切迫早産で入院し2人目を39週で安産!1人目の早産経験から気を付けたこと～ライター森野杏莉の出産体験

2人目切迫早産で4ヶ月入院の末、次女を出産の体験記

切迫早産で入院している妊婦の皆さん、厳しい入院生活お疲れ様です。
私は、長女(第一子)を23週と6日で出産しました。
そのため、第二子でも早産が心配されていましたが、何とか持ちこたえることができ、次女の出産は、切迫早産で4ヶ月入院した末、39週で出産に至りました。

• どんな妊娠期間を過ごしたか(入院期・自宅安静期)
• 私の妊婦生活の中で早産を防いでくれたものはなにか

をご紹介したいと思います。

私の早産予防に効果があったもの

妊娠中、肌身離さずつけていたベルトが、早産予防の効果もあるとされる「トコちゃんベルト」です。
骨盤がゆるみ、赤ちゃんが下がってきてしまっている切迫早産の状態を、骨盤を固定することで改善してくれるということで利用しました。

トコちゃんベルトが切迫早産に良いといわれている4つのポイント

1.妊娠初期から始まる骨盤の緩みをサポート

出産に向けて、女性の体は少しずつ関節がゆるむホルモンを出しています。
そのため、骨盤の関節のゆるみは、妊娠初期から始まっています。
妊娠初期から中期に使用することで早産を引き起こす理由の一つでもある、骨盤のゆるみを抑える効果があるようです。

2.骨盤の形、子宮の形を整え流産・早産を防ぎやすい

おへその上まで締める腹帯やガードル、ウエストニッパーは子宮の中の赤ちゃんが圧迫され、妊娠中毒症の症状が出ないかと心配な人もいるかもしれませんが、トコちゃんベルトは安心なようです。
骨盤の下の骨を締め、骨盤の形、子宮の形を整えるようで、

3.骨盤高位の着用で子宮頚管の圧迫を抑えられる!

お尻に座布団などを敷いた状態で、仰向けに寝ると、下がってきた内蔵や子宮が上がります。
この姿勢で、トコちゃんベルトを締めると、骨盤のような役割を果たしてくれます。そのため、子宮頚管の圧迫を抑えることができようです。
私は、このベルトをシャワーのとき以外はずっと付けて、できるだけ赤ちゃんが下がってこないようにしていました。
切迫早産でない方でも、骨盤のゆるみ、ゆがみの改善ができるようなので胎児の姿勢や妊娠中のトラブル予防にも有効だと思います。
トコちゃんベルトの公式サイトでは、「トコちゃんベルト選び診断」も行っていて便利です。
切迫早産でお腹が張る!張るときの休み方と身体の温め方

妊娠期の過ごし方(入院期・自宅安静期)

妊娠発覚～妊娠１４週　前回の早産をうけて、早めの里帰り

長女が二歳の頃、第二子を授かりました。
年の近い兄弟ができたらと思っていたので、嬉しいと思いました。
しかし、第一子を早産している経験があり、第二子も早産になるのではないかと、不安は大きかったです。
というのも、長女を出産後、婦人科の検診で、次の子どもも早産になる可能性があるので、NICU（新生児集中管理室）のある病院にかかっておくことを薦められていました。
また、自分でも妊娠初期から恥骨に痛みを感じ、骨盤が緩んでいるのではないかととても不安でした。
夫も仕事が忙しく、近くに頼れる親類もいなかったので、里帰り出産を希望しており、妊娠14週で実家へ里帰りしました。
切迫早産で入院!赤ちゃんが心配で眠れない・不安で気持が沈む時におすすめしたいこと

妊娠１４週～２２週　　自宅安静

里帰り後は、NICUのある公立病院へかかりました。
かかった先では、長めの外出を控え、疲れをためなとの指示が。
経過は順調で、長女とゆったりと過ごしました。

妊娠２２週～３４週　　入院

しかし、特に無理をしたつもりはないのですが、２２週の頃の検診で子宮頚管の長さが短くなっていることがわかり、入院することに。
差し迫った切迫早産ではなかったため、子宮の収縮を抑えるお薬は点滴ではなく内服。
一日のほとんどをベッドの上で過ごします。
シャワーは１日に１回、売店や支払いなどにでかけることも１日に１度許可されていました。

その後、赤ちゃんが大きくなるに連れ頚管も少しずつ短くなりました。
内服のお薬の回数が増えることはあっても、おおむね順調で、大晦日の１泊だけ一時帰宅することができました。

妊娠３４週～３９週　　　自宅で陣痛を待つ

お腹の赤ちゃんも順調に大きくなり、週数３４週で退院させてもらえました。
ただ、ずっとベッドで寝たきりの生活でしたから、少しずつ動くように注意を受けました。
娘と安静にしながら遊び、陣痛を待ちました。
週数が経過していくと少し外にでて、子どもと散歩もすることができるようになりました。
お子さんがいらっしゃる方は、次の記事もおすすめです。
【切迫早産で自宅安静】上の子と負担なく遊ぶ５つの方法

39週と２日　　入院中に準備していたソフロロジー法で静かな出産

a.m.2:00

規則的に子宮が収縮する痛みを感じ、母親と病院へむかいました。

a.m2:30

　　　
子宮口３センチ　病院へ到着し、着替えて準備室へ　
痛みが来るたびにソフロロジー分娩法を実践し、子宮口が開いていくイメージを頭に抱きました。　

a.m3:00

あっという間に子宮口１０センチ、分娩台へ移動。
破水がまだなので、まだいきまないでくださいと言われ、陣痛がくる間は、赤ちゃんが産道をおりてきている姿をイメージしながらゆっくりと呼吸しました。

a.m.3:30

とうとう、破水。
同時に、トイレの大をしたいような、おしりの方に押される感覚があり、次の陣痛に合わせていきんでOKと指示されました。
陣痛にあわせていきんだ、その一回のいきみで娘は生まれました。

a.m4:00

あまりに早い出産だったので、会陰に少し傷ができ縫合しました。
麻酔をしたけれども、痛みは出産以上でした。
縫合の痛みに耐えながらのカンガルーケアをしました。
目をつぶりながらおっぱいを探す娘の姿は一生忘れません。
安全性が危惧されるカンガルーケアですが、出産前に助産師付き添いで、安全と判断されたときのみ実施ということで同意していました。

陣痛のつらさはソフロロジー法に助けられた！

小さな赤ちゃんを産んだことはあっても、普通の大きさの赤ちゃんを産んだことのなかった私は、「痛くて辛い」出産になるのでは、と恐怖感を抱いていました。
そんななか、入院中経産婦のお母さんから「ソフロロジー法」を勉強していると、お産が楽になると聞き、早速本を買って入院中勉強を始めました。

そうすることで、いざ陣痛がきた状態でも心を落ち着かせることができ、その結果、体がゆるみ楽にお産ができるとともに、赤ちゃんにも十分酸素が送られ元気な状態で生まれてきます。

私が実践した簡単ソフロロジー法

1. 子宮口開大中の陣痛に対してのイメージ⇒子宮口を開いて、赤ちゃんがでてくる扉を開けてあげるイメージ
2. 子宮口が全開してからの陣痛に対してのイメージ⇒産道を、赤ちゃんが頭を下にしてゆっくりと回りながらおりてくるイメージ

これらのイメージを思い浮かべながら、ゆっくりと細く長く息を吐きます。
呼吸を通して、赤ちゃんと会話しているような気分になっていくので不思議です。
陣痛が来たら聞く音楽や、見る写真など決めておくと、さらにリラックス効果が得られるそうです。

入院中読んでいた本　私がソフロロジーを知るために読んだ本↓

まとめ

次女をしっかりとお腹の中で育てて出産できたことは、長女を小さく産んでしまったことをとても心苦しく感じていた私にとって、大きな自信になりました。
出産を全うすることが、その後のママの気持ちの持ちように影響すると身をもって感じています。
今、お腹に赤ちゃんのいるママたちみんながいいお産ができるよう祈っています。
切迫早産で入院の末37週で出産!破水後立ち合い出産で陣痛を逃し安産体験～ライター菅ゆみ