- なんだかおりものが急に増えたみたい
- デリケートゾーンがかゆい・・・
こんな症状が気になったら、カンジタ膣炎の可能性があります。
妊娠中に起こりやすいとされるカンジタ膣炎症ですが、産後も引き続き注意が必要です。
育児に家事に忙しい産後の場合、どんなことに注意すればよいのでしょうか?
カンジタ膣炎ってなに?
症状は、
- 強いかゆみ
- 多量のおりもの
- カッテージチーズや酒粕、おかゆ状の白く濁ったおりもの
が代表的です。
婦人科で膣内の消毒をし、殺菌作用を持つ膣錠を入れることで治癒します。
原因は? 睡眠不足・育児疲れが原因になることも
妊娠中は、免疫力の低下やホルモンバランスの変化によって、カンジタ膣炎が起こりやすいことが知られています。
しかし、産後も注意が必要です。
また、赤ちゃんのお世話が忙しく、ママ自身の食事がおろそかになることも免疫が下がる原因の1つになります。
そんな時に、カンジタ膣炎にかかりやすくなります。
治すための3つの注意点
1.受診は後回しにしない
小さな赤ちゃんがいると、どうしてもママ自身の受診が億劫になりますね。
そのため、受診が遅れがちになります。
カンジタ膣炎が悪化すると、治りにくくなり、慢性化してしまうこともあります。
2.自力で治そうとしない
カンジタ膣炎でインターネット検索をしてみると、
- サプリメントで自然治癒させる
- デリケートゾーンをドライヤーで乾燥させる
- かゆみ止めなどの市販薬で治す
・・・などの治療法がヒットしますが、どれも注意が必要です。
サプリメントでの治療は、十分な科学的根拠が不足しているため、炎症を長引かせる可能性があります。
また、ドライヤーでの乾燥も、やけどの危険性がありおすすめできません。
市販薬の使用については、薬の使い方が不十分であることや、他の膣炎をカンジタと自己判断してお薬を使ってしまうこともあります。
数日使用して症状が良くならなければ、必ず婦人科を受診する必要があります。
※初めてカンジタ膣炎になった場合も、同様に必ず医療機関を受診しましょう!!
3.日頃から予防をこころがけて再発を予防
繰り返さないためにも、以下のポイントをこころがけましょう。
- ピッタリしすぎる厚手のジーンズ等は避けましょう。
- 免疫を上げる食材を意識的に摂りましょう。
- 睡眠不足を解消しましょう。
- 尿もれシートはこまめに取り替えましょう。
育児中は動きやすさ重視で、パンツスタイルが主流になる人も多いですね。
流行のスキニーデニムですが、デリケートゾーンの風通しが悪くなり、カンジタ膣炎が発生しやすくなることもあります。
あまりタイトなジーンズばかり履くのは避けましょう。
ヨーグルトや納豆、キムチなどの発酵食品を毎日欠かさないようにしましょう。
育児の合間に自分の食事支度は大変ですが、食事を抜かないように注意してくださいね。
簡単でも栄養が取れる「味噌汁に納豆ご飯」「野菜スープとパンとヨーグルト」などで良いので食べるようにしましょう。
家事は週末のパパがいる時にまとめてやったり、逆にパパが子供を見てくれるときにゆっくり休むなど、睡眠不足の解消に心がけましょう。
特に生理の1週間前は、カンジタ膣炎が起こりやすい時期。
注意して体を休めるといいですね。
月齢が小さいうちは、赤ちゃんと一緒にお昼寝を取ることも、ママと赤ちゃんにとってはとても大切です。
産後は尿もれが気になり、市販の尿もれシートを使う人も多いと思います。
生理用のナプキンに比べ、交換する頻度が少なくなりがちですよね。
トイレに行ったら交換するように心がけてください。
まとめ
産後のママの体は、思っているよりもずっと疲れています。
たかがかゆみ、と放置せず、しっかり治してあげてくださいね。