ベテラン保育士が教える:卒乳を成功させる3つの方法
卒乳が思ったように進まず悩んでいませんか?
なかなかできない時は焦ってイライラしてしまうママさんも多いようですね。
特に育休があける予定のママや体力的に辛い思いをしているママはそろそろやめたいのに…と焦っているかもしれませんね。
おっぱい離れを成功させる3つの方法をご紹介したいと思います。
1.1日の合計授乳時間を減らしませんか?
時間をかけておっぱいの時間を減らしていくのがコツだと思います。
特に離乳食を十分に食べているのなら、少しずつ時間を減らしても大丈夫です。
1回の授乳を1分ずつでも減らしてゆきます。
そうすると一日に100分授乳していたのが、90分になります。
これを繰り返してゆき、徐々に一日の合計授乳時間を減らしてみてはいかがでしょうか?
授乳している全体の時間は同じでも、授乳回数を減らしてみるのもいいですね。
子どもの気持ちの紛らわせ方
時間や回数を減らす際に、子どもがおっぱいを欲しがったら、どうしていますか?
そのままあげてしまっていませんか?
ぎりぎりまで気を紛らわしてやり過ごしてみてください。
「あ、みてみて、これなんだろう?」といって注意をそらしてみてください。
例えば、ママの服や子どもの服にデザインされた模様を指差してみるのも1つの方法です。
また、お気に入りのぬいぐるみなど、あやすふりをしてみてください。
「この子寝んねしたいみたい。〇〇ちゃん、だっこしてあげて」
と、子どもをお姉さん、お兄さんに見立てたごっこ遊びも時間稼ぎにはおすすめです。
2.昔ながらの方法で子どもの恥じらいを利用する
徐々に授乳時間を減らしてゆき、一日の授乳が減ってきたら、おっぱいに絵を描いてみてください。
特に怖い顔を描く必要はなく、単純に目と鼻だけでも十分です。
怖がって近づかない子、照れくさくなってはにかむ子…
反応は様々です。
おっぱいとは別のものに見える
多くの子どもは、お絵かきしているおっぱいが、おっぱいとは別のものに見えるのか、おっぱいを欲しがりません。
重要なのは、お絵描きしたおっぱいに慣れさせてはいけないという事です。
慣れるまで待っていたら、子どもが驚きを克服してしまうかもしれません。
辛子や怖い顔で恐怖心を植えようとしない
無理やり近づけて恐怖心を植えつける必要もありません。
慣れてしまったら、「お絵描き」作戦はしばらくお休みにしてくださいね。
また、お昼寝や夜の就寝時は目を閉じてしまいますよね。
子どもにとっても見えないので、あまり有効ではないかもしれません。
3.飲まずに触るだけに誘導してあげる
卒乳はゆっくりと時間をかけて目指していくものです。
毎日数回の授乳から、お昼寝とねんねの時だけに減っていったら、もうあと少しですね。
ここまできたら、あとは物理的におっぱいを欲しがらない状況にします。
お昼寝のタイミングでお出かけしてみるのもいいでしょう。
眠ければベビーカーやカーシートで寝るでしょう。
もちろん、毎日はママも子どもも大変だと思います。
おっぱいなしでも眠れることに慣れてゆけばよいのです。
徐々にお昼寝をおっぱいなしで寝かしつけるようにしてあげてください。
夜の就寝時だけはおっぱいを欲しがり続ける子どももいますよね。
一日しっかり体力を使って遊び、疲れさせましょう。
寝る前にお水をあげて、おっぱい以外で水分補給をします。
また、しっかり言葉が理解できるようであれば、「おっぱいさわっていてもいいよ、でもまだ飲まないでね。」
と言い聞かせ、本を読んだり歌を歌ってあげてください。
そのうちに寝てしまうかも知れません。
先輩ママの体験
徐々におっぱいを欲しがる回数が減ってきていたものの、お昼寝や夜寝る時のおっぱいがどうしてもやめられませんでした。
ある時、おっぱいに顔を描いてみたら、すごく恥ずかしがって、おっぱいを避けたんです。
見るのもいやなのか、Tシャツを下ろすように言ってきました。
また、お昼寝のときに出かける機会が多くなり、おっぱいなしでのお昼寝が当たり前になってゆきました。
それと同時に夜も毎日おっぱいではなく、間が開くようになりました。
それでも、ぬくもりが欲しいのか、おっぱいを飲まない代わりに触るだけになりました。
気がつくと2歳3ヶ月ごろにはおっぱいなしでも大丈夫になりました。
(ケイト・29歳・3歳息子・3ヶ月娘・海外在住)
まとめ
おっぱいを欲しがる子を、自主的におっぱいから離れていくように誘導してあげてください。
寝かしつけでもなかなか卒乳できない場合には、おっぱいがなくても寝かしつけられるようにしてくださいね。
おっぱいでの寝かしつけは虫歯になりやすいですね。
ママも自由な時間が減ってしまい、ストレスになってしまうかもしれません。
早めに改善したほうがよいと思います。
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