保健師
・離乳食
・腸の未発達
・水分不足
が原因です。
授乳期の低月齢の便秘や大人の便秘とは便秘のメカニズムが異なります。
生後8か月・生後9か月の便秘の原因とこの時期の解消法
メカニズムを知ることで、ただの直腸浣腸をするだけなどの根本的な改善につながらず、何度も便秘を
便秘を起こしやすくなる原因
- 離乳食により悪玉菌の増加
- 腹筋・腸の未発達
- 水分不足による腸内環境の悪化
生後8か月・生後9か月で3日・5日・1週間もでない!腸内環境が悪化する理由
離乳食を食べるようになると、今までの母乳やミルクだけの時期より便が固くなります。
赤ちゃんは腹筋が未発達で。蠕動運動(うんちを体の外へ送り出す動き)も強くありません。
便が固いと踏ん張って出すのも一苦労。
便を柔らかくするためには水分が必要ですが、離乳食の回数が増えるとミルクの量が減り、水分不足になります。
悪玉菌が増殖しやすく、ますます便秘がちに
それだけでなく、
水分が減った赤ちゃんの腸内では、離乳食を好物とする悪玉菌が増えます。
保健師
37度の室内に生ものを置いておくとどうなると思いますか?
間違いなく腐りますよね。
生後8か月・9か月で便秘が3日も続いていると、免疫力はいつもより下がります。
全身を怖い病気から守る「免疫力」が、実は「腸」で生み出されていることがわかってきました。急増するアレルギーを根本から抑える鍵も、腸にあります
引用:NHKスペシャル「人体」腸内フローラ
便秘で
- 便がますます硬くなる↓
- 便を好物とする悪玉菌が増える↓
- 腸内環境を整える善玉菌が減る↓
- 善玉菌が減って免疫力が下がる
しっかり離乳食を食べられるように便秘しにくい生活に切り替えてあげてください。
ママの離乳食の悩みも減るはずです。
赤ちゃん便秘によかったもの1位オリゴ糖
保健師
オリゴ糖の種類
- ビートオリゴ糖
- フラクトオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖(母乳に含まれるオリゴ糖)
- 大豆オリゴ糖
- 乳果オリゴ糖
- イソマルトオリゴ糖
ママの母乳にもオリゴ糖は含まれているんですよ。
オリゴ糖は、生後8か月・9か月の赤ちゃんには1日1gを目安に飲ませるといいでしょう。
ヨーグルトやお菓子に混ぜたり、沸騰したお湯に溶いて飲ませることもできます。
乳製品にアレルギーがある場合は乳製品由来のガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖には注意しましょう。
また、オリゴ糖が大丈夫だからと言ってハチミツ、プロポリスは1歳未満の赤ちゃんには与えてはいけません。
オリゴ糖を与える時には、原材料や添加物、オリゴ糖以外の成分にも気を付けて便秘改善につなげていきたいですね。
オリゴ糖の体験談
ちー・7月生まれ・埼玉県在住
オリゴ糖ははぐくみオリゴ
という商品です。
赤ちゃん便秘によかったもの1位マッサージ
保健師
大腸を刺激することで排便を促すマッサージです。
ののじマッサージのやり方
- 1.赤ちゃんを仰向けに寝かる
- 2.手のひらをおへその下あたりに優しくあてる
- 3.ひらがなの「の」を書くように時計回りに優しく撫でる
赤ちゃんがビックリしないように、手を温めてから行いましょう。ベビーローションやベビーオイルなどを使って、直接お腹をマッサージすると赤ちゃんも気持ちいいかもしれません。
マッサージは赤ちゃんとのスキンシップにもなります。この時期の赤ちゃんは、そろそろママの言葉を理解し始める時期でもあります。赤ちゃんが気持ちよく、そしてママも楽しく便秘改善できたら嬉しいですよね。
マッサージの体験談
みーこ 男の子ママ
しーちゃんママ・12月生まれ・愛知県
赤ちゃん便秘によかったもの2位綿棒浣腸
保健師
綿棒浣腸とは文字通り綿棒を使って浣腸をするというものです。
食べ物を食べると胃から小腸、大腸へと流れていきます。そして、大腸の末端にある直腸にうんちが溜まっていきます。直腸は肛門のすぐそばにあります。綿棒浣腸で肛門を刺激することにより、ここに溜まったうんちが出てくるというものです。
赤ちゃんの肛門を直接刺激するこの方法、しっかりやり方を知り、効果的に行いたいですね。
用意するもの
- 大人用の綿棒
- ベビーオイル(ワセリンやサラダ油、オリーブオイルでも可)
手順
- 1.赤ちゃんを仰向けに寝かせる
- 2.両足を持ち、お尻を広げ肛門を見えるようにする
- 3.オイルをつけた綿棒の先端部分(1~2センチ)を肛門にゆっくり挿入
- 4.そのまま円を描くように綿棒を15秒ほど回す5.綿棒をそっと抜く
最初は怖いかもしれませんが、赤ちゃんのため、頑張ってみてくださいね。
綿棒浣腸の体験談
シイ・5月生まれと6月生まれ・滋賀県在住
パンダマン・9月生まれ・東京都在住