授乳したいのにおっぱいが張ってちくちく!痛む理由と乳腺炎にならないための対策10選

執筆者:pro鈴木さん鈴木真理子

母乳育児のママ、おっぱいの調子が気になっていませんか?
特に母乳量が多いママ、乳腺の細いママに起こりやすいのが、乳腺の詰まりや乳腺炎です。
授乳した後も張りがスッキリしなくて、なんだかちくちくと痛むような・・・
そんなときは、乳腺炎になりかけているので注意が必要です。

乳腺炎になると痛みや発熱などでママの体調が悪くなり、とてもつらいものです。
赤ちゃんもおっぱいの異変を感じるのか、詰まっているおっぱいを飲みたがらないこともあります。
そうなる前に早めの対処をして、乳腺炎を回避できるといいですね。
おっぱいが張ってちくちくと痛み出したときの対処法をご紹介しますので、参考になさってくださいね。

なぜ授乳後にもおっぱいがちくちくするの?

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おっぱいがちくちくと痛むのは、乳管が詰まって母乳がたまり、しこりができているからです。
授乳後にもおっぱいが空になっていない、スッキリしないと感じることもあります。
これは「うつ乳」と言って乳腺炎になりかけている状態なので、すぐに対処しましょう。
10個の対処法をご紹介します。

1.赤ちゃんにこまめに吸ってもらう

赤ちゃんに吸ってもらうのが一番の対処法です。
回数にこだわらず、こまめに吸わせましょう。
そのとき、しこりのある乳房から授乳してみてください。

山内さん_指さし 右配置張りすぎて赤ちゃんがくわえにくいときは、授乳前に少し搾乳する「前しぼり」をおすすめします。
赤ちゃんが飲みやすくなりますよ。


2.授乳時の抱き方をいろいろ変えてみる

いつも同じ抱き方で授乳していると、決まったところにしこりが残りやすくなります。
抱き方をいろいろ変えて、おっぱい全体から母乳がでるようにしましょう。
しこりがあるときは夜間授乳の「添い乳」はやめて、抱っこして授乳することをおすすめします。

3.乳頭を深くくわえさせる

乳頭を浅くくわえさせていると乳頭が傷ついて炎症が起き、乳腺炎になることがあります。
乳輪が赤ちゃんの口で隠れるくらい、深くくわえさせてくださいね。

4.授乳リズムをくずさない

授乳間隔を開けることがないようにしましょう。
赤ちゃんが夜よく眠ってくれると、ママは休めて助かりますね。
でも、「うつ乳」状態のときは、授乳間隔が開くと状態が悪くなってしまうのです。
しばらく大変ですが乳腺炎になっては、もっとつらい思いをします。
がんばって、赤ちゃんを起こして授乳してくださいね。

山内さん_指さし 右配置外出時にも授乳できる場所を確保して、2~3時間おきに授乳するようにしてください。


5.授乳後の「後しぼり」をする

「後しぼり」は、授乳後にも残っている張りを軽くするために、適量しぼることです。
空になるほど頑張って搾乳すると、かえって母乳量が増えてしまいます。
軽くしぼるのがポイントです。

6.食事内容に気をつける

食事やおやつは、コレステロールの高いものを取らないように気をつけましょう。
食事について後ほど詳しくご紹介します。

icon-point01食事をしたら急に乳腺炎に!おっぱいのつまりを避ける食事とハーブティーを一挙公開


7.水を飲んで水分を取る

水分を取り過ぎると、おっぱいが張ってしまいますが、飲まないと詰まりやすくなります。
適度に水分を取りましょう。
水やほうじ茶などをおすすめします。
授乳中に適したハーブ茶を取り入れるのもおすすめです。
おすすめのハーブとNGハーブについては、最後にご紹介しますよ。

8.体を休める

ストレスや疲れも乳腺炎の原因になります。
なるべく赤ちゃんと一緒に横になって休んでくださいね。

9.胸を締め付けるブラジャーを使わない

授乳中胸の形が崩れるのを心配してきついブラジャーを使っていませんか?
胸を締め付けると、そこに母乳がたまって炎症が起き、乳腺炎の原因になります。
授乳用の締め付けないブラジャーを使うようにしましょう。

10.しこりになって痛むところを冷やす

おっぱいが張って痛むときは、しこりの部分や脇の下を保冷剤などで冷やしましょう。
保冷剤はタオルなどでくるんでから当ててください。

こうした対処法を続けていると、ほとんどの場合は自然に乳管が開通して、しこりが取れてきます。
自分でしぼってもしこりが取れないときは、早めに産院の母乳外来や助産院を受診してください。
母乳に詳しい助産師さんに詰まりを解消する母乳マッサージをしてもらうと症状が改善します。

「うつ乳」状態のときに対処を怠ると、乳管が完全に詰まって本格的な乳腺炎になってしまいますよ。

おっぱいがちくちく痛むのは乳腺炎?

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「うつ乳」が進んで本格的な乳腺炎になってしまったときは、このような症状が出ます。

  • しこりが取れず痛みが強い
  • しこりのある部分に赤みがでる
  • 乳頭の一部が詰まって、中に白い乳汁が見える
  • 38度以上の高熱
  • 全身の倦怠感

こうなると、薬の処方など病院での治療が必要です。
すぐに、産婦人科や乳腺外来などを受診してください。
合わせて桶谷式などの痛くない母乳マッサージを施してもらうと症状が改善します。

適切な治療をせず重症化し膿がたまると、入院での切開をして膿を出すこともあります。
そうなっては大変ですね。

乳腺炎をひどくしないために気をつけたいのは食事です。
母乳は血液から作られるので、血液がさらさらになっていると乳腺炎にもなりにくいのです。
そのため、血液をドロドロにするコレステロールが多い食事を避けてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
子育てで忙しい時期は、自分のことが後回しになりがちですよね。
でも、ママが体調を崩すとつらいですし、赤ちゃん連れの病院通いは大変です。
それに乳腺炎は母乳の出に関わるので、赤ちゃんのためにもぜひ回避したいものです。

おっぱいがちくちくしたら危険信号。
食事などに気をつけて、ハーブティーなども利用しながら、いろいろな対処法を実践してくださいね。
体を休めることも大切ですよ。
赤ちゃんのお世話以外は、なるべく横になって休みましょう。
しこりが取れるまでしばらく手間がかかりますが、半年過ぎる頃には授乳ペースができるでしょう。
その頃には、母乳が全てではなくなり、離乳食も少しずつ取り入れられるようになります。
しばらくの辛抱ですから、気長におっぱいの手当をしてくださいね。
赤ちゃんもママも元気な毎日が過ごせますように。