嫌いを克服するためにママのかける3つの魔法
“嫌いな野菜を少しでも食べやすいように…!”
多くのママは、子どもたちのために毎日気を遣いながらお料理されていると思います。
でも子どもは嫌いな野菜に気付いた途端
「イヤ!」「いらない!」
と、言うこともありますよね。
頑張って作った料理を簡単に残されると、本当にガッカリしてしまいます。
策が尽きて諦めモードのママもいらっしゃるかもしれません。
実は、子どもに野菜を食べさせる方法は、お料理の工夫以外にもあります。
1.お友達、お人形・ぬいぐるみの力を借りる
お子さんの目の前で、お友達、お人形・ぬいぐるみに苦手なものを食べてもらいましょう!
食事の雰囲気は食べる場所、食べる人でずいぶんと変わります。
家ではあまりご飯を食べないけれど、保育園や幼稚園ではたくさん食べるお子さんも多いそうです。
お友達と同じものを食べる楽しさや、素敵なところを見せたいという気持ちからだと思います。
では子どもにとって特別な雰囲気を、家庭で簡単に作るにはどうしたらよいでしょうか…。
お子さんには月齢・年齢の近い、仲のよいお友達はいらっしゃいますか?
または大好きなお人形・ぬいぐるみはありませんか?
お友達にお子さんの苦手な食べ物を食べてもらいます。
もしくは、ぬいぐるみやお人形に「はい、あ~ん」と、お子さんの苦手なものを食べさせます。
「○○ちゃん、上手に食べたね!」「おいしいって言ってるね」とお友達、もしくはお人形をしっかり褒めてあげます。
それからお子さんにも勧めてみるのです。
また可能であれば、お弁当を持ってお友達とピクニックに出かけてみるのも良いと思います。お外での食事は開放的で楽しく、より一層食べものが美味しく感じられます。
お弁当の中身はお子さんの大好きな物と苦手なものを。お友達とお弁当を揃えられると尚いいですね。
2.野菜に触れさせてあげよう
どうしても野菜の味が嫌いというお子さんもいらっしゃいます。
子どもが苦手なのは酸味や苦みですね。
つまり『体によくないものだから嫌い』ということ…。
ならば、危険な物じゃないということをしっかり伝えてみてはいかがでしょうか?
一緒に野菜の絵を描いたり、実際に野菜を触らせてみたり。
ベランダやお庭で育てて、水やりを手伝ってもらうだけでなく、一緒に収穫するのもいいですね。
少し大きなお子さんでしたら、野菜を洗うほか、皮むき、カットなどのお料理を手伝ってもらうのも良いと思います。
野菜に触れることで、危険な物ではないとわかります。また、育てることや、お手伝いすることでその野菜に親しみが生まれます。
お子さんもきっと“食べてみよう”という意欲が湧くと思いますよ!
執筆者の体験談
息子(当時2歳)はトマトが苦手でした。
まずは自分がミニトマトを口に入れ、ヘタを取る時に笑顔で「プチッ」と言って食べてみせました。
すると『プチッ』という楽しそうな音に興味を持ち、息子もミニトマトにチャレンジしました。その日から息子の好物にミニトマトが加わりました。
また、生野菜にトライさせようと野菜スティックを食べさせることにしました。きゅうりや人参、大根をディップして食べるのをみせました。
“付けて食べる”という一連の流れが楽しそうにみえたらしく、息子も嬉しそうにディップしてパクリ!
楽しませることで、野菜に興味を持ち、『食べてみようかな』と思わせることができました。
3.切り方に気を付ける
細かく切るばかりではなく、しっかりと野菜がわかるサイズで食べさせたいという方もいらっしゃるでしょう。
野菜は、サラダなどの歯応えを残したい時は、繊維に沿って。煮物など柔らかく味が染み込みやすくしたい時は、繊維を直角に断つように切るとよいそうです。
お野菜を出す時、いつも同じ切り方をしていませんか?
いつもと違う切り方にするだけで『食べやすい』と感じるかもしれませんよ!
執筆者の体験談
それでも苦手な食材はあります。
煮たり、焼いたり、蒸したり。色々やりました。
苦手な食感・苦手な料理は、今はまだ苦手なまま…。
でも、その中でもどうにか食べられる食べ方がでてきて、最近では『美味しい』と言ってくれた料理もあります。
『美味しい』と食べられたことに自信を持ち、その食材の食べ方がどんどん増えればいいなあと思っています。
まとめ
自分で作った料理、育てた野菜は美味しいものです。
危険ではないと気付き、親しみを感じ…。
でも、一番の理由はもっと単純で『美味しくなぁれ!』と念じているからかもしれませんね。
嫌いな野菜を笑顔で食べられる日が早く来ますように!
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