【赤ちゃん返りの子ども心理】トラウマを防ぐ親の行動とは?

執筆者:西藤みき

間違うと、トラウマを負ってしまう!?

1405162人目育児適性テスト

今まで、惜しみなく愛情を注いできたわが子。
2人目の出産を控えて、「赤ちゃん返り」を心配しているママも多いのでは?
1人目もこれから生まれてくる子どもも、どちらも可愛いでしょう。
平等に大切にしたいと思うのが親心ですよね。
でも、あなたの思いがちゃんと伝わっているとは限りません。
上の子からすると「ママは、下の子の方が大切」という、大きな心の傷をうんでしまうかもません。

年上だから、我慢。理解ができて当たり前という考え方は大間違い!

1人目を育てたみなさんは、よくご存じでしょうが、赤ちゃんはいつでも泣くもの。
そうすると、ママもパパも 「小さい赤ちゃんが泣いたままだとかわいそう」 と、思ってしまいますよね。
人には弱いものを守ろうとする本能があるので、おかしいことではありません。
でも、ちょっと待ってください!
赤ちゃん(下の子)を優先しようとしていませんか?

ベビーファーストは 間違いのもと!

赤ちゃんは、ちょっとそのままでも問題ありません。
その後、しっかりおっぱいをもらったり、 抱っこしてもらったりしていれば、大丈夫なんですよ!
ちゃんと愛していることは伝わっています。
情操にも影響なく、「放置された」記憶も残りません。
放置したと思っているのは、親の方だけなんですね。
※ですので、2人目育児適性テストは左の方がベターです。

上の子の価値は、家庭内で大暴落中?

ベビーファーストの家庭では、上の子の心に与える影響の方が心配!
「待って、赤ちゃんが…」と、いつも待たされていると、
子どもの心の中では、こんな公式ができ上がります。

下の子はいつも優先してもらえる

何回も繰り返されることでイライラ・モヤモヤ

ママやパパは 自分より、下の子の方が大切!?

自分には、下の子どもほどの価値がない
140516価値のシーソー
自分も下の子のようにふるまえば、以前のように大切にしてもらえるはず

赤ちゃん返り

となっていくようです。
せっかく、大切に育ててきたのに、
「自分の価値が低い」と思わせてしまったら、とってもかわいそうですね。

赤ちゃん返りは、自分の価値を取りもどすための苦肉の策

人というのは、変化を嫌うものです。
急に訪れた変化には、特に戸惑います。
それは、子どもも同じこと。
今まで、ママとパパが自分のことだけを見ていたのに、 急に相手にしてもらえなくなったら、大混乱です。

僕/私、嫌われたのかも? 必要なくなったのかな? なんだかよくわからないけど、嫌だ!!!

ご機嫌が悪くなるだけではありません。
自分の心のバランスを保つために、
「下の子みたいにすれば構ってもらえる」と思ってしまいます。
子どもは注目されるのが大好きです。 ママやパパにかまってもらうことが、子どもにとっては心の健康を保つ手段。

無視されるくらいなら、叱られてもいいから、かまってほしい。 こっちを向いてほしい

というのが、子どもの切なる願いです。
だって、子どもの心の中は、ママとパパで占められているのですから。
140516子供の心の中

上の子を傷つけないために大切なこと

基本は、赤ちゃんよりも上の子をよく見てあげること。
泣いている赤ちゃんは、 いつもと違った泣き方をしているとき以外は後回しにしても大丈夫。
まずは、上の子の希望から叶えます。
「遊んでほしい」等の時間がかかる希望は、「~ながら遊び」がおすすめ。
赤ちゃんを抱っこしながら
おっぱいを飲ませながら   など
私の場合は、なにかしながら、遊んであげることが多かったです。

2人目育児にはだっこ紐が必須!

上の子が低年齢の場合は、
下の子を背中におんぶして上の子の相手をすることもありました。
なので、抱っこひもはとてもよく活躍しました。
私の周りには、 肩に負担が少なく使いやすいものに新調するママもいました。

まとめ

大切に育ててきたのに、
気が付かないうちに酷いトラウマを負ってしまった!
そんなことは、子どもたちにとっても、ママにとっても、マイナスです。
下の子を後回しにするのは、気が引けるというママもいるかもしれません。
けれど、下の子は「(上の子にしていた)ベビーファースト」の状況が当たり前になっていません。
むしろ、上の子を優先する生活が当たり前だと感じて育ちます。
つまり、年長者優先と思うのです。
粗末に扱われているという感覚は、ベビーファーストを体験しなければ起こりません。
だから、思い切って上の子を優先してみませんか?
2人抱えての育児は大変だと思いますが、素敵な子育てライフになりますように。