乳腺炎の応急処置法!母乳育児中のママに保健師が知ってほしい方法

乳腺炎の応急処置方法を知っていますか?

母乳育児をしている方の1割強が、経験する乳腺炎。
軽い乳房の痛みやしこり程度を含めると、3割近くの方が経験するといわれます。

prof05_金子右配置「あれ、おっぱいが痛い?」
「少し腫れていて、赤い?」と思ったら、すぐに自分で出来る応急処置に取り掛かりましょう!
放置しておくと高熱が出て動けなくなってしまうことも。
そうなると、乳腺外科での治療が必要になる場合もあります。


これだけは、知っておきたい6つの応急処置方法

病院がお休みだったり、夜間だったり…すぐに治療に行けない場合もあります。
また、軽度な場合は、応急処置で緩和される場合もありますので、実践してくださいね。

1. 冷やしましょう

冷えピタ
冷却シートで痛みのある部分・腫れている部分を冷やしましょう。
保冷剤

保冷剤は、凍傷などを起こす可能性もあるので、直接肌に触れないように注意してお使いください!

2. 母乳育児に影響が出にくい薬を飲みましょう

葛根湯
葛根湯を飲みましょう。
熱っぽい・痛みがあるという場合は、

イブプロフェンやアセトアミノフェンの市販薬も飲んでも大丈夫です。
イブプロフェンが主成分である薬
アセトアミノフェンの市販薬

3. 授乳回数を増やしましょう

なるべくこまめに飲んでもらってください。
特に夜中よく眠ってしまう赤ちゃんには、起こしてでも授乳に協力してもらいましょう!

4. 授乳姿勢を変えましょう

フットボール抱き

添い乳
色々な体勢で授乳しましょう。横抱き・縦抱き・フットボール抱きなど・・・。

5. 痛みのある乳房を優先しましょう

なるべく、痛み・腫れなど症状のある側の乳房から授乳しましょう。
しこりが緩和されるように、圧迫授乳もお勧めです。

6. 搾乳しましょう

頑張っても授乳後も母乳が残ってしまう(張っている)方もいらっしゃるでしょう。
そんな場合は、軽くなるまで少しだけ搾乳をしましょう。
搾乳しすぎてしまうと、逆に今まで以上に母乳が作られてしまいます。

応急処置と一緒に必ず食事制限と安静も!

応急処置を行ったからといって安心してはいけません。
乳腺炎を起こす前と同じ生活でと、頑張りすぎや食べ過ぎは絶対にNGです!

1. 食事の見直しましょう

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脂肪分の多い食べ物やお菓子、塩分の多い食べ物は控えましょう。
症状が治まるまでは一旦中断してはいいかがでしょうか?
ちなみに、水分は多めにとっても問題ありません。
ただし、カフェインの入ったコーヒーや極端に冷たい飲み物、糖分の多いジュースは避けた方が良いです。

日常的なケアには詰まりにくくするハーブティーもおすすめ

血液をサラサラにし、赤ちゃんにも飲みやすいおっぱいに変えてくれます。
icon-check02繰り返す乳腺炎でお悩みの授乳期ママに『AMOMAミルクスルーブレンド』

2. 安静に過ごしましょう

添い乳
体を休める。赤ちゃんのお世話と最低限の家事以外は、安静を。
※産後の床上げまでのイメージがわかりやすいですね。

3. 血液の循環を意識しましょう

下着
ゆったりとした下着・衣服を身に着けて、乳房の血流が悪くならないようにする。

乳房のしこりや痛みに気付いた時点で、今回ご紹介した処置をしておけば、自然に症状が無くなってしまうこともあると思います。

こんな場合は、助産師さんに相談を!

痛み・腫れ・しこりがなかなか消えない場合や、次のような悩みがあれば助産師さんに相談してみてください。

  • 赤ちゃんが両方のおっぱいを飲まずに寝てしまう
  • 色々なポジションで授乳するのが難しい
  • 扁平乳頭や陥没乳頭などで赤ちゃんが上手に吸ってくれない
  • 乳首が切れてしまって痛い

などのトラブルがある場合は、応急処置だけで一旦改善しても、また繰り返す可能性が高いといえます。

できる限り早く、乳房専門のケア施設(乳房外来・助産師外来・個人助産師)に相談して指導を受けるようにしましょうね。
icon-check01【おっぱいが切れた】授乳で傷ついた場合の5つ応急処置と3つの予防法~保健師コラム

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ABOUTこの記事をかいた人

保健師ライター 金子奈菜絵

大学病院の小児科で新生児室・私立総合病院の産婦人科で長年看護師として従事してきました。 現在は保健師として、育児相談のアドバイスや赤ちゃんの健康チェックなど、地域の子育て支援事業に参加しています。生後1か月健診~3歳6か月健診の健診も担当しています。男の子を2人育てるワーキングマザーです。