もう噛まれない!生後8か月・生後9か月の噛み癖を和らげる5つの方法

保健師

歯が生えてくるころに始まる赤ちゃんの噛み癖。自分の手足など、なんでも口に入れて噛む赤ちゃんに悩まされるママも少なくありません。

赤ちゃんがものを噛むというのは、

必要なもの

  • むず痒さを軽減させるため
  • ママの気をひくため、感情表現

生後8・9・10か月の赤ちゃんが噛む理由と成長

保健師

生後8~10か月ごろの赤ちゃんが、なんでも口に入れたり噛んだりするのには理由があります。その理由がこちらです。

むず痒さを軽減させるため

この時期の赤ちゃんは乳歯が生えてきますが、歯が生えるときにはむずむずした感じや痛みなどの違和感が伴います。なので、赤ちゃんはこの違和感を軽減させようと噛むように。

ママの気をひくため、感情表現

噛むという行為の次に何がママに噛みつく場合は、何か伝えたいことがあるのかもしれませんね。

また、お腹が空いたり怒っていたり、負の感情を表現する際にも赤ちゃんは噛むことがあります。これは、怒っているよ!などという赤ちゃんにとって精一杯の感情表現なので、ママはしっかり受け止めてあげるようにしましょう。

興味

赤ちゃんは知らないものすべてに興味を持ちます。ただ口に入れてみたい、ただ噛みたいなど理由がない場合もあるので、危険なものでない場合は無理に止めず、見守ってあげることも大切です。

赤ちゃん噛み癖対策 1. 歯固めのおもちゃ

保健師

歯が生えることで赤ちゃんは違和感を感じています。その違和感が原因で噛み癖がついている赤ちゃんには、歯固めのおもちゃがオススメです。歯固めは、赤ちゃんのむず痒さを軽減してくれるだけでなく、歯茎のマッサージや噛む練習にもなり、赤ちゃんの成長には欠かせないアイテムです。

赤ちゃんの歯固めは、歯が生え始める生後半年から使用できるものがほとんどなので、この時期の赤ちゃんでも安心して使うことができます。

歯固めを選ぶ基準は主に素材とデザイン。有害物質が入っているものは避け、赤ちゃんが興味を持ちそうなデザインのものを選ぶようにしましょう。また、口に入れるものなので清潔にしておくことが大切です。汚れがたまりそうな形のものは避け、洗えるタイプのものを選ぶようにしてください。

歯固めのおもちゃの体験談

はなちゃん・1月生まれ・福島県在住

しっかり目の歯が生えてきて痒いのか、指を噛んだり、目に入るものを何でも口に入れて噛むようになりました。ドラッグストアなどによく売っているバナナ型の歯固めを購入して与えてみたところ、気に入ってよくガブガブ噛んでいました。可愛いし一石二鳥です。

そう・12月生まれ・京都府在住

生後8か月に入ってすぐによだれの量が急に増え、私の腕を噛んでくるようになりました。歯が生えていないとはいえ、だっこのときに腕を噛まれると力も強く、痛かったです。歯が気持ち悪いのかな?と、時期的にそう感じました。そのため、シリコンでできた歯固めのおもちゃを与えました。噛み心地がいいのが、ずっとそれで遊んでくれました。

mananam・1月生まれ・茨城県在住

産まれてから泣きはほとんどなく、昼間も機嫌がよかったのですが、7か月ごろから歯ぐずりで夜間泣いたり、母親の顎や手、足を噛んでくることが増えました。噛まないようにしたら余計にぐずるため、歯がためを買いました。
何種類か試しましたが、「かみかみBabyバナナ 」「ベビラボ アンパンマン はじめてのはがためラトル」を渡すと、自分で握りやすいのもあるのか、噛んでくれて落ち着きました。

きぃママ・1月生まれ・大阪府在住

歯がむずむずしてて痒そうだったので、カミカミできるバナナのおもちゃを与えました。バナナを剥いた形で、身の部分も皮の部分もいろいろなところを違う感触で噛むことができるので、本人が好きなところを噛めて、とても気に入ったおもちゃでした。落下防止のおもちゃホルダーにもつけられるので、外出先でも遊べました。

ryo・2月生まれ・山口県在住

歯が痒かったのか、何でもかんでも口に持っていき噛んでいました。リモコンやカバンのチャック、チャイルドシートのベルトなど、とにかく口に当たるものを咥えてモグモグしていました。歯がむず痒いからとぐずることはなかったのですが、衛生的に心配だったので、市販のシリコン製の歯固めのおもちゃを常に持ち歩いて噛ませています。

赤ちゃん噛み癖対策 2. お菓子(オススメは昆布とにんじん)

保健師

歯固めには実際に食べられるものを使用することができます。特にオススメなのが以下の5つです。

歯固めとして使える食べもの 5つのオススメ

  • にんじんや大根などの野菜(スティック状にしたもの)
  • 干し芋(なるべく甘さ控えめのもの)
  • 果物(りんごなどの固めのもの)
  • 昆布(できれば無添加のもの)
  • フランスパン

ほかにも歯固め用のかたいビスケットなどがありますが、頻繁に与える場合は、野菜や果物などカロリーの低いものにしましょう。

食べものはおもちゃと違い味がするので、赤ちゃんも夢中になりやすいです。途中で折れたものを誤嚥してしまう危険性もあるので、赤ちゃんが食べものを口に入れているときは、側で見守るようにしてください。

お菓子の体験談

ずっぴーー・12月生まれ・愛知県在住

歯が生え始めるころからむず痒かったのか、机の縁、ベビーベッドの柵など、噛めるものはすべて噛んでいました。歯が生えてからは、噛んだところに歯型が付いていたり、塗装が剥がれて口の中に入っていたりと安全な場所はどこにもありませんでした。終いには腕や足、顔までも噛んできます。歯固めを渡しても少し使ってポイと投げてしまいます。
そこで、すべてはカバーできませんが、よく噛み付くところにカバーを付けました。そうするとカバーを噛むようなってしまいましたが、そのほかには噛み付くのが減っていきました。また、噛むタイミングでお菓子をあげるようにしました。

赤ちゃん噛み癖対策 3. ママの腕に一工夫

次のページへ