子どもが公園で喧嘩する!2~4歳児が喧嘩しなくなる3つの方法

執筆者:上野まこ

2歳~4歳の子どもが公園で喧嘩ばかりする!どうしたらいいの?

子どもがすぐにお友達と喧嘩をしてしまい困っていませんか?

公園に行くたびにお友達とケンカしていると、一緒に遊んでくれる子がいなくなってしまいますよね。
まだ、悪意を持ってケンカをしているわけではありません。
ルールを守れるように楽しく誘導してあげれば、きっとみんなと仲良く公園で遊べるようになりますよ。
今回は、そのためにママ・パパが気を付けてあげたいことをご紹介したいと思います。

1.「じゅんばん」を楽しく覚えよう

ママと会話男の子ども
ついつい順番を守らず、お友達を押しのけてしまうとケンカになります。
けれども、こんな時にはママが叱りつけないことがポイントです。
「あれあれ?じゅんばんこしてみよう?できるかな?」
など楽しく声をかけてみてください。
それでも、強引に割り込んでしまった時は、割り込まれたお友達や保護者にしっかり謝ります。
自分がしたことで親が謝っているというのは、子どもなりに察します。
もちろん、ちゃんと「じゅんばんこ」できた時には、褒めちぎってあげてください。
「じゅんばん」は、楽しいものだと思ってもらうことが大事です。
日常生活の中、たとえば、湯船につかるとき、玄関で靴を履くとき、手を洗う時など、いつでも練習のチャンスはあります。
「ママとじゅんばんこ」と、声掛けをしてみませんか?
お友達同士でもすんなりと「じゅんばんこ」ができるようになっていきますよ。

2.「がんばれー」と応援しよう!

男の子ども6
小さい子どもは、お友達が遊んでいるものをうらやましく思うことも多いですね。
自分がやりたい!欲しい!となってしまったら、お友達を応援することで気持ちを切り替えさせてあげてください。
「今、お友達が頑張っているね、がんばれーって言ってあげよう!」
遊んでいるお友達を応援してみてください。

ただ順番を待つのではなく、自分にも役割があれば、子どもは結構楽しめるものです。

楽しそうに応援しながら順番待ちをしている様子は、相手の保護者にも好印象ですね。
良い雰囲気で順番を代わってもらえます。
この応援も普段の生活から取り入れておくと、いつでも楽しくできるようになっていきます。

3.売られたケンカは、少し子どもたちに委ねてみる

男の子ども8
他の子から手を出してくる場合もありますね。
そんな場合は、少し見守ってもよいと思います。
嫌なことをされたら、嫌だと反応することは悪いことではありません。
ただし、ケンカがエスカレートする前に声をかけてあげてください。

「どうしたの?嫌なことがあったの?」と子どものイライラを受け止めながら、気持ちを落ち着かせてあげましょう。
「楽しいことは、たくさんあるのだから、あっちで一緒に遊ぼう」と気持ちをそらしてあげることも大事です。

子どもの言い分を聞かずにケンカしたことを叱っても、理不尽なことが続いているだけですね。

何の効果もありません。
むしろ、イライラがつのって、他の子にあたる可能性もあります。
喧嘩は何かしらの言い分があって始まるものです。
きちんと理由を聞いてあげてくださいね。

先輩ママの体験談

2才過ぎ頃「がんばれー」と周りのお友達の応援ができるようになってからは、公園などで、お友達とケンカすることは、ほとんどなくなりました。
自分で「じゅんばんこ」「がんばれー」と言って、お友達を応援したり、列の後ろに並んだりしています。
また、他の子も真似してくれるので、とても和やかに遊べることが多いです。(30歳・栃木県・2歳男の子)

まとめ

子どもがお友達と喧嘩ばかりしていると、他の保護者から白い目で見られることも多くなりますね。
公園に遊びに行くこと自体が憂鬱になってしまいます。
小さな子どものケンカの原因の多くは、「割り込み」「取り合い」です。
楽しい気持ちでいれば、もっと楽しい気持ちになるということを子ども自身が感じ取れるように大人が誘導してあげたいですね。
そうすると、わざわざお友達とケンカをするようなことが少なくなりますね。
より子ども自身が楽しめる方法を探していけるようになっていきますよ。
普段から子どもと楽しく過ごすことを心掛けてあげてくださいね。
公園で楽しく過ごせると、親子でお出かけすることが楽しみなります。
また、にこやかに遊んでいると、他のお友達も集まってきて社交的に遊べるようになりますよ。