妊娠中に履いても大丈夫なヒールの高さは?
妊娠中でもおしゃれをあきらめたくない!という妊婦さんは多いですね。
最近では、マタニティウェアを購入しない方も増えているようです。
しかし、問題は靴選びです。
なぜ妊婦さんはハイヒールを履いたら危険なのでしょうか?
そして、ハイヒールは絶対にNGなのでしょうか??
ハイヒールが危険な理由はこの3つ!
1.転びやすい
妊娠中のハイヒールは危険!と言われる最大の理由は「転びやすいから」です。
妊娠中は、お腹が大きくなり、足元が見えにくくなります。
それに加えて、お腹が重たくなり、体の重心が変わってきます。
2.腰痛が起きやすい
妊娠中は、大きくなるお腹をかばうために、重心が後ろに下がります。
更にホルモンの影響で、関節がゆるみ、さらに腰痛が起きやすくなってきます。
つまり、お腹を突き出して背中が猫背になってしまうのです。
3.疲れやすい
妊娠中は足がむくみやすく、疲れやすいため、ハイヒールで歩くとむくみ・疲れが悪化してしまいます。
特に妊娠前から履いていたヒールは、妊娠後期になってくると、むくみで履くことが難しくなってきます。
妊娠中のヒール、何センチまでならOK?
実は、転倒や腰痛予防に気を付ければ、妊娠中のハイヒールは絶対にNGというわけではありません。
妊娠前からかなり高いヒールを履いていた人は…
ミドルヒール(3~6cm)ならローヒール(~2cm)、ハイヒール(7cm~)ならば、ヒールの太く安定したものを選びましょう。
クラシカルなスタイルに合うチャンキーヒールや、靴底の面積が広いウェッジソールもおすすめです。
妊娠前もミドルヒールかローヒールが多かった人は…
ローヒール(~2cm)かバレエシューズ、スニーカーなどのフラットシューズを選びましょう。
とはいえ、ヒールの高さは7cmにとどめておくのが良いでしょう。
それ以上は、妊娠していない時でさえ、歩きにくく疲れにくいと言われています。
また、ハイヒールを連日履くのは避けましょう。
ハイヒールとミドルヒールまたはローヒールを交互に履くようにすると、腰痛や足の疲労が起きにくくなります。
ハイヒール好きな妊婦さんの必須アイテム!骨盤ベルト
妊娠中期になってくると、お腹が大きくなり、腰痛が起きやすくなります。
ハイヒールが好きな妊婦さんは、ヒールを履く際に、骨盤ベルトを着用すると良いでしょう。
ゆるみがちな骨盤をしっかり支えることで、腰痛を防いでくれます。
まとめ
妊娠中も、絶対にハイヒールがNGというわけではありません。
ヒールの太さに注意し、安定感のあるものを選ぶことがポイントです。
更に、外歩きで足が痛くなった場合を想定して、折りたたみができるフラットシューズを持ち歩くのもおすすめです。
産後も赤ちゃんを抱っこしたり、公園で走り回ったりと、なかなか履く機会がなくなるハイヒール・ピンヒール。
今のうちに、安定したシューズでお気に入りのブランドを見つけておくのもよいですね。
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執筆:金子奈菜絵