助産師
発熱時の体温調節の基本
助産師
赤ちゃんの手足が冷たい、または震えている時
体の中に入ったウイルスや細菌をやっつけるために、脳からの指令で、体温を上げようとしているときです。大人であれば、「寒気がする」というのがこの段階です。
助産師
赤ちゃんの手足が温かく、汗ばんできているとき
体の中に入ったウイルスや細菌がやっつけられ、脳が平熱へ戻そうと指令を出しているときです。頬は赤くなり、汗をかいて体温が下がり始めます。
助産師
嫌がらなければ、首や脇の下を、タオルでくるんだアイスノンで冷やしてあげましょう。体をあたたかいおしぼりタオルで拭くのもお勧めです。
どうする?扇風機とエアコン
エアコンは使用しても大丈夫
助産師
一緒にいる家族も暑さで参ってしまいますね。
発熱時にエアコンを使うなら注意したいこと
冷たい風が直接赤ちゃんに当たらないようにすることです。
助産師
特に手足が冷たいときの赤ちゃんは、寒気を感じているので、かけものや衣類を調節して暖かく保ってあげましょう。
子供の発熱時に扇風機を使うなら注意したいこと
風向きに注意を!
助産師
手足が温かくなってくると、赤ちゃんは汗をかきはじめます。そんな時にも扇風機を当てると、身体が一気に冷えてしまい、心地よいを通り越して寒い!と感じることもあります。
扇風機を使うならば、空気の循環のために、弱風か微風で赤ちゃんに向けずに使いましょう。
まとめ
夏が近づくと、プール熱やヘルパンギーナ、手足口病など、高い熱が出やすい病気が流行しはじめます。
特に保育園に通っているお子さんや、幼稚園に通うお兄ちゃん・お姉ちゃんがいるお子さんは、お熱を出しやすい時期ですね。
エアコン=体に悪い!と思い込んでしまっているママもいるかもしれません。けれど、昔に比べて真夏の気温は高くなってきていますし、マンションなど気密性の高い住宅も増えています。
エアコンをつけずにいると、室温が40度近くになってしまうこともありますね。そんな時は、上手にエアコン・扇風機を使ってあげることをおすすめします。
特に熱がでているときは、ママが「少し暑いかな?」と感じるくらいの室温であれば全く問題ありません。無理に我慢せず、利用してくださいね。