予防接種後のお風呂の入浴は?保育園に登園できる?保健師の教える接種後の過ごし方

執筆者:pro金子金子奈菜絵

予防接種後の過ごし方と受ける目安

ママを悩ませる一大イベントの一つに赤ちゃんの予防接種があります。
予防接種を始めるなら、知っていただきたいことがあります。

  • 予防接種後の入浴をしてもいいのかどうか
  • 赤ちゃんが鼻水を出しているときの予防接種をどうすべきか
  • 予防接種後に保育園に預けてもいいのかどうか

この3つは保健師である私が日頃よく受ける質問ですが、皆さんはどう行動するのが正しいかご存知ですか?

OK?NG?予防接種前後のお風呂

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よく聞かれるのが、「予防接種のあとはお風呂を止めておいた方がいいですよね?」というご質問です。
昔は予防接種後はお風呂をやめておく指導が主流だったのですが、今は異なります。

体調が良ければ入浴はOK

と医師がお伝えしています。
ただし、予防接種を受けてから1時間は入浴は控えてくださいね。

予防接種後はお家でゆっくり過ごしましょう

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入浴よりも注意しなければならないのは、予防接種後に「暴れて遊ぶ」ことです。

予防接種を受けた直後30分は、アナフィラキシーショックという重い症状がでることがあります。
病院が近ければお家で静かに、病院が遠ければ院内で過ごすようにしましょう。

予防接種後30分を過ぎても、予防接種当日は、副作用が起こる可能性があります。
特に1歳を過ぎた赤ちゃんの場合は、予防接種を受けた日は公園や児童館には行かないように注意してくださいね。
小児科で知り合いのママにばったり!という場合でも、遊ぶお約束は別の日にした方が無難です。
お家の中で、ブロック、パズル、絵本など、静かに過ごしながら遊んであげてください。

鼻水はダメ?予防接種を見送るべき基準

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ちょっと鼻水がでている、時々咳がでるなどの軽い症状があるとき、予防接種を受けるかどうか迷いますね。

  • 37.5℃以上の発熱がある
  • ひどい下痢をしている

このような時は、予防接種を見合わせましょう。
咳や鼻水がでていても熱がなく元気なようでしたら、予防接種は受けられます。

冬場は、暑いコートを着て院内に入ると、一時的に体温が37.5℃を超えてしまう場合もあります。
家をでる前に一度体温を測っておくと、風邪による発熱なのか、暑くて体温が上がっているのかわかりやすいので安心です。

保育園児の予防接種はいつがいいの?

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最後に注意したいのが、予防接種をするタイミングです。
保育園にお子さんを通わせるママは、退社時間まで待っていると病院が閉まってしまう!という方もいらっしゃると思います。
それならば

朝遅刻をして、小児科で注射をしてから保育園へと思ってしまっていないでしょうか?

しかし保育園の前に行くのはなるべく避けてください。

登園前の接種のリスク

先ほども書きましたが、予防接種のあとは副作用で発熱をしたり、体調が悪くなることもあります。
保育園へ行ってしまうと、他のお友達がいたり、園内のプログラム(リトミックや体操など)がありますね。
なかなかじっとしてはいられないものです。

タイミングが合わない場合は?

予防接種の予定は、保育園の帰りか土曜日に入れるようにしてください。
副作用が起きた際にすぐ受診することを考えると、病院が閉まる1時間前までに受けるのが一番安心な方法です。
お休みを取るのは本当に大変なことだと思いますが、おすすめは「午後半休」で予防接種!です。

いつから始めたらいいの?予防接種の開始時期

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待ちに待った赤ちゃんが生まれ、産後初の一大イベント「1ヶ月健診」が終わって、ほっとしてはいませんか?
息をつく間もなく、次は怒涛の予防接種が始まります!
でも、予防接種を始める望ましいタイミングをご存知ですか?
赤ちゃんが最初の予防接種を受けるのは、「生後2ヶ月」からが望ましいスケジュールとされています。

生後2ヶ月頃に初めて受ける予防接種

  • ヒブワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン
  • ロタウイルスワクチン(任意接種:自費)

というパターンが一番多いです。

予防接種の費用は?

ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは、国が定期予防接種に定めているため、自己負担ゼロで受けることができます。
保健所から予防接種の申込票も送られてくるので、記入して小児科に持っていくと受けられます。
ロタウイルスワクチンは任意接種ですので、病院に問い合わせをして、申し込みをする必要があります。

病院によっては、予防接種外来が込み合っていたり、ワクチンの事前予約が必要なところもあります。
これから予防接種を受けていくかかりつけの小児科を決めたら、1ヶ月健診終了後に、一度電話をしてみると良いでしょう。
生後2ヶ月に入ったらすぐに予防接種が受けられるよう、予約の枠を押さえておくと安心です。

受けなければならないワクチン

ここからは、以下のワクチンを1歳のお誕生日までに受けなければいけません。

  • ヒブワクチンと肺炎球菌を各3回
  • 4種混合ワクチンを3回(生後3ヶ月~)
  • BCGを1回(生後5ヶ月~)

赤ちゃんの体調管理が重要

赤ちゃんは、母乳の免疫が切れてくる生後6~7ヵ月頃から風邪を引きやすくなります。
風邪を引いてしまうと、予防接種が受けられません。
スケジュールが遅れてしまうので、気を付けたいですね。

まとめ

予防接種の際には、

  • 家をでる前に熱を測る
  • 37.5℃以下ならば、咳・鼻水が少しあってもOK
  • 病院からの帰り道は、まっすぐお家へ帰り、ゆっくり過ごす
  • 保育園児は退園後に受ける

上記を心がけるようにしましょう。

特に生後1歳までは、予防接種続きでママは大変です。
お子さんを小さいうちから保育園に預けて頑張るママは、更にご苦労が増しますね。
けれど、予防接種後の急な体調不良を軽視せず、赤ちゃんの様子をしっかり観察してあげてください。

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