赤ちゃんが寝返りしない不安!改善方法と4つのワケ~保健師コラム

赤ちゃんがクリアしていく最初の壁は、「首すわり」。その次が「寝返り」です。
首すわりの目安は、生後3~4ヶ月、寝返りは生後5~6ヶ月の頃が多いですね。
早い子だと3ヶ月の終わりから寝返りをしてしまう赤ちゃんもいます。

なかなか寝返りをしない赤ちゃん、大丈夫?

ゆっくりペースの赤ちゃんだと、10ヶ月頃まで寝返りをしない赤ちゃんもいます。

赤ちゃんによって個人差があって当然ですが、6ヶ月を過ぎても寝返りをしないと、ママも気になってしまいますよね。
寝返りをなかなかしない理由と、その対策についてお伝えしようと思います。

赤ちゃんが寝返りをしない4つのワケ

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赤ちゃんが寝返りをしない理由には、どんなものがあるのでしょうか?

1.体が大きめでぽっちゃりさん

体重が重く、ぽっちゃりした赤ちゃんは、細身の赤ちゃんよりも動きにくいため、寝返りが遅くなる傾向にあります。
もちろん赤ちゃんですので、無理に授乳量を減らす必要はありません!ゆっくり待ってあげましょう。

2.うつぶせが苦手

うつぶせにするとすぐに大泣きしてしまう「うつぶせ嫌い」な赤ちゃんは、仰向けの姿勢が好きなので、寝返りをなかなかしないことが多いようです。

首がしっかり座ったら、短時間でもうつぶせで遊んだり、ベビーマッサージなどをしてあげると良いですね。

3.抱っこやバウンザーにいることが多い

抱っこやバウンザーが好きな赤ちゃんは、寝返りをする機会自体が少ないため、なかなか寝返りをしない傾向にあります。
1日のうち、何回かは床にマットなどを敷き、自由に体を動かして遊ばせてあげるようにしましょう。

4.洋服を着せすぎている

肌着にロンパースにベスト・・・と、寒い時期の赤ちゃんはついついモコモコにしてしまいがちです。
しかし、重ね着のしすぎは、赤ちゃんの動きをさまたげてしまうこともあります。

秋~冬生まれよりも、春~夏生まれの赤ちゃんの方が、動き出すのが早い傾向にあるのはそのためです。
赤ちゃんは思っているよりも暑がり。暖房の効いたお部屋の中では、厚手のベストなどは脱がせてあげましょう。

寝返り防止枕の使用は控えめに

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ママの目が届かない時に、一人で寝返りをしてしまい、うつぶせになることで、窒息することを防ぐ枕が「寝返り防止枕」です。
もちろん、ママがどうしても目を離してしまう時に利用するのは良いと思います。

料理や掃除、お洗濯など赤ちゃんの側で家事ができるときは、なるべく使用を控えましょう。

赤ちゃんから寝返りの機会を奪ってしまうだけではありません。
寝返り防止枕が原因の窒息事故が、過去13年間で12件も起きています!

こんな時は小児科に相談を!

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実は、医師や保健師は、寝返りよりも首や腰のすわりを重視しています。
首すわりとは、

  • 仰向けにした赤ちゃんの両手を持って引き起こすと首がついてくる
  • 腹ばいにすると顎をグイッと持ち上げる
  • 縦抱きにして体を預けた時に首をまっすぐに保てる

という条件を満たした時のことです。

首すわりは4ヶ月末までに90%の赤ちゃんが完成するといわれています。
5ヶ月を過ぎて6ヶ月健診を受ける頃になっても首が座らなければ、小児科医に相談した方が良いでしょう。
また、首は座ったけれども、9~10ヶ月健診でお座りが全くできないと、運動の発達に問題がある可能性が考えられます。寝返りの有無に関わらず必ず医師に相談してください。

まとめ

寝返りができないことに神経質にならないでくださいね。
赤ちゃんによっては、稀ですが寝返りをしないままお座りをする子や歩きはじめる子もいます。
周りに危険なものが無い場所で、うつぶせや手遊びなど体を動かして遊んであげてください。
安全な環境づくりを心がけることもとても大切です。
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