子どもの乱暴!どうしたらいい?
子どもが集まって遊んでいると、順番を守れなかったり、おもちゃを取った取られたなどの小競り合いが始まったりしますね。
泣き叫んでしまう子もいますし、中には手がでてしまうお子さんもいます。
手を出してしまうお子さんと、どのように向き合っていけばよいのか…。
息子の幼稚園生活で気付いたことを紹介させてください。
自分の子どもが乱暴してしまった時の対処法
みなさんは自分のお子さんがお友達に乱暴してしまった時、どんな対応をされていますでしょうか。
『子どもがやることだから』と、傍観していませんか?
仲のよいママ友の子どもでしたら、そんなこともあるでしょう。
『好きに喧嘩して』『いい勉強だわ』
もちろんある程度、当人同士に任せてしまうことも大切だと思います。
仲がいいと頻繁に遊ぶでしょうし、迷惑をかけることもかけられることもあります。
『お互い様。今はそういう時期なだけ。(このお母さんの子どもならきっといい子に育つわ)』
そう思えるものです。
傍観・曖昧な注意はダメと伝えて
でも、よく知らないお子さんを叩いてしまった時はどうでしょうか。
あなたやお子さんのことをよく知りませんから、その場でのお子さんの行動、あなたの対応が全てになってしまいます。
あなたがもし傍観してしまったら
『このお母さんは家でも子どもを叱らないんだな。(それじゃ子どもが乱暴を止めるわけがない)』
あなたの注意の仕方が優しすぎたら
『このお母さんは家でもこんな優しい注意しかできないんだな(それじゃ子どももつけあがる)』
残念ですが、そう思ってしまう方が多いと思います。
注意・フォロー・謝罪できちんと誉める
逆に、あなたがきちんと子どもを注意し、叩かれた側のお子さんやママにきちんとフォローできたらどうでしょう。
「ごめんね、痛かったね」とお友達をフォローする。
「うちの子がすみません」と相手のママに謝罪する。
この3ステップをきちん徹底できたら
『このお母さんは家でもきちんと注意している。(きちんとしたママだわ)』
そう感じると思いませんか?
叩かれた側のママも幾分か気持ちが晴れて、素直に「大丈夫ですよ!」と言ってもらえると思いますよ。
自分の子どもが乱暴された時の対処法
自分のお子さんがお友達から乱暴されたとします。
1~2回でしたら『子どもだし、そういうこともあるよね』と、大きな心で受け止めることができます。
しかし何度も何度も続くと、親としては当然面白くないですよね。
きちんと注意しているママだったらまだしも、きちんと注意できていないママも中にはいらっしゃいます。
『このお母さん、どんな教育をしているの…?』
そういう風に思ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子どもは乱暴を見て覚えます
ここで忘れないで欲しいのは、みんな初めは乱暴する子ではなかったということです。
子どもは今まで親や兄弟、お友達など、周りの人の行動を見ながら真似することで成長してきました。
そのお子さんが乱暴するようになったのには、誰かしらのお手本があったはずです。
そう思うと、その子の見方が少し変わりませんか?
親が子どもを叱ることがベストでしょうが…。ママがなかなか注意をしない時には
「このおもちゃが欲しかったんだよね。でも叩いたら痛いから止めようね。順番に仲良く遊んだ方が楽しいよ!」
と大きな心で受け止め、優しく教えてあげたいですね。
執筆者の体験談
“叩いてしまう・押してしまう子”
“言葉遣いが荒い・暴言をはいてしまう子”
が数人いることがわかりました。
その子の可愛い面を知っていたり、きちんと注意しているママのお子さんでしたら、正直さほど気になりません。
ですが、きちんと注意をしないママのお子さんに対しては『大丈夫かな…』と不安に思う自分に気付きました。
ママと信頼関係が築けているか、お子さんに情があるかで、こうも気持ちが変わるものなんだなと驚きました。
まとめ
幼稚園のママと話をしている時に、あるお子さんの話になることがあります。
そのお子さんはとてもやんちゃ。手がでたり、言葉遣いも時々乱れたりします。
また、そのお母さんも注意が十分でなく、子どもがお友達を叩いたりしても注意しないことがしばしばだそうです。
そうすると当然、他のママからは不満の声があがります。
「子どもを全然注意しない」「子どものことをきちんとみていない」「わかっていない」
これが現実なんだなと感じました。
乱暴は、やる側・やられる側で全然違います。
自分のお子さんがやる側であれば、十分な注意をすること。
やられる側であれば大きな心で見守ること。
色眼鏡でみられることは避けるべきですし、色眼鏡でみることも避けるべきです。
当然のことと言えば当然のことなのですが、意外と難しいですよね。
親として、社会の一員として、お子さんやお友達の成長を優しく見守ってあげたいですね!
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執筆:菅ゆみ