ベビーグッズや入園グッズの準備のために、ミシンの購入を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
例えば、
- 子どもが生まれたことをきっかけにハンドメイドしたいという方
- 家庭科の授業でミシンに触って以来だけど、入園グッズにはサイズ指定があるから作らなきゃいけない方
- 出産や入学をきっかけに両親がこの機会に買ってくれる方
など、いろんな方がいらっしゃると思います。
失敗しないミシン選びをしたい!
理由は様々ですが、お子さんをきっかけにミシンを購入するケースも多いのではないでしょうか?
本当に困るのはミシン本体を選ぶ時ですね。
そもそも良いミシンとはなんでしょう?
インターネットでミシン選びのページを覗くと次のようなアドバイスを多く見かけます。
- 初心者こそ、ある程度高性能なミシンを選ぶと良い。
- ある程度の大きさがあり、安定感がある方が望ましい。
こんな風に結論づけていることが多いと思います。
腕に不安のある初心者だからこそ、ミシンの面倒な設定がいらないものが良い。
確かにその通りです。
ですが、これから本格的にはじめようという人はよいとしても、
「とりあえず、子どもの袋物だけ…」
と考えている方には少し気が重くなるアドバイスですよね。
ミシンは決して安い買い物ではありません。
しかし、「安物買いの銭失い」は避けたいところ。
予算の問題もありますが、調べていけば行くほどその種類や機能の多さに混乱します。
そもそも、「良い」ミシンとはなんでしょうか。
ミシンを買う前に考えておきたいハンドメイドの環境
張り切ってミシンを買い、家に届いたあとで、
と思うことがなくなるように。
ミシン単体ではなく、「ハンドメイドスタイル」自体を大きくとらえて考えます。
それでは、
ポイント1.どこで縫いますか?
ご自分の家のなかを想像して下さい。
ミシンソーイングをする場合、ミシンを置く場所の他にもスペースが必要です。
スペースが必要なのはこんなもの
- 針や糸、はさみなどの道具を入れた裁縫箱
- 作り方を書いたテキスト類
- 裁断したあとの布や持ち手などの副資材
ミシンを使うと、その周りはあっという間にモノで溢れます。
慣れれば、その時使うものだけを取り出してコンパクトに作業ができるようになります。
ですが、ミシンが久しぶりであればそのペースを掴むまで少し時間が必要です。
まず、「ミシンの作業台として使える広いスペースがあるか」を考えましょう。
専用の机を用意するのが難しければ、リビングのテーブルなども十分使えます。
豆知識
よく薦められる「安定感のある重たいミシン」。
そういうものほど、作業台になるテーブルはしっかりと「安定」していることが大切です。
ポイント2.座って使う? 腰掛けて縫う?
- 作業台として使うテーブルは背の高い、椅子に腰掛けるタイプがベター。
- 一番の理由は、「子どもの手の届きにくい場所で作業ができる」こと。
入園グッズを作るためのミシンなら、上の二つはなおさら重要です。
少し物心がついた子どもは、ママの見慣れない作業に興味津々。
「危ないよ」「ダメよ」と注意しても、ミシンや裁縫道具に触りたがります。
事故防止のためにも、少しでも高く手が届きにくい場所での作業が良いでしょう。
豆知識
さらに、たとえばミシンの付属品で両手が使えて便利の代名詞と薦められるフットコントローラー。
快適な作業環境を得るためにも、ミシンは腰掛けて使うのが良さそうです。
ポイント3.収納場所までの移動距離
ミシンがけをする場所から、収納予定場所までどのくらい距離がありますか?
あまりミシンを使わない予定であれば、押し入れやクロゼットがミシン置き場になるでしょう。
実際の重さは、5kgや10kgのお米の袋で確かめるとわかりやすいかもしれません。
収納場所と作業場は近いのがオススメです。
同じ部屋、とは行かなくても持ち運びが苦にならない距離がよいでしょう。
ミシン売り場で良さそうなミシンを見つけても、持ち上げるところまではしない方が多いのではないかと思います。
最近のネットショップではミシンの重量についても記載があるところがほとんど殆どです。
豆知識
あまりに重たいと、持ち運びがおっくうになりずっとしまいっぱなしになりがちです。
収納場所から作業場所へも遠くて、縫いはじめる前に疲れてしまうこともあります。
まとめ
自分に合ったミシンこそが、あなたにとって良いミシンだと思います。
使う環境を考えずに購入すると、ストレスが溜まって使わなくなるということも。
ミシンの性能以外のところで、ハンドメイドへの気持ちが薄れてしまうのはもったいないことです。
みなさんが、ハンドメイドを楽み、お子様の喜ぶ笑顔が増えますように。