助産師
いよいよ出産の時期ですね。10か月の長い妊婦生活、お疲れ様でした。
妊娠10か月の胎児の様子とママが気をつけたいこと
おなかが下がって歩きにくいですが、家の近所で散歩をして陣痛を促しましょう。
骨盤が動くことを意識して少し歩幅を広げて歩くと陣痛を促す助けになります。
では、妊娠10か月とそれ以降の胎児の様子とママが気をつけたいことを見ていきましょう。
妊娠10か月の胎児の様子
妊娠10か月は、妊娠36週から39週(252日~279日)までを言います。
37週に入ると、もう赤ちゃんが生まれてくる条件はすべて整っています。
では、妊娠10か月とそれ以降の胎児の様子をご紹介します。
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妊娠10か月に気をつけたいこと
助産師
羊水と尿は見た目では違いがわかりません。羊水は匂いを発することもありますが、匂いをかいでみてもよく分からないときがあります。
破水の疑いがあるときは、かかりつけの産院へ必ず電話連絡して指示に従ってください。
10か月には胃のつかえが取れたと感じるママが多いでしょう。食事がしやすくなるので、体重増加には気をつけましょう。この1か月に体重が増えると産道が狭くなり難産の傾向がでてきます。
ママのやせすぎも、低出生体重児の割合が高くなるので適切なカロリーを取ることが大切です。
多くの妊婦さんが腰痛・むくみ・恥骨痛に悩まされるのが妊娠10か月です。妊娠後期もラストスパートに入ると、下半身にマイナートラブルが出やすくなり、早く生まれてほしいと願うママも多いでしょう。
気を付けて!妊娠10か月は出産へ気持ちを切り替える時期
出産予定日は妊娠40週0日ですが、予定日3週間前から予定日2週間後までにほとんどの赤ちゃんが生まれます。(42週を過ぎると赤ちゃんにとっては過ごしやすい環境ではなくなっていきます。)
でも、陣痛が怖い!
そんな風に思っていませんか?
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妊娠10か月になると、赤ちゃんは出産に備えて子宮の下の方へ移動し、頭を骨盤にうずめるような体勢になります。子宮底が9か月の位置より下がるので、ママの胃のつかえや、動悸(どうき)、息苦しさは解消しますよ。
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妊娠10か月のママが摂りたい栄養素
赤ちゃんも大きくなり、引き続き栄養が必要です。
ママも出産に備えて体力が落ちないようにエネルギーを摂りましょう。
妊娠前にやせ形だったママはプラス9~12㎏くらいが目安です。
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授乳期も同じ量が必要なので、覚えておくと母乳の出も良くなるでしょう。
- 主食は、妊娠前を基準にして、おにぎり1個分又は食パン1枚分をプラス。
- 副菜は、妊娠前を基準にして、1皿分の野菜メニューをプラス。
- 主菜(タンパク質)も、同様に1皿分(例えば納豆1パック)を追加。
- 乳製品は、牛乳をコップ1杯に牛乳半カップ又はヨーグルト1カップを追加。
- 果物は、りんご半分、なし半分、ぶどう半房、ミカン1個、柿1個、桃1個、などを1として、3。
(例)ミカン1個と柿1個とりんご半分
ミカン1個とぶどう1房
ミカン3個、など
助産師
また、便秘がひどいママは、注意が必要です。
便秘のために、お産が進みにくくなることがあります。
水分の多いおかゆや乳酸菌を取り、散歩で腸に刺激を与えましょう。
食べ物などで改善されないときは、産科医に相談してください。
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