵ですね。
執筆者の場合
それでも、成功したときは「気持ちよかったね」と声をかけて、見逃したときはすぐに濡れたパンツを変えていました。
その頃は、もう少しうまくやりたいと、思っていたし、「気持ちがわかってあげられていないのかな」と思うこともありました。
もし、その頃の私に助言できたら、「十分よくやっているし、自信を持って続けなさい」と言いたいと思います。
まとめ
赤ちゃんが気持ちよく排泄できるように、気を配り、目を配りするおむつなし育児。
その時間は、排泄のサインをたとえ見逃したとしても、充実した子育ての時間であることを忘れないでいたいですね。
執筆:森野杏莉
参考文献:「五感を育てる おむつなし育児」(三砂ちづる/著 主婦の友社)