幼稚園へ上がるお子さんをお持ちのママにとって、子どもが幼稚園に馴染めるかどうかという不安をお持ちでしょう。
また、同時に保護者同士のお付き合いについて不安を感じていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
さて、
わたしは長い間、教員という立場で子どもたちの生活を見守ってきました。
子どもたちと付き合うと、同時にママたちの人間関係も見えてきました。
縁をこじれさせてしまう1つのこと
ママはついわが子を他の子どもと比べてしまいがちです。(若い頃、私も比べてしまった経験があります。)
そして、育児に自信がないと、わが子とよその子どもの違いに焦ったり嫉妬を感じたりすることもあります。
それは、誰もが持つ自然な感情です。
けれど、嫉妬のあまり「愚痴」をこぼしたつもりでも、聞く人によっては「悪口」と聞こえてしまうケースもあります。
この悪口が、ママ友同士の関係をこじらせて、最悪な事態になったケースも見てきました。
悪口から身を守るために自分自身が気をつけたいことはどんなことでしょうか?
愚痴を悪口にしないこと
時には我が子のふがいなさについて、愚痴をこぼすこともあるでしょう。
ママ友同志で愚痴をこぼし合うのはお互いさま。
話したり聞いたりする中で、不安が解消されていくこともあります。
しかし、我が子や家族の事などについて愚痴をこぼすことと、他人の悪口とはちょっと違います。
悪口を言っていると、共通の秘密を持ったことで親密さを増したように錯覚します。
でも、ちょっと考えてみましょう。
あなたは、人の悪口を言いふらしている人を信頼できますか?
そんな人は、あなたがいないときに、あなたの悪口を言っているかもしれません。
自分のせいで我が子が悲しむ姿を見ることは、とても辛いことです。
軽率な発言がその原因だったとしたら、親としてたまらない気持ちになります。
ママ同士のトラブルが最悪のケースに発展したパターン
ママ同士のトラブルはたくさん見てきました。
ちょっとした悪口がもとで保護者間の不仲に発展することが良くあります。
仲が良いママ同士でも、ふとしたことで愚痴を口にしてしまうこともあるでしょう。
その愚痴を第三者が耳にし、仲がこじれないようにと忠告するつもりが、かえって両者の間のトラブルに発展させてしまうこともあります。
こうしたトラブルは他のママ友、そして子どもたちも巻き込みます。
そして、最後には子ども同士も仲が悪くなり、好きなのに一緒に遊べなくなります。
私の見ていた子供たちは小学生でしたので、
最悪の事態として、片方のお子さんが学校にいづらくなり、転校に発展したこともありました。
これは、親だけでなく子どもにとっても悲劇です。
転校にまで発展するというケースはまれですが、ちょっとした悪口をもとに仲たがいすることはよくあります。
子どもと自分を守るために気を付けたい4つこと
仲がこじれてしまわないように気をつけることは、4つあります。
- その場にいない人の悪口を言わないこと
- 「言わない」だけでなく、「聞かない」こと
- 良くない話題を変える工夫をすること
- 悪口を言う人からは、距離を置くここと
このことが自分だけでなく、わが子も守ることにつながります。
類は友を呼ぶ
悪口を言っていると、悪口の好きな人が集まります。
「類は友を呼ぶ」ということわざがありますが、全くその通りです。
悪口が好きな人の集まり。
その集団では、ママ同士でトラブルになる可能性が当然高くなります。
気持ちのよい話のできる素敵なママ友と、一緒に育児ができるといいですね。