粉薬の飲ませ方を写真で解説!離乳食前の赤ちゃんに薬を飲ませる方法新生児~生後5ヶ月

助産師

小さな赤ちゃんが風邪を引き、いざお薬を飲ませよう!と思った時、飲ませ方で困りますよね。
ビオフェルミンなどの粉薬をどう飲ませたらいいか、写真で飲ませ方を説明します。

薬の飲ませ方・粉薬を練るときのコツ生後0~5ヶ月(離乳食開始前)


助産師

粉薬を練って口の中に貼り付ける方法は、赤ちゃんが離乳食を始めるようになっても使えます。
特に、薬嫌いな子には、一番飲ませやすい方法だと思います。

上手に飲ませるコツ

ポイント

  • 必ず上あごに貼り付けることと
  • 水の量に注意すること

助産師

上あごには味蕾(みらい)という、味を感じる細胞がないため、お薬の苦みを感じにくいです。舌の上に直接薬を置くと苦くて吐き出すので上あごにつけてあげてください。
水を加えるときにやってしまいがちなのが、お水を入れすぎてしまうこと。サラサラになってしまい、上あごに貼り付けることができません。
失敗しないためには、次の方法で進めてください。

粉薬の練り方

1.器を用意して水洗いして水分を捨てます


おちょこのような小さ目の器に一度水を入れ、捨てます。
その際に、コップを良く振って、水を切ります。
器の中に粉薬を入れます。

ポイント※一見して、ほとんどコップの底に水がない程度に!!
※※写真では、わかりやすいように大きめの器にしています。

2.コップの底に残った水で、薬を練る


こうすると、お水を入れすぎることなく上手にペーストにできます。

水分が足りないとき


スポイトもない・・・という方には、指を代わりに使う方法もお勧めです。
手を良く洗い、濡らした指から水滴をポトポトと落とします。
我が家の0歳児の解熱剤を団子にするには、

2~3滴のお水がベストでした!
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特に離乳食が始まる前は、スプーンでお薬を飲ませてあげようとしても、上手に飲み込むことができないことも。

ゼリーやジュースなどに混ぜるわけにもいかない

ので、戸惑うママも多いと思います。
赤ちゃんによっては、薬を吐き出してしまったり、嫌がったりということもあります。
早く風邪を治してもらうためにも、しっかりお薬を飲んで欲しいですね!
現在の授乳方法と、薬のタイプ別に、飲ませ方をわかりやすくお伝えします。

完全母乳の場合

完全母乳の場合は、哺乳瓶の乳首やスポイトを嫌がることも多いので、可能なら粉薬で処方してもらう方が飲ませやすいです。

1.完全母乳×粉薬

粉薬をごく少量の水で練って、上あごに貼り付け、その後すぐに授乳をします。

2.完全母乳×シロップ

甘いシロップが好きな赤ちゃんなら、スポイトで少しずつあげてみましょう。
どうしても吐き出してしまうようなら、医師に相談して粉薬に変えてもらう必要があります。

混合授乳or 哺乳瓶でミルクをあげている場合

3.混合授乳or哺乳瓶×粉薬

完全母乳の場合と同じで、粉薬を少量の水で練って上あごに貼り付けます。
甘い粉薬と言われた場合は、水で溶いて、哺乳瓶の乳首に入れて飲ませてもよいでしょう。

4.混合授乳or哺乳瓶×シロップ

スポイトであげるか、哺乳瓶の乳首にシロップを入れ、そのまま飲ませます。

薬剤師さんがおすすめする練り方の動画

https://www.youtube.com/watch?v=DjRRmAbcJNI

やってはいけないこと

やってはいけないのが、ミルクに混ぜてしまうこと。
特に苦みが強い粉薬の場合、苦いミルクを飲むことになり、ミルク自体を嫌がってしまうことも。
甘い粉薬であっても、水に溶くようにしましょう。

最後はママの笑顔で安心を!

小さな赤ちゃんでも、きちんとお話をして言い聞かせることも大切と言われています。
「お風邪を治すために、お薬を飲もうね。」
「頑張ってごっくんしたら、すぐにおっぱい(もしくはミルク)を飲めるからね!」と、
毎回伝えてあげることも大切です。

また、ママが必至になって怖い顔をしていると、赤ちゃんも不安になります。
なるべくにこやかに、お薬を飲ませてあげたいですね。