助産師
焦れば焦るほど逆に時間がかかりモタモタしてしまうこともあると思います。
役に立つコツをご紹介します。
特に夜中のミルクや外出先での調乳では、余計に気が急いてしまってうまくいかない、という経験が筆者にもあります。
参考にして、手早く作るコツを掴んでくださいね。
1. 調乳道具の事前準備
助産師
これらをバラバラに置いておくと、あちこち動き回って道具を集めてくるだけで時間をロスしてしまうもの。
道具はまとめて置いておき、そこに行くだけでミルクが作れるようにしておくと楽です。
戸棚などに仕舞いこまずに、手近な台の上などにすべて出しておいた方が時短になります。
置いておく場所はキッチンに限らず、リビングや寝室などいつも過ごしている場所の近くにすると良いですね。
赤ちゃんのミルクの飲みすぎが心配!保健師に聞く生後1か月・生後2か月のミルク量・回数の注意点!こんな飲ませ方をしていませんか?
先輩ママの体験談:寝室に道具を置くことで時短に
母乳のようにサッとあげられないので、泣いている我が子の声を聞きながら急げ急げ!と作ります。
急げ急げ!と焦った中でミルクを作るので、しょっちゅうこぼしたり粉ミルクを撒き散らしたりしていました。笑
夜中などは寝室から台所へ行かなければならずかなりのタイムロスをするので、小分けされた粉ミルクや哺乳瓶や適温の湯冷ましを入れた魔法瓶を枕もとに置いておくと楽ですよ。
(ひろゆう 24歳 4才息子 2才息子 神奈川県在住)
2. ミルクを素早く冷ますのにはコツがある!
ミルクを作る過程でママが最も焦ってしまうのが、ミルクを冷ますときではないでしょうか?
一般的には、調乳後に哺乳瓶ごと流水に当てて適温まで冷ますように指導されます。
しかしこの方法では適温になるまでそれなりに時間がかかるもの。
冷ます時間を短縮できると、大きく時短になりますね。
お湯でミルクを溶いたあと、十分に覚ました湯冷ましや水を足して冷ます時間を短縮しているママが多いようです。
ペットボトル入りの調乳用純水もいくつかのメーカーが販売していますが、一度沸騰させてから使用するように注意書きがされているものもあります。
よく確認してから使用してくださいね。
新生児・生後1カ月・生後2カ月のミルクの量と回数は?保健師が教える目安量
先輩ママの体験談:水を足すことで素早く適温に
ミルクを作るのが遅くなると赤ちゃんはお腹が空いていて、ものすごい勢いで泣いてしまうことが不安に思っていました。
お湯だけ入れてしまうと冷ますのにとても時間がかかってしまうので、温度を調節しながら水をいれていました。
(たーくんママ 27歳 2歳と5ヶ月息子 兵庫県在住)
先輩ママの体験談:慣れてくればお湯と水の量で適温が調節できる
うちは母乳とミルクの混合だったので、母乳で時間稼ぎはできましたが、母乳をあげながらの作業だったので大変でした。
産院では熱くないくらいのお湯で全部溶いて、蛇口の水で冷やすように指導されますが、時間がかかったり冷やしすぎたりしてしまうので、まずは少量のお湯で溶いてから、赤ちゃんのミルク用の水で割るようにしました。
慣れてくると、このお湯と水の分量で適温になると分かってきます。
(めいママ 33歳 3歳娘 福島県在住)
3. ミルクの計量の手間を省こう
缶入りの粉ミルクを使っていると、意外と手間がかかるのがミルクの計量です。
残り少なくなってくると、付属のスプーンでは使い辛かったりしてイライラしてしまうことも。
キューブタイプの粉ミルクは、作りたいミルクの分量に合わせてポンと入れるだけなのでとても手軽です。
また、時間のある時に粉ミルクを必要量ずつ小分けにしておく方法もあります。
ベビー用品売り場で小分け用の袋や容器を扱っている場合もありますので、チェックしてみてくださいね。
先輩ママの体験談:キューブタイプのミルクを活用
最初は、ミルク缶を購入して、粉ミルクを何杯いれたのかわからなくなってゆっくり数えながらという作業にてまどりました。
温度調整が難しく、熱くてあかちゃんが飲んでも泣いたりして慣れるまで温度確認が大変でした。
キューブタイプのミルクがおすすめです。
1個40mlのミルクが作れ、ミルクを良く飲むようになればそれが5個必要になってくるのですが5個入りの小分け包装でもあり、衛生的です。
(なつねママ 27歳 2歳4か月娘 5か月娘 岐阜県在住)
先輩ママの体験談:先に哺乳瓶に必要量の粉ミルクを入れておくだけでも時短に
夜間のミルクの時には、鳴き声が特に気になり不安にもなりました。
多い時だと6回くらい夜泣きをしたので、必ず夜中にも、少量だとしても2回程はミルクをあげるようでした。
飲み始めるまでの大きな鳴き声にそわそわしてしまったことと、自分も眠くてうっつらうっつらしながらだったので疲れは溜まりました。
次のミルクの時間前に、まず、哺乳瓶に粉ミルクを分量だけ入れておきました。
湯冷ましは、急須で作ると入れやすく、哺乳瓶と電気ポットと合わせて近くに置いておきました。
お湯は水筒に入れていた時もありましたが、ポットだとふたを開ける手間もなく、ボタンを押すだけなので、片手で赤ちゃんを抱いたまま作れて便利でした。
(みおママ28歳 3歳息子 埼玉在住)