3歳を過ぎたお子さんでも、意外と鼻をかめない子は多いものです。
無意識に鼻水を吸って、身体の中に溜め込んでいませんか?
風邪を引いて鼻水がでたとき、お子さんはどうしていますか?
鼻をかめない子は意外と多い!楽しみながら練習しよう!
赤ちゃんの頃は、吸引器などで大人が吸いとってあげていたのではないかと思います。
2、3歳になると、そろそろ自分でかむことを教えてあげたい時期ですね。
小児科で教わった「小さな子どもでも楽しみながらできる 鼻をかむ練習方法」をご紹介します。
鼻をかむ練習
少しずつ楽しみながら練習してみてください。
無理強いをすると、練習を嫌いになってしまうので、焦らずにゆっくりと進めて下さいね。
大人がお手本を見せて、一緒に練習すると楽しめます。
step1.まずはお口で「ふぅー」
お誕生日のとき、ケーキにあるロウソクの火を消したがるお子さんも多いと思いですよね。
そんなイメージで、口で吹くことから始めましょう。
まずは、ティッシュを顔の前に広げ、お口で「ふぅー」と吹いてみましょう。
ティッシュが風で揺れたら、きちんと吹けている証拠です。
step2.鼻で吹いてみよう
慣れてきたら、次は鼻で吹く練習をしましょう。
先ほどと同じように、顔の前にティッシュを広げ、今度は鼻で「ふぅー」と吹いてみます。
理解するまでは意外と難しいので、焦らず続けて下さいね。
step3.ティッシュを飛ばそう
最後は、ティッシュを小さくまるめ、片方の鼻の穴に軽く入れます。
もう片方の穴は、手で押さえ、ティッシュを「ふん!」と遠くへ飛ばす練習です。
どちらが遠くへ飛ばせるか勝負!遊びながら練習しましょう。
正しく鼻をかもう
鼻血がでたり、耳が痛くなることもあるので、やめて下さいね。
鼻をかむ練習ができたら、正しくかむ癖をつけましょう。
お風呂上りがチャンス!
お風呂の蒸気で温まり、鼻水が出やすくなっているので、練習には最適です。
蒸したタオルを鼻の付け根に置いて温めても効果的なので、お試し下さい。
鼻をかむことの大切さ
鼻水は、鼻に入ったほこり・花粉などの異物、風邪などのウイルスを外へ出そうとしています。
吸って体内に溜めてしまうと、中耳炎や副鼻腔炎になりやすいので危険です。
特に小さいうちは、鼻を耳をつなぐ管の角度がなだらかで、中耳炎も起こしやすいのです。
執筆者の体験談
一番困ったのは鼻水をかめないことでした。
無意識に吸い込んでいたので、鼻水と痰がひどくなり、夜も眠れずに苦しい日々。
そのときに、看護師さんに教わった方法です。
この方法を毎日のように繰り返し練習し、今では一人で鼻をかむことができています。
鼻をかめるようになったことで、鼻風邪が悪化することはぐっと減りました。
おわりに
鼻水をかむことは、風邪の悪化を防ぐ、中耳炎の予防など、身体にはとても大切なことです。
けれど、鼻水を吸うことを覚えてしまうと、自然とかめるようになるのは難しいものです。
大人の方が、ゆっくり教えてあげて下さい。
一度コツを掴むと、その後は簡単にできるようになるので、慣れるまで頑張って練習させてあげてくださいね。