赤ちゃんと迎える初めての夏、どんなことに気をつける?
赤ちゃんと過ごす夏、きちんと準備はできていますか?
大人にも辛い夏の暑さ、初めて経験する赤ちゃんには更に辛いものです。
夏を迎える前に、きちんと環境を整えて、快適な夏を過ごしたいものですね。
まずは快適な環境づくりを
乳幼児の赤ちゃんは、肌が大人の3分の1の薄さしかなく非常にデリケートな時期です。
まだ、体温調節も上手くできないので、家族の方が快適な環境を整えてあげたいですね。
扇風機や冷房を利用して、真夏の暑い時期を乗り越えましょう。
このようなポイントに注意してみてください。
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部屋の室温は26~28℃前後、湿度は40~60%前後が理想
- 赤ちゃんに直接風が当たらないよう注意する
- 数時間おきの換気で、空気の入れ替えにも心がける
1.あせも
赤ちゃんは、大人に比べ、倍以上の汗をかきます。
更に、まだ動きも少なく、肌が密接する部分が多いので、あせもになりやすいのです。
気をつけたいこと
- 乳幼児期の服装は、大人より-1枚が基本です。真夏は肌着、または洋服1枚で十分ですね。
素材は、吸水性・通気性の良いものを選びます。ガーゼや天竺だと、肌触りも良く快適です。
また、ノースリーブより半袖のものを着せて、汗を吸収させて下さい。
- まだ寝返りができない時期の赤ちゃんは、背中に熱がこもりやすいので注意が必要です。
汗取りパッドやガーゼを背中と肌着の間に挟み、汗をかいたら抜き取れば、着替えの手間も減るのでおすすめです。 - 汗をかいたら、こまめに着替えて清潔を保って下さい。
また、濡らしたガーゼで拭いたり、シャワーで汗を流してあげると気持ちよく過ごせますね。 - 特にあせもができやすい箇所は、こまめにチェックしてあげて下さいね。
首や手首、脇などの肌が密接する部分や、お尻や腰のおむつで熱が籠る箇所は要注意です。
2.虫さされ
新陳代謝が活発な赤ちゃんは、大人よりもさされやすいので対策が必要です。
また、免疫がないので、大きく腫れたりと刺されたときの症状も重くなりがちです。
気をつけたいこと
- 網戸や蚊帳を活用して、虫が近づけない環境を整えて下さい。
- 赤ちゃんが過ごすお部屋には、置く芳香タイプの虫除けだと安心ですね。
特に、天然ハーブの香りは、虫が嫌うのでおすすめです。
- 虫除けスプレーを使用するときには、赤ちゃんを別室に移動させてから行うと安心です。
- 外出のときには、塗るタイプの虫除けを使い、しっかりと予防して下さいね。
さされたときは
患部を水で綺麗に洗い、濡らしたタオルやガーゼで冷やして下さい。
患部を掻きむしると、とびひになってしまう恐れもあります。
赤ちゃんが触る心配のある場所なら、貼るタイプの薬を使用しても良いですね。
3.脱水
汗をかいたときや、お風呂上りなど、こまめな水分補給を心がけて下さいね。
気をつけたいこと
- おしっこの量や色、うんちがでているかなど、よく観察して下さい。
- 外出のときには、帽子を被ることと、こまめな水分補給が必須です。
離乳食前の母乳育児の場合
母乳育児の場合には、摂取量が分からないので余計に心配になりますよね。
ゴクゴクとしっかりと飲めているか注意してみて下さい。
哺乳瓶やスプーンで湯冷ましをあげる練習をしておくと、いざというときにも安心ですね。
執筆者の体験
母乳のみで育てていたので、きちんと水分が取れているのか、一番気がかりでした。
飲みすぎると体重増加にも繋がるため、調整が難しいですよね。
私の場合は、一回の授乳の時間を減らし、その分回数を増やしたり、
哺乳瓶で湯冷ましをあげるなど工夫をすることで乗り切りました。
まとめ
まだ言葉のコミュニケーションができない赤ちゃんの時期は、心配が耐えませんよね。
家族の方がしっかりと対策をしてあげることが大切です。
また、赤ちゃんの少しの変化も見逃さないように、よく観察して下さいね。
初めて過ごす夏を、快適に、楽しい思い出をたくさん作って下さいね。
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執筆:小川まい