離乳食はいつから? 最適なスタート時期を保健師が伝えます(WHOと日本基準)

執筆者:金子奈菜絵

離乳食の最適なスタート時期は、実は〇か月でした!

開始時期で悩んでいませんか?

prof05_金子右配置赤ちゃんが5ヶ月に近づく頃になると、「離乳食」という言葉が気になり始めますね。
周りを見れば、「もう〇〇を食べさせているよ」「パクパク食べるよ」なんていう声ばかり耳に入ってしまいますよね。

「うちの子もそろそろ始めないといけないかしら…」

と慌てるママさんが、たくさんいらっしゃいます。


日本では、5~6ヶ月から始めることを推奨されている離乳食。
生後5ヶ月になったら一斉にスタートが正解なのでしょうか?
いえいえ、実際のところは、違うのです!

離乳食を始める時期~日本は生後5~6ヶ月~

子ども赤ちゃん (193)
離乳食については、ほとんどの自治体で、3ヶ月検診の時に説明があります。
どの資料を読んでも、
「5~6ヶ月頃開始しましょう」
「赤ちゃんが食卓に興味を持ち始めたら」

という記載がされています。

病院や保健所でも、同じ基準で指導をしているので、多くのお母さんが5ヶ月・6ヶ月で離乳食を始めています。
ただ、全く食事に興味を示さない赤ちゃんのママは、困ってしまうことが多いようです。

離乳食を始める時期~国際基準は生後6ヶ月~

子ども赤ちゃん (110)
それでは、日本の常識=海外の常識でしょうか?
世界的な保健・医療の基準である、WHOのガイドラインを参考にしてみましょう。

※WHO(世界保健機構)では、離乳食のことを、補完食と呼びます。
それは、離乳を薦めるのではなく、母乳やミルクだけで足りない栄養素を補う意味での食事だからです。

WHOのガイドラインでは、5ヶ月までは母乳(ミルク)で栄養を取り、6ヶ月以降に補完食を始めるよう指導しています。

参考:「補完食(母乳で育っている子どもの家庭の食事)」監修:JALC日本ラクテーション・コンサルタント協会

日本と国際基準の両方を併せて判断してみても、最適な開始時期は生後6ヶ月ということになります。

自己判断で開始時期を遅らせるのはNG!

保健師 (33)
最近では離乳食の開始を遅らせると、アレルギーになりにくいという情報を耳にすることがあります。
そのため、離乳食の開始を遅らせる方が増えているようです。
離乳食を遅らせることで、アレルギーになりにくいという情報には科学的根拠がありません。

逆に、離乳食の開始時期を不用意に遅らせると、アレルギーの発症率が高まるという研究結果もあります。
また、2人目以降になると、「まだ食べたがらないし面倒だから…」という理由で、離乳食開始を遅らせるママさんもチラホラお見受けします。

しかし、6ヶ月になると、母乳由来の鉄分が足りなくなることが証明されています。

離乳食の開始は6ヶ月が最適でしょう。

アレルギーが心配な方は、小児科医と相談して、開始時期を決めるようにすると安心です。

筆者の体験談

保健師であり、2児の母である私は、1人目・2人目共に6ヶ月で離乳食を始めました。
2人目はGWを挟んだため、7ヵ月近かったと思います。

私が離乳食を始める基準としては
 1.6ヶ月に入っている
 2.歯が生え始めている
 3.始める時期が、連休やイベントの多い時期に当たらない
特に3は重要視しました。

初めての離乳食(特に第一子の場合)は、親子共に落ち着いて取り組みたいもの。
できれば日中は慣れたご自宅で過ごすことができる日がお勧めです。
更に、万が一アレルギーがでる可能性を考えて、初めての食事・初めての食材を試す日は、平日の午前中にしました。
また、かかりつけの小児科がお休みの日(多くの場合、水曜か木曜)は避けました。
もし数時間後に体調が悪くなっても、すぐにかかりつけの小児科へ駆け込めるからです。


まとめ

最近は小麦・卵・大豆などのアレルギーのお子さんが増えてきています。
休日に外食先で適当に食べさせちゃった…ということがないように、食材を増やす時も、十分注意してあげてくださいね。
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