家庭用ミシンでファスナー付け!無料レシピ付き・お昼寝布団カバーの作り方

はじめてつける方には、難易度の高いファスナー。
入学・入園グッズを作る時しかファスナーを縫い付けない方には、ファスナー用の押さえをお持ちでない場合もあるでしょう。
少しコツが入りますが、家庭用のミシンで通常の押さえを使ってもファスナーを縫い付けることは可能です。

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家庭用のミシンで押さえを変えずファスナーをつけたい!

さて、今回は練習として、保育園の入園グッズ・ベビーグッズとしても使い勝手のいいファスナー付きの布団カバーを作ってみましょう。

以前ご紹介した「ヒモタイプのお布団カバー」は、
お布団カバー

作り方は簡単なものの、紐がほどけてしまったり…と、使い勝手の面で「あと一歩…!」と感じている方もいるかもしれません。
ヒモを何本も結ぶのに手間取ったり、ヒモの材質によっては使っている間にほどけてお布団がでてしまうことも…。
そんな悩みを抱えている方には、今回ご紹介するファスナー付きのお布団カバーがおすすめです。
既製品で多く見かけるこのタイプは、しっかりファスナーを閉じておけば布団がでる心配もなく、開閉もとてもスムーズです。

反面、自分で作るとなると、ファスナーつけは大変そうと思っている方も多いのではないでしょうか。

「とても簡単」とは行かないかもしれませんが、工程一つ一つは難しいものではありません。

入園前の時間の取れるときに、1枚だけでも挑戦してみませんか?

材料(できあがり寸法:タテ約124cm×ヨコ約74cm)

  • オックス、シーチング等好みの布 約2.6m
  • 樹脂ファスナー 1本(120cm)

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今回は裏と表で別の生地を使いました。
厚みが同じくらいの物を使うと良いと思います。

使用する生地はヒモタイプと同じ物で構いません。(裁断サイズも同じです)
ファスナーは長めの物を用意して、必要に応じてカットします。
ただし、ファスナーの長さは絶対に120cmと決まっているわけではありません。
お手持ちのファスナーにあわせて、布団側の縫製を変更して対応することも可能です。

できあがりサイズは、一般的な子供用敷き布団(敷き布団サイズ:タテ120cm×ヨコ70cm×厚み3cm)が入る大きさになっています。
出し入れの時に便利なように縦横にゆとり分を1cmずつ追加しました。
(ぴったりサイズがお好みの場合は、ゆとり分を追加せず作ってください。)

樹脂ファスナーとは

ファスナーには、噛み合う部分(エレメントと言います)が金属や、硬いプラスチックでできたものがあります。
金属製など、装飾性の高いものも多くバッグやポーチに使われることがありますが、シーツの資材としては不向きです。

シーツや洋服など、肌に触れる機会が多いアイテムには柔らかい樹脂製ファスナーがおすすめです。
はさみで簡単にカットできるので、長さの調整も自由にできます。
樹脂製ファスナーにも幾つか種類がありますので、迷ったら手芸店で確認するか、「布団用」「シーツ用」というキーワードでヒットするものがよいでしょう。
今回は、フラットニットファスナーのシーツ用を使用しています。

作り方

基本的な作り方は、ヒモタイプのお布団カバーと同じです。
ここではファスナーのつけ方を中心に説明します。

1)ファスナー口を作る

生地を中表にあわせ、布の耳側の上下に端から10cmの位置に印をつけます。
布の耳を利用しない場合は、縫い代3cmのところを4cmとし、1cm、1.5cm幅で三つ折りにしてください。
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上下の10cmだけ、縫い代1.5cmで縫い合わせます。
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縫い合わせた部分はアイロンで割り、それ以外も1.5cm幅で内側に折ってアイロンで押さえます。
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両方の布端を1.5cmで折り返して下さい。
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2)ファスナーの仮縫い

ファスナーを用意し、上止め(写真 赤丸の部分)のすぐ上をミシンで数回返し縫いをして縫い止めます。
ミシンで縫うのが難しい場合は、手縫いで縫い付けて下さい。
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ファスナーを閉じた状態で、縫い合わせた生地のファスナー口を上からかぶせて位置を決めます。
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縫い付け位置が決まったら、裏返して片側の縫い代にファスナーをまち針でとめます。
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布端から1~2mmの箇所を、大きな縫い目で縫います。
これが仮縫いになります。
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縫い進めていくと、スライダーにぶつかることがあります。
途中でスライダー位置に来た場合、針は落としたままで押さえを上に上げて前後に逃がしながら縫って下さい。
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3)ファスナーの長さ調整

下の縫い合わせ箇所まで残り20cmほどになったら一旦ミシンを止めます。
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生地の縫いあわせ箇所と同じ長さでファスナーにも印をつけます。
上と同じようにミシンで数回返し縫いをして縫い止め、余分なファスナーは2cm残してカットします。
この時、スライダーが写真のように中に入っている事を確認して下さい。
(カットする側にあると、ファスナーとして使えなくなります。)
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ファスナーの長さが決まったら、再度ファスナーの仮縫いをします。
先ほどミシンを止めた所から、ファスナーの終わりまで縫います。
もう片方の縫い代も、同じようにファスナーを縫い付けます。
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4)本縫い

最後に、ファスナー全体を四角く囲むように表側から縫っていきます。
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ファスナーの右上から縫いはじめます。
この時、普通の押さえ金だとファスナーのエレメントに左端が触れると思います。
エレメントに乗り上げない程度の縫い代(7~10mm程度)で縫います。
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金属製ファスナーに比べて樹脂製は薄いので、多少ファスナーに乗り上げながら縫っても縫い進めることができます。
まっすぐ縫える、自分のやりやすい幅で縫い合わせて下さい。

ファスナーの回りを一周縫ってファスナーつけは終了です。
縫い合わせ部分にしわが寄っていたらアイロンを当てて整えます。
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仮縫いしていますので大きく縫いずれることは無いと思いますが、距離が長い分しわやたるみがでてくるかもしれません。
その場合は、その都度細かくずれを戻しながら縫って下さい。

5)カバー全体の縫い合わせ

この後は、ヒモタイプと同じになります。
ファスナー部以外の三辺を縫い合わせます。
その時、上下は縫い代1cmで、横(残っている長い辺)は1.5cmで縫い合わせて下さい。
縫い合わせ後は、ジグザグミシンで布端の始末をして完成です。

まとめ

ファスナーつけはいかがでしたか?
ミシンのみで縫える方法をご紹介しましたが、ファスナーのつけ方は今回の方法以外にもあります。

ファスナーをまち針でとめたら、手縫いでしつけするやり方もありますし、
仮止めをミシンではなく細い接着芯を使ってアイロンで止める方法もあります。

また、あまり薄手で柔らかい生地よりも、リネンのようにある程度しっかりした素材だと縫いやすくなります。
いきなり布団カバーを縫うのは自信が無いという方は、クッションカバーや枕カバーなどの小物で練習しても良いですね。
縫う距離が長く、布をさばくのも大変になりますので、広いスペースを確保してからチャレンジしてみて下さいね。

寸法入りレシピ

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ファスナータイプ