足長効果アリ 下半身がすっきり見えるブーツカットパンツ
ブーツカットパンツはキッズボトムの定番のひとつです。
柄物で作っても楽しく、無地で作ると合わせるトップスを選ばずに着られます。
作り方はとてもシンプル。
ニット生地の扱い方の練習にもなるので、積極的にチャレンジして欲しいアイテムです。
春秋冬と重宝する形ですので、色々なトップスとのコーディネートを楽しんで下さい。
型紙
型紙は、2015年に公開予定です。
材料
・ニット生地
あまり伸びすぎず薄すぎない生地を選んで下さい。
ダンボールニット、裏毛ニットなど少し厚みのあるしっかりした生地がおすすめです。
・ポケット用生地
ズボンの前後の目印になるように、ここでは後ろポケットをつけています。
こちらはアレンジですので、つけなくても支障はありません。
本体と同じく、薄すぎない生地を選ぶとよいでしょう。
・ウエスト用ゴム
2cm幅のゴムを使用しています。
着用者のウエストに対して、80%の長さ+2cm(縫い合わせで重なる分)で計算します。
例)ウエストサイズ50cmの場合
( 50cm × 0.8 )+ 2cm = 42cm(用意するゴムの長さ)
ゴムはカットする前に、着用者のウエストで締めつけ具合を確認しましょう。
硬いゴムの場合や、締め付けが苦手な子には少し長めにした方が良い場合があります。
ゆるくなりすぎない程度に、調整して下さい。
作り方
1)パーツの裁断
型紙に沿って、前パーツ・後ろパーツを左右対称になるように裁断します。
ポケットをつける場合、ポケット布も同時に裁断して下さい。
慣れないうちは、前後パーツの区別がつきにくいものです。
目印に、粘着力の弱いマスキングテープや小さな付箋を使ってみてください。
ちょっとした一手間ですが、とてもわかりやすくなります。
マスキングテープがない場合は、安全ピンなどでも大丈夫です。
2)ポケットをつける
ポケット布の上部にジグザグミシンをかけ、2cm裏側に折ります。
さらに端から1.5cm程度のところを縫います。
左右・下の3辺は1cm裏側に折りアイロンで押さえておきます。
後ろパーツ(右側)にポケット布をまち針で留めます。
縫いはじめと縫い終わりは三角形を作るように縫うと、丈夫になります。
布端から2~3mm程度のところを縫ってください。
3)前後パーツの縫い合わせ
前後パーツを中表に合わせ、両脇を縫い代1cmで縫い合わせます。
その後、布端にジグザグミシンをかけます。
もう片方も、同様に縫い合わせて下さい。
※写真はわかりやすいように赤い糸で縫っています。
実際は、生地にあった色の糸で縫って下さい。
4)股上の縫い合わせ
縫い合わせた左足パーツの中に、表に返した右足パーツを入れます。
股下の4枚の布が集まる部分をしっかり合わせ、縫い代は互い違いになるように倒します。
まち針かクリップで数カ所留め、左右パーツの股上を縫い合わせます。
その後、布端にジグザグミシンをかけます。
ズボンの形ができてきました。
5)裾の処理
両足の裾に、ジグザグミシンをかけます。
2.5cm内側に折り、布端から2cmの部分を一周ぐるっと縫います。
もう片方も同様に縫って下さい。
6)ウエストの処理
着用者のウエストに合わせた長さのゴムを2cm重ねて輪にします。
重ねた部分を「N」の形になるように、返し縫いをしつつ縫い合わせます。
ゴムを挟み込むように内側に3.5cm折ります。
中のゴムを縫わないように気をつけながら、端から3cmのところを一周縫います。
まとめ
様々なトップスに合わせやすいブーツカットパンツは、何本あっても困りません。
無地、ボーダー、チェックなど…シンプルな形だけに布選びが楽しくなります。
男女どちらでも活躍の機会が多いアイテムなので、プレゼントにもいかがでしょうか。
アレンジでつけているポケットですが、実際に使う事はあまりないかもしれません。
自分で脱ぎ着する時の目印になるようにつけている物ですので、省略しても大丈夫。
かわりに大きめのボタンやリボンを前側につけて、目印にすることもできます。
お子さんと相談して、装飾を選ぶのも楽しい時間ですね。
楽しみながらあなただけのオリジナルパンツを、作ってみてください。
執筆:西丸みのり