保健師
赤ちゃんによっては噛むことを愛情表現だと思い、ママを噛むことがあります。こういう場合は歯固めなどの気休めは通用しません。
赤ちゃんが執着したようにママだけを噛む場合は、ママによる対策が必要です。主な対策は3つ。
赤ちゃんがママだけを噛む場合の3つの対策
- ママが痛くないようにタオルやガーゼを巻いておく
- いったん噛ませたうえで、痛いと伝えてやめさせる
- 最初から噛ませないようにする
噛ませてあげるという優しい対応もいいですが、人を噛んでもいいと認識させてしまう場合もあります。なので、ママを噛む場合は優しく注意しながら、徐々にやめさせる方向に持っていきましょう。
ママの腕に一工夫した体験談
じゃん・3月生まれ・山口県在住
うちの息子は歯が生え始めたときに噛み癖がひどく、ガーゼで歯磨きする際などによく噛まれて困っていました。
ただ、歯が生えるとともに、噛まれたときの痛みもひどく、歯磨きの時間が憂鬱でした。本人も歯が痒いのか、寝ているときに歯ぎしりも多く心配していました。歯ぎしりに関しては対処のしようがなかったです。日中はおもちゃを噛ませていましたが、本人は気に入らなかったみたい。
私の対処法は、私の指にハンカチを巻いて噛ませていました。親の指だから安心なのか、楽しそうにしていました。
ただ、歯が生えるとともに、噛まれたときの痛みもひどく、歯磨きの時間が憂鬱でした。本人も歯が痒いのか、寝ているときに歯ぎしりも多く心配していました。歯ぎしりに関しては対処のしようがなかったです。日中はおもちゃを噛ませていましたが、本人は気に入らなかったみたい。
私の対処法は、私の指にハンカチを巻いて噛ませていました。親の指だから安心なのか、楽しそうにしていました。
赤ちゃん噛み癖対策 4. 歯磨きで一石二鳥
保健師
赤ちゃんの歯が生え出すと、歯磨きを始めるママも多いですよね。歯磨きはマッサージ効果もあるので、赤ちゃんにとっても気持ちのいいものです。
また、この時期の赤ちゃんは、ママやパパの真似をするのが大好き。なので、歯ブラシを持たせると、自分で口に入れたり噛んだりして遊ぶように。これは歯固めと同じく、歯が生えるときの違和感を軽減させる効果があります。
これから自分で歯磨きするための練習にもなるので、歯ブラシで噛み癖対策するのは最もオススメ。ただし、喉を突く場合や思わぬケガをする場合があるので、抱っこなど安定した姿勢で、ママが見守っている状態でさせるようにしてください。
歯磨きの体験談
みうまま・1月生まれ・東京都在住
私の子供は、歯が生えてくるころに痒かったみたいで、なんでもかんでも口に入れるようになりました。目の前にあるものを次々と入れていくので、はがためのおもちゃを渡していました。9か月ごろに歯ブラシで軽くこすってあげることで、少しよくなった気がしました。
赤ちゃん噛み癖対策 5. 声かけ
保健師
生後8か月ごろになると、ママやパパのいっていることを徐々に理解できるようになってきます。なので、噛んではいけないものを噛んだりした場合は、注意してみるのも効果的です。
注意して行動を制限されると泣く赤ちゃんも多いですが、それはママがいっていることを理解している証拠。ただし、赤ちゃんがビックリするような怒った注意の仕方ではなく、「痛いからやめよう」「危ないからやめよう」など、理由と一緒に優しく注意するようにしてください。
声かけの体験談
パンダマン・9月生まれ・東京在住
なんでも噛んで、よだれをだらだら流していました。人の指をかんだり足をかんだりとなんでも噛むので、友だちをかんだりするのではないかと心配しています。今では噛んだら「噛んでは駄目だよっ」と声をかけると泣くので、少しずつ伝わってきていると思います。
赤ちゃん噛み癖対策 まとめ
保健師
赤ちゃんの噛み癖を悪いとばかり思うママも多いですが、その原因は歯の生え始めやママへの感情表現など、赤ちゃんの成長に欠かせないものばかり。なので、無理にやめさせず、しばらく見守っていても大丈夫です。
いつか人を噛んでしまうのではないかと心配になるママも多いですよね。しかし、ほとんどの赤ちゃんが1歳前後に自然とやめるようになります。それまでは歯固めなどで対応し、赤ちゃんが落ち着くのを待ってあげてください。
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