赤ちゃんの鼻が詰まると口呼吸だけになってしまうので、おっぱいを飲むのもままならず苦しそうですね。
綿棒でとる方法などもいろいろなサイトを見ると載っていますが、粘膜を傷つけるのでできれば避けたいですね。
特に小さな鼻の場合は、通りを良くしないと上手く取れません。
上手くとる方法を現役保健師が伝授したいと思います。
鼻水を吸いたいタイミング
鼻水を吸ってあげたいタイミングは、1日に最低2回あります。
特にまだ鼻の穴の小さい赤ちゃんの鼻水を吸引するのは、できるだけ鼻水がさらさらしている状態にしてあげたいものです。
何故なら、粘度が高いと耳に圧がかかって、赤ちゃんがより吸引を嫌がるからです。
1.朝起きた・(低月齢の場合)眠りから覚めた時
吸ってあげると、朝食後にむせて吐くことを防げます。
でも、朝の鼻水は、粘度が高くて吸いづらいですね。
鼻水の粘度が高くてでてこない場合の対処法
- 水でタオルを濡らしてよく搾り、30秒ほど電子レンジで温めます。
- 触っても熱くない温度であることを確かめてあげてください。
(温める時間は電子レンジによって変わりますので、あくまでも目安にしてくださいね。) - 蒸しタオルを鼻の下にあててください。
鼻の通りが良くなります。
鼻の頭にあてると、そのまま鼻水が喉の奥にさがってしまい、低月齢の赤ちゃんは息苦しくなってしまう場合があります。
まずは、鼻の下にあてて蒸気を吸い込ませて柔らかくしてあげてください。
それでも、粘度が高い場合は鼻がつまっているので、今度は鼻の頭にあてます。
それから吸い出してあげましょう。
2.夜寝る前(入浴後)
入浴後は、お風呂の湯気で鼻水が吸いだしやすくなっています。
鼻水を吸われるのは多くの赤ちゃんが嫌がるものですよね。
怖いからというだけでなく、吸引によって息苦しく感じるからなんです。
鼻の通りが良くなっているので、負担も軽くなります。
2.鼻水の吸い方
赤ちゃんや子どもの鼻を吸う際はできれば身体を起こして吸うと良いでしょう。
赤ちゃんの鼻に吸引部分を当てて吸い出します。
鼻を吸う時は絶対に反対側の鼻の穴を押さえないでください。
鼻水吸引器には、以下のような3つのタイプがあります。
(1)ママの口を使って吸いだすタイプ(例:ママ鼻水とって!)
(2)スポイトのように圧をかけて吸いだすタイプ
(3)電動で吸いだすタイプ
どれも長所短所があります。
手動もしくはママの口で吸いだすタイプは、手軽でどこでも手に取れるというメリットがあります。
保育園に通う予定のある場合は特に注意
保育園に早くから通うお子さんがいらっしゃる場合や、集団生活で風邪などに感染しやすいですね。
2歳未満のお子さんは鼻から耳管までの距離が短いため、鼻水がたまりやすいと、中耳炎を起こしやすくなっています。
このようなお子さんをお持ちでしら、
電動の吸引器を購入した方が良いように感じます。
我が家は、(1)の口で吸いだすタイプと(3)の電動タイプを併用しています。
口で吸いだすタイプを利用すると、ママに高頻度で風邪がうつることが続いたため、
普段は電動タイプを利用し、就寝中にモーターの音などで起こしたくない場合は口で吸いだすタイプを使っています。
口で吸いだすタイプの鼻水吸引をしたら、
まとめ
特に保育園や幼稚園に入ると、鼻水との戦いになることも多くなります。
鼻水を吸引するためだけに通院するのは親子ともども大変!
手動吸引の場合は、風邪をもらい鼻風邪や喉風邪にママ自身もかかりやすくなりますので、気を付けてくださいね。
風邪を悪化させないためにも、鼻水対策はとても大切です!
低年齢・低月齢の場合は、受診のタイミングで悩むかもしれませんね。