虫刺され跡を残さないための3つの方法
夏が近付くと増えてくる虫刺されですが、痒いのももちろんのこと、跡が残ってしまうのも気になりますね。
特に皮膚が弱い赤ちゃんや幼児は、気付いたら虫刺され跡を引っ掻いて血がにじんでいた!ということも珍しくありません。
虫刺されになっても、跡を残さない方法はあるのでしょうか?
また、赤ちゃん・子供の月齢(年齢)に応じた虫よけ薬の選び方についても、保健師がアドバイスします。
赤ちゃんの虫刺されは跡が残りやすい!!
特に、初めて夏を迎える赤ちゃんは、蚊など虫に刺されたときのアレルギー反応が強くでることがあります。
更に、小さな子供の皮膚は弱く薄いため、簡単に掻き壊してしまいがちです。
かゆみが強く、掻いてしまうと、腫れが広がったり化膿してしまい、跡に残る確率が高くなってしまいます。
小さな赤ちゃんの虫刺されは、特に注意が必要と覚えておきましょう!
虫刺されの跡を残さない3つの方法
もし虫に刺されていることに気付いたら、掻いて炎症が広がる前に、対処してあげることが大切です。
そうすることで、炎症が最小限になり、跡が残りにくくなります。
虫刺されに気付いたらすぐにやってあげたい対処法をご紹介します。
1.炎症を抑える薬をつける
通常の虫刺され(蚊)程度ならば市販薬でも良いと思いますが、大きく腫れあがってきたら、皮膚科を受診して薬をもらいましょう。
腫れが早く引き、虫刺され跡も最小限になります。
市販薬の場合は、赤ちゃんから使えると明記された虫刺され薬を選んでください。
シールタイプの虫刺され薬も、子どもが嫌がらず上から掻きにくいのでおすすめです。
シールを剥がしてお口にいれないような月齢になれば、携帯にも便利なお薬です。
2.大きい虫刺されであれば、冷やす
虫に刺されたと気付いたら、嫌がらない程度に冷やした方が、痒み・腫れの両方が抑えられます。
嫌がって泣いてしまう場合は、無理に使わなくても大丈夫です。
3.跡になったら、保湿を強化する。
上記の対応をしても、虫刺され跡が残ってしまうことがあります。
跡になってしまったら、自然に跡が消えるまで待つしかないのですが、少しでも早く虫刺され跡を消してあげたいものですね。
そのために大切なのは、皮膚の代謝を高め、新しい皮膚へ生まれ変わるように促すことです。
肌が乾燥していると、その部分の皮膚が生まれ変わるのが遅くなります。
絆創膏を嫌がらなければ、ワセリンなどを塗った上に、絆創膏を貼ってあげると、虫刺され跡が早く治ります。
年齢(月齢)別 虫よけ対策
虫刺されへの対処法を色々と書きましたが、最も良いのは、虫に刺されないことですね。
虫よけのための商品には、スプレータイプ・シールタイプ・塗るタイプ・腕輪タイプなどが市販されています。
しかし、成分によっては、小さな赤ちゃんに使えないこともあります。
ここでは、年齢(月齢)別にお勧めの虫よけ対策をご紹介します。
生後すぐ~生後6ヶ月
生後6ヶ月までの赤ちゃんは、ディートという成分が入った虫よけを使うことができません。
これは、市販のほとんどの虫よけスプレーに配合されているものです。
小さな赤ちゃんは、アロマの香りで虫よけをするスプレーなどがお薦めです。
シールタイプも使うことができますが、目を離した隙に赤ちゃんが口に入れないように、おしり側や背中側、お帽子に貼るようにしてください。
ベビーカーのシートや抱っこひもにスプレーをするのも良いでしょう。
生後6ヶ月~2歳くらい
この時期になれば、市販の虫よけも使うことができますが、ディート配合のものは1日1回までの使用とされています。
2回目の外出までに時間が空いてしまった場合は、シールタイプや、天然成分でできたスプレーなどを使うようにしてください。
シールタイプか、スプレータイプ、塗るタイプから使いやすいものを選びましょう。
2歳以降~
色々なものをやたらとお口に入れないようになったら、手首や足首に装着する腕輪タイプの虫よけも使用できます。
可愛い絵柄であれば、子どもも喜んで身に着けてくれます。
虫刺され跡を残さない方法のまとめ
小さな赤ちゃんの場合、虫に刺されるとどうしても跡になってしまいがちです。
大切なのは、虫刺されに気付いたらすぐに対応してあげることと、その後しっかりと保湿をしてあげることです。
その際も、病院に行くまでの間は冷やしてあげた方が痛み・かゆみが和らぎます。
虫刺されに注意しながら、夏のお出かけを楽しんでくださいね。
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執筆:金子奈菜絵