最近では母乳育児がいたるところで推奨され、その良さについては様々なメディアでも紹介されています。
助産師
ミルク育児のメリット・デメリット
母乳育児しか経験していない場合、「ミルクも飲めたら良かったのになぁ」と思う場面は多々ありました。そこで、母乳育児経験者から見るミルク育児について、メリットを中心にまとめています。
ミルク育児のメリット
ママ以外でも授乳育児に参加できること!
筆者がいちばん感じたのは、「誰かに代わってほしい」ということでした。
母乳育児だと、授乳を代わってもらえる人はいません。
でもミルクだったら、赤ちゃんがミルクを飲んでくれる可愛さ、喜び、もちろん大変さも、パパや他の家族と共有できます。
どうしてもママひとりで外出したいときに預けることだってできます。
哺乳量が分かりやすい!
哺乳瓶で量を見ながら授乳できるので、赤ちゃんがどのくらい飲んでくれているのかが一目で分かり、成長の目安とすることができるのです。
母乳に左右されない生活!
ミルク育児はママの栄養と赤ちゃんの栄養源は関係ありませんから、好きなものを好きなだけ食べられます。
アルコールやカフェインなどの嗜好品も気にすることはありません。
でも母乳育児をしていると、まず食事に気を遣います。
ママが食べたものから母乳が作られますから、母乳に良い食事を心がけ、良くない食品はなるべく避ける食生活です。
また、ファッションにも気を遣います。
妊娠前の服がようやく着られると思っていたのに、卒乳まで待たなければならないですよね。
授乳中にできる産後ダイエットで10人が成功!5キロ~20キロ痩せに成功した方法公開
おっぱいトラブルとは無縁!
母乳育児をしている人全員が順調に授乳できているわけではありません。
出にくい、出過ぎる、詰まる、飲み方が下手など、トラブルの原因はたくさんあります。
痛みを伴うこともありますし、母乳外来に頻繁に通わなければならない場合も。
乳腺炎の応急処置法!母乳育児中のママに保健師が知ってほしい方法
ミルク育児のデメリット
ミルク代がかかる!
1ヶ月のミルク代はだいたい5千円~1万円かかると言われています。
その点母乳自体はタダです。
でも、おっぱいマッサージなどの母乳外来にお世話になれば費用がかかります。
また、授乳用の服やインナーやグッズなどの購入費もかかると考えると、どっちが多いとは言えないかもしれませんね。
関連記事のIDを正しく入力してください
ミルクをその都度つくる手間
寝ている時でも赤ちゃんが欲しがれば起き上がってミルクを作らなければならないので、夜中の授乳は特に面倒と感じると思います。
母乳の場合は添い寝のまま授乳できるので、目を覚ました感覚すらないこともしばしばありました。
新生児・生後1カ月の赤ちゃんに手早くミルクを作ってあげたい!時短のコツ5選
外出時に荷物が多い!
ただでさえ子連れの外出は荷物が多いのに、それに加えて哺乳瓶や粉ミルク、お湯を入れた水筒など、さらに荷物が増えます。
でも、母乳育児と違って、場所を気にせずに授乳できるというメリットもあります。
身体が戻りにくい
助産師
ミルク育児の人は、子宮復古がやや遅い傾向があります。産後も赤ちゃんが吸収してくれるわけではないので、妊娠中に増加した体重が自然と落ちるということはなかなかありません。
授乳中にもできる産後ダイエットに3人のママが挑戦!5キロ~20キロ痩せに成功した方法公開
まとめ
このように、母乳育児とミルク育児はどちらにもメリットとデメリットがありますよね。
「母乳だったら・・」「ミルクだったら・・」と考えずに、自分のやり方で赤ちゃんの成長を応援してみてはいかがでしょうか?
母乳量不足で悩まないで!保健師が教える母乳を増やす方法おすすめ5選