助産師
でも、散髪にはハサミなど怪我のリスクのある道具を使いますので、動いたら危険です。
上手にカットするためのグッズを揃えておくと、短い時間で散髪を済ませられます。
また、どうしたら動かずにいてくれるのか、コツを知っていると助かります。
2歳の散髪をスムーズにするコツ4選
機嫌を良くさせる方法、泣いたときの対処法を20組の親子の体験談とともに紹介します。
ぜひ、参考になさってくださいね。
1.便利な散髪グッズ
小さな子ども相手の散髪は、準備が肝心ですよ。
忘れ物があってハサミを置いたままその場を離れると、危ないので気をつけましょう。
散髪をスムーズにするために、便利な散髪グッズをいくつかご紹介します。
集団で遊ぶのが苦手な2歳児・3歳児!公園でのルールが守れない時の注意点
- くしとスキバサミ
- コームシェーパー
- 電動バリカン
- ケープ(タオル、カッパで代用できる)
- フェイスガード、サンバイザー、シャンプーハット
- 敷物、古新聞(そのまま捨てる)
ベビー用のくしとスキバサミのセットされているものが売られているのでお勧めです。
子どもが急に動く、手を出すなどしても、ケガをしない構造です。
仕上がりも自然な感じになります。
(くしとカミソリが一体化しているもの)
先輩ママの体験談:動画を見せる、櫛タイプの散髪道具で
(りんぼう43才・息子7才・娘4才・神奈川県在住)
あわててアダプターを付けないままカットしないようにしてください。
子どもの頭に「ハゲ」を作ることになってしまいます。
顔に髪の毛が付くのも、いやなものですね。
それを防ぐためには、前髪は最後にカットするのがおすすめです。
少しでもいやがる子どもにおすすめなのは、ヘアスプレー用のフェイスガード。
サンバイザーやシャンプーハットなどでも代用できそうです。
あとはカッパを着せました。
(ひまわりこ)
レジャーシート若しくは古新聞があれば、更におすすめです。
その上に椅子を置いて散髪すれば、切った髪の毛の処分が簡単です。
古新聞なら、そのまま捨てることができます。
後片付けを重視するなら:庭や風呂場で散髪
多少髪の毛が散らばっても、気にならないのが、庭や風呂場です。
風呂場なら、体や顔に付いた髪の毛もすぐに流せます。
排水溝の上に、髪の毛用のシートを貼っておけば、詰まりも防げるでしょう。
先輩ママの体験談:自宅の庭やお風呂場で、サンバイザーやカッパを利用
一気にやらずに前髪だけ、サイドだけ、後ろだけに分けてやると短時間ですみます。
(ひまわりこ)
子どもの期限を損ねず散髪する方法
子どもは、ぐずり始めると、動いてしまいます。
動くと危険ですから、散髪のときは機嫌良くさせておくことがコツです。
子どもの気を引き、機嫌良くできる方法を4つご紹介します。
2歳児・3歳児の車酔い!吐かないように気を付けてあげたい9つのこと
1.動画を見せている間に散髪する
テレビや動画は、日頃見せず、散髪のときに特別に見せると効果があります。
先輩ママの体験談:テレビを見ている間に
危ないので、ぐずり始めたら、あきらめていったん休止します。
その後、また機嫌が治ったら再開します。
(まちゃママ40歳・5歳息子・東京都在住)
先輩ママの体験談:動画を見せている間に散髪する
ケープなどもつけてくれないので服のままリビングで切ります。
切っている間はほとんどぐずったりしません。
iPadやスマホで教育テレビなどを見せると集中して見てくれるので、その間にさっと切ります。
(ともちゃんママ29歳・2歳娘 ・愛知県在住)
2.ママや兄弟の散髪を見せてから
ぐずる原因は、怖い、チクチクして気分が悪いなどから。
家族が楽しそうに散髪しているのを見せれば、自分もやってみたくなるでしょう。
「お兄ちゃんみたいに上手にできるかな?」
「じっとしていてくれて、ありがとう。ママ助かるな。」
そんな、声かけもしながら、子どもの気持ちを前向きにしましょう。
先輩ママの体験談:ママの散髪を見せる
椅子に座ってカバーをかけて、髪をとかして前髪だけ少し切ってもらいました。
チョキチョキ楽しいね、と楽しそうにやってもらい、その後数日チョキチョキごっこをして遊びました。
(にゃんにゃんたろう33歳・息子2歳)
先輩ママの体験談:兄弟の散髪を見せながら、同じときにする
我が家では散髪するときは子ども3人同じ日に切ります!
まずテレビの前のイスに座らせてお兄ちゃんから順番に切っていきます。
下の子たちは興味津々で早く自分も切ってと思うようになります。
かっこいいよ、可愛くなったよ、など褒めながら切ると最後までじっとしていてくれますよ。
子どもが好きそうなテレビやDVDを見せてあげる、切り終わったらお散歩に行こうと声をかけるなどすると、じっとしていることが多いです。
(Sくんママ25歳・4歳息子・3歳娘・1歳息子・神奈川県在住)
3.おやつで気を引く
おやつの時間と散髪の時間を兼ねて、おやつに気を取られている間にカットします。
度々カットする手を止めて、何回かに分けておやつをあげると、無理なくできそうですね。
先輩ママの体験談:タマゴボーロを少しずつ与える
ですから私は、10秒に1回手を止めて、タマゴボーロを与えながら休み休み切っています。
(ことねん24歳、3歳の娘、埼玉県在住)
先輩ママの体験談:アメなど好きなお菓子をあげる
子どもが集中して座っていられるのが、20分で限界だったため。
ごほうびにアメや大好きなお菓子をあげるようにして、気をそらせていました。
「かまずにアメちゃん食べている間にママが切るから、どっちが早く終わるか競争だよ~。」等、ゲーム感覚で散髪していました。
(りんぼう43才・息子7才・娘4才・神奈川県在住)
4.好きな音楽をかける
好きな音楽を聴いているときも、楽しい気持ちになれますね。
ママが歌ってあげるのも、子どもは喜びます。
リズミカルな歌だと、体が動いてしまうので、気をつけてくださいね。
先輩ママの体験談:お風呂場で、音楽を流しながら
方法はお風呂の個室で、逃げ道を完全封鎖。
新聞を敷いて、子どもは真っ裸でジョキジョキと髪を切っています。
そのままお風呂に入れられるので良いです。
休憩しながら、又はやむを得ない場合はスマホで好きな音楽を流してあげています。
スマホはいけないとは分かっていますが、ハサミという刃物を使っているため、できるだけ大人しくさせるには、となると我が家はこの方法です。
(男の子ママ27歳、6歳息子、2歳息子、島根県在住)
泣いたときの対策
中断する
子どもがぐずり始めたら、ケガを防ぐために、カットは中断しましょう。
まず、使っていたカットする道具をしまいます。
それから、子どもの要求に応えてあげましょう。
後ろ、横、前と、何回かに分けて、何日かかけてカットするくらいがちょうどいいです。
先輩ママの体験談:中断してハサミなどをしまう
そして、子どもの機嫌が直るまで散髪は中断しますね。
(ことねん24歳、3歳の娘、埼玉県在住)
テレビなどを見せて機嫌を直す
テレビを見始めると、大人でも見入ってしまうもの。
それを利用して、機嫌を直しカットを安全に終わらせるのも1つの方法です。
先輩ママの体験談:テレビを見せる
テレビに集中しているあいだにサッと切って、また嫌がられたらやめて、を繰り返しました。
途中でおもちゃのハサミと交換してチョキチョキごっこだよ!とごまかしたりもしました。
(にゃんにゃんたろう33歳・息子2歳)
鏡でママの姿を見られるようにする
子どもは、ママの顔を見ることができないと、不安になります。
鏡を通して、子どもの顔を見て、声かけをしながら散髪してみましょう。
ママから見えていれば、子どももママの顔が見られます。
先輩ママの体験談:動画を見せる、鏡でママの姿を見られるようにしておく
そのときの注意点は、子どもの目線の高さに置いて流してあげるということ。
すると、カットもしやすくなります。
自宅でのカットだと、他に誰かいれば抱っこしてもらってのカットになっていました。
ぐずりそうだなと思ったら、鏡を目の前に置いて、ママの顔が見られる環境にし、会話しながらカットしていました。
このとき、子どもを笑わせ過ぎたりすると、カットしづらくなってしまいますので注意が必要です。
(春森桜30代半ば・13歳娘・7歳娘・6歳息子・岡山市在住)
プロに頼むときもママが近くにいてあげる
床屋さん、美容院などは、小さい子どものカットに慣れている所を選びましょう。
そして、散髪中もママが近くにいると、子どもは安心できます。
先輩ママの体験談:プロに頼む、ママがそばにいる
経験は娘のときのものですが、1歳になる前に、散髪屋に連れていきプロに切ってもらいました。
その際、店員さんは「お母さんこっちよ~」と声をかけたりして自分が切りたい方向に向かせていました。
落ち着きのない子でもおもちゃを渡すなどその子の興味が集中するものを渡してあげると、スムーズに散髪が進むようです。
なるべくそばから離れないようにしています。
どの子どもも同じだと思いますが、お母さんが自分から遠いところへ行ってしまうことを極端に恐れているので、そこに気を付ければ、わりとおとなしくしていてくれるのではないでしょうか?
(年子ママ23歳(保育免許二種類所持)、1歳娘、0歳息子、大阪府在住)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
活発で、好奇心盛んな2歳の子ども。
じっとしているのは、大変なことです。
でも、その特長を生かして気を引くと、しばらく座っていられます。
短い時間で、何回かに分けて、散髪にチャレンジしてみてはいかかでしょうか。