妊娠後期のむくみ対策にスイカはいいの?アンケートをしてわかったむくむ時期とおすすめの食べ物

妊娠中のむくみは妊婦の3割が経験します。この時期のむくみは、足の辛さだけではありません。
むくむことで妊娠高血圧症のリスクが非常に高くなります。

助産師

むくみで悩んでいるなら、次の2つを知ってほしいのです。

  • 妊娠中のむくみはいつから・いつまで続くものなのか
  • 妊娠中のむくみ対策におすすめなもの

特にどんなものを食べていたが、食事法をご紹介したいと思います。

妊娠中のむくみはいつからいつまで?マタニティーアンケート公開!

当サイトが実施した妊娠中にむくんだ経験のある50人のママを対象としたマタニティーアンケートでむくみはじめた時期と引いた時期を質問しました。
むくみはじめたタイミングは 妊娠30~35週が46%と最も多かったのです。

一方、むくみが引いたタイミングは出産後というママと妊娠36週~出産前というママが同数いました。

妊娠中のむくみには色々な理由があります。

  1. お腹が大きくなり鼠蹊部(そけいぶ:股の付け根)の流れを圧迫してしまう
  2. 体が出産に備え、腰回りの筋肉が緩む
  3. 黄体ホルモン(プロゲステロン:妊娠によって増える女性ホルモン)により体に水分がたまりやすくなる

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そのため、妊娠中はちょっと味の濃いものを食べただけでもむくんでしまうのです。

1.妊娠中のむくみにはカリウムをたくさん摂取する

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むくみのもとになる、取り過ぎた塩分はカリウムの力で体の外に流してしまいましょう。

少しでもむくみを感じたらカリウムの多い食材を取り入れることが大切です。
カリウムの多い食材

カリウムの多い食材

  • バナナ・みかん・りんご・スイカ・プルーンなどの果物
  • かぼちゃ・なす・きゅうり・トマト・レタスなどの野菜
  • 里芋・さつまいも・切り干し大根などの根菜類
  • とろろ昆布・ひじき・わかめなどの海藻類
  • 納豆、豆腐などの豆類

ごはんは玄米を混ぜて炊くとよりいいですね。

むくんでいるときに食事に気を遣うのは最善の策ですね。
長く続けるためには、取り入れやすいものわ継続的に摂取することが大切です。
ただし、カリウムが豊富だからという理由で必要以上に果物を摂るのは気をつけましょう。

1人目妊娠中は極度のむくみだったのに、ある方法で2人目はむくまなかった理由

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というむくみ改善に成功した女性もいます。

先輩ママの体験談:スイカ、バナナ、トマトペースト

KNSL室内 (22)スイカとバナナはそのまま朝食に食べました。
納豆はタレや醤油は塩分を控えるために使わず、トマトペーストを混ぜて食べました。
食事を変えて3日後くらいから、立っているときの足の裏の痛みが和らいできたように感じました。
1週間ほど続けた結果は見た目でわかるくらいむくみが軽減されました。
(妊娠30週〜妊娠32週くらい・悠まま40歳・1歳息子・群馬県在住)

先輩ママの体験談:スイカ、冬瓜

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スイカは生で、冬瓜はお出汁でたいたのを食べていました。
塩分は控えめにして、みそ汁は止めていました。
食べて、安静にしていると、翌日は若干スッキリしていました。
でも塩分や揚げ物が食べたくて、つらい日がありました。
(妊娠30週から産後1日・いずみ34歳・5歳娘・2歳息子・2ヶ月娘・京都府在住)

先輩ママの体験談:納豆、野菜、タンパク質

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KNSLイベント (1)できるだけ偏食はしないように心掛けました。
納豆が昔から好きですので、納豆は毎日欠かさず食べるようにしていました。
足が特にむくんでいたのですが、少しだけ軽くなった気がします。
野菜やたんぱく質を多く食べるようになり、寝起きにとてもむくんでいたのが、すっきりしました。
(妊娠32週?出産前日・きいちゃん・24歳・9か月娘・福岡県在住)

先輩ママの体験談:ワカメ、トマト

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ayatama妊娠5-7か月 (14)栄養士の資格を持っていて、むくみにはカリウムを摂取するといいと知っていました。
ですから、カリウムが豊富なワカメとトマトを冷やし中華にたくさんのせて食べていました。
夏なのでとても食べやすかったです。
一日ではあまり効果はでなかったのですが、継続して食べるようにしました。
食べてすこしたった頃にきつかった靴下が無理なくはけるほどにむくみが改善されました。
(妊娠24週~継続中(現在妊娠27週)・みなちゃん・21歳・妊娠7ヶ月・愛知県在住)

先輩ママの体験談:バナナ

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ayatama1歳-2歳 (9)バナナにはむくみを解消する効果があるカリウムが含まれているということで、スムージーにして摂取していました。
実際に食べてみると、カリウムの効果からなのかむくみが少しずつ解消されてきた気がします。
ずっと足がパンパンだったのが気になっていたのでうれしかったです。
(妊娠35週から産前まで・ねえさん・1歳息子・長崎県在住)

先輩ママの体験談:バナナ、キュウリ、トマト、ごぼう茶

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20160103_ayatama_i (42)カリウムの多いものを積極的にとりました。
朝ごはんに必ずバナナ、昼夜はキュウリ・トマト・なすなど。
そして飲み物を全て常温か温かいごぼう茶に変更し、極力夕食で塩分は控えました。
夕飯に塩分に気をつけて、ごぼう茶と切り替えるだけで、朝のむくみ方が変わってきます。
毎朝妊娠中の血流不足でパンパンしていた手足はすっきりしてきますよ!
(妊娠20週?産後10日・まめまめわーるど・11歳娘・9歳息子・2歳双子の娘・0歳息子)

先輩ママの体験談:温野菜、サラダ

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KLSM夏 (11)塩分が多いものを食べると体がむくみやすくなるので、温野菜やサラダにして食べました。
野菜を摂ろうとして、煮物や炒め物を濃い味付けにしてしまうと意味が無いので、塩分にとても気を配っていました。
塩分の多いものを食べると翌日朝起きて歩こうとすると足の裏が風船のように膨らんだかんじになり足全体が重くなっていましたが、塩分控えめにしてからその症状がなくなり、足が軽くなりました。
(妊娠25週?妊娠38週・バブゾーママ27歳・0歳息子・埼玉県在住)

2.からだを温めるメニューを取り入れる

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むくみは、冷えて血流が悪くなることとも関係しているので、からだを温めるメニューを選ぶのもよいですね。

先輩ママの体験談:いろいろな野菜を入れたトマトスープ

ayatama1歳-2歳 (1)カリウムが豊富なトマトを食べました。
トマトは生で食べるよりも加熱したほうがリコピンの細胞壁が壊れ体に吸収しやすくなるので、色々な野菜を入れたトマトスープにして食べました。
むくみは冷えからもくるので、スープを飲む事で体も温まり、いつもより尿が多くでました。
いきなり細くはなりませんが、足のだるさや重さがなくなり、夜の睡眠時間が長くなりました。
(妊娠37週?産後10日・さやママ32歳・2歳娘・北海道在住)

先輩ママの体験談:しょうが入り野菜たっぷりトマトスープでダイエット効果も

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20160103_ayatama_i (41)利尿効果があるものを食べるといいと聞いたのでトマトをよく食べました。
妊娠中は冬だったので、おすすめの食べ方は体を冷やさないようにトマトスープです!
トマトまたはトマト缶ときゃべつや玉ねぎなどたくさんの野菜で煮詰めて塩コショウ、コンソメで味をととのえる簡単な作り方です。
しょうがを入れると体がぽかぽかして冬にはよかったです。
おしっこがよくでるのでむくみ防止になりました。
あと妊娠中は体重の増えすぎを注意される方も多いかと思いますがこのスープは別名デトックススープ、ダイエットスープとも呼ばれているので体重管理に最適でした。
(妊娠30週から産後1週間・ふみママ24歳・4ヶ月息子・山口県在住)

3.利尿作用のある食材を取り入れる

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むくみは、水分が下半身などにたまっている状態なので、利尿作用のある食材ですっきりすることもあります。

ただ、むくみには水分が足りなくて、からだが水分をためこもうとしている場合があるので、必要な水分はしっかりとってください。

スイカは利尿作用があると同時に水分補給もできるので、昔から、妊娠中のむくみに役立つ食材として知られています。

先輩ママの体験談:スイカの利尿作用を利用

KNSL室内 (21)スイカをたくさん食べました。
スイカは利尿作用に優れていることと、意外と栄養価も高いのでおすすめです。
主に朝食として食べていました。
すいかの利尿作用のおかげでトイレに行く回数が増えてしっかり老廃物が排泄され、特にだるかった足のむくみがすっきりしました。
(妊娠28週〜出産まで・にんさん33歳・5歳娘・広島市在住)

まとめ

いかがでしたか?

むくみの症状がでたら、塩分をひかえて、野菜や果物、豆類、海藻など食べて、からだを温めると、ダイエット効果もあり、体調も整いそうですね。

つわりが収まってくる妊娠後期は、それまで食べられなかったものが食べたくなります。
でも、食欲にまかせて、濃い味のものばかり食べないように気をつけましょう。
むくみがでてしまったら、食生活を見直す良い機会かもしれませんね。
むくみが顔や手にもでたり、一晩寝ても引かないときは、かかりつけの産院に相談してください。