母乳が足りているのかどうか知りたい!
赤ちゃんが母乳を何度も欲しがったり、眠る時間が短いことで悩んでいませんか?
母乳量が足りないのかも…と不安な方も多くいらっしゃると思います。
母乳が足りないと赤ちゃんの体重が増えず、寝る時間も短くなってしまいますね。
まとめて寝てくれないと産後の疲れがなかなか抜けず、ママ自身の体にも負担になります。
1.赤ちゃんの体重を計って確かめてみましょう!
母乳量を知るために、赤ちゃんの体重を計ると増加量がわかります。
どの程度母乳を飲めているか、確認する方法は産院でも教えてもらったと思います。
正しい測り方を大学病院の新生児室に勤務していた、現在保健師の金子さんに伺いました。
母乳を飲ませる前と飲ませた後の体重の変動数を比較します。
手順1.授乳前に赤ちゃんの体重を計る
この時、赤ちゃんのオムツは新しいものに替えます。
体重を測定しメモしておきます。
手順2.授乳後の体重を計る
オムツをかえずに再び体重を測定します。
少し可哀想かもしれませんが、体重を計り終えるまで、おむつはそのままで。
手順3.比較
これで正確な授乳量がわかりますね。
家庭用の体重計で大まかな増加量を測る方法
自宅にベビー用の体重計のないご家庭も多いでしょう。
その場合は、大人が使っている家庭用の体重計を使う方法もあります。
授乳後、赤ちゃんを抱っこして、ママの体重を計ります。
しかし、新生児の場合は細かな数字がでる体重計でないと授乳量はわからないかもしれません。
生後1か月以降であれば、外出もできます。
デパートやショッピングモールの授乳室に行けば、赤ちゃんの体重計を置いているところも多いですよ。
利用してみてください。
注意すること
母乳を飲ませる前と飲ませた後で、条件を同じにすることです。
- 洋服は濡れても替えない(濡れてしまったときは機会を改めてもいいですね)
- オムツの条件(上のポイントをもう一度確認してくださいね)
に、注意して測ります。
そうでないとどのくらい増えたのか分からなくなってしまいます。
2.赤ちゃんの睡眠時間はどうですか?
「赤ちゃんが睡眠の長さ」と「飲んだ母乳の量」は比例していきます。
赤ちゃんがあまり長く寝てくれなかったり、ぐずることが多い場合は母乳量が足りていない可能性があります。
赤ちゃんが母乳を飲んでいる途中に寝てしまうこともあるかもしれませんね。
そんな時は次のことがおすすめです。
授乳中に寝てしまう場合は
赤ちゃんの足の裏を指でこすって刺激してあげましょう。
刺激されて起きる場合があります。
起こしながら、少しでも多くの母乳を飲ませてあげて下さい。
たっぷり飲んでお腹が満たされている場合は、ぐずる事なく長い時間まとめて寝てくれます。
こうすれば、母乳が足りているのか不安な気持ちも多少はなくなると思います。
特に新生児は母乳を飲ませただけ寝てくれます。
(※赤ちゃんによって、もちろん異なります)
3.哺乳瓶で飲ませる
搾乳したおっぱいを哺乳瓶で飲ませてみてください。
哺乳瓶で飲ませてあげる量がはっきり分かると、どのくらい飲んだのかはっきり数字としてわかりますね。
足りているのかなどの不安もなくなると思います。
やっぱり、母乳量に不安がある…
母乳量に不安がある場合は、こちらの記事がお勧めです。
母乳量不足で悩まないで!保健師が教える母乳を増やす方法おすすめ5選
先輩ママの体験
完全母乳だったので、栄養が足りているのかどうか、赤ちゃんがちゃんと育っているのかどうか、とても不安でした。
1ヶ月検診の時などに、「体重は増えているから大丈夫」と言われましたが、なかなか信じられませんでした。
今日はよく泣くのでミルクを足した方がいいのかななどと、毎日のように悩んでいました。
母乳が足りているのかどうか、最初の子育て中はとても不安でした。
(akikok・39歳・埼玉県/8歳女の子・5歳男の子・2歳男の子)
まとめ
どのくらい母乳を飲んでいるか、本当に足りているかなど、ママの不安が改善されることは大切です。
そうした不安が少なくなると、ストレスなく子育てを楽しむことができます。
また、赤ちゃんが元気にすくすくと育ってくれる事はもちろんのこと、
赤ちゃんがまとめて寝てくれる時間も増えると、ママが寝る時間も取れますね。
子育てで疲れた時は少しでも横になりたいもの。
執筆:西藤みき