生後4か月頃になると体内時計も整い始める月齢です。
生後3か月から徐々にわかり始めていた朝と夜の違いですが、生後4か月の頃になると区別がつき始めます。
生後4か月だからこそ悩む問題もたくさんあります。
生後4か月に起こりがちな悩みと解決方法を9つご紹介します。
生後4か月、生活リズムはどうしたら整うの?
他のママ達も自分の子どもと他の子の成長を比較して悩んだようですよ。
10組の親子に生後4か月の1日のスケジュールと生活の悩みを改善してくれた方法を紹介してもらいました。
生後4か月の変化
赤ちゃんによっては、夜の授乳が無くなるころでしょう。
また、一回の哺乳量の多い赤ちゃんは、昼の授乳回数も減ってくるでしょう。
もちろん個人差がありますので、生活リズムにあまり変化がみられない赤ちゃんもいます。
違いが明らかになると、赤ちゃんが順調に成長できているのか心配になるかもしれませんね。
1.昼間まとまって寝てくれない
4か月の赤ちゃんは、昼間の睡眠時間が短くなり始めるころですね。
ほんの少ししか寝なくなると、ママはとても疲れてしまいます。
でも、それは生活リズムができてきた証拠でしょう。
かといって、夜の睡眠は必ずしもまとまって寝てくれるとは限りません。
おすすめの改善方法
運動量を増やしてあげませんか?
・手遊び
・ベビーマッサージ
・首の筋肉と背筋を鍛えるうつ伏せ運動(首すわりを早めるためにもおすすめです)
ママの疲れが溜まっているようなら、ママも赤ちゃんと一緒にお昼寝していいのです。
適度に休みながら、赤ちゃんに付き合ってあげてくださいね。
先輩ママの体験談:昼間まとまって寝ないのに、夜も授乳
長男の場合はお昼寝もしっかりし、夜もあんまり起きる事なく手はかかりませんでした。
次男は全然お昼寝をせず、寝ても1時間も寝てくれれば良い方で基本的に30分、夜も頻繁に起き寝不足が続き大変でした。
【1日のスケジュール】
午前7時頃に起床しオムツ、着替え、授乳。
午前10時頃から近所を30分ほどベビーカーでお散歩。
帰宅後に授乳。
そのままお昼寝30分ほど。
お昼頃まで遊び。授乳。ゴロゴロ。中々寝ない。
午後2時頃に近所のスーパーへ。
午後3時頃帰宅後に授乳。
そのままお昼寝60分ほど。
午後4時頃に起床しゴロゴロ。うとうとしたり遊んだり。
午後6時頃にパパ帰宅。そのまま一緒にお風呂。授乳。遊び。
午後8時頃に就寝。
朝までに3回は起きるので添い乳しながらまた寝かせる。
この繰り返しです。
(kaimanaママ28歳・2歳8か月息子・1歳息子)
2.夜間授乳がまだある
母乳やミルクの消化の早い赤ちゃんは、夜も起きておっぱいを飲みます。
夜間授乳が続いていると、とにかく疲れが抜けないママも多いと思います。
でも完全母乳の場合はとくに、赤ちゃんが夜飲んでくれる刺激でママの母乳の量が保たれています。
夜中飲んでもらえないと、おっぱいが張りすぎて乳腺炎になったり、母乳量が落ちたりします。
もうすぐ離乳食が始まりますが、まだ母乳量は保っていたいですね。
おすすめの方法
疲れが溜まっているようなら、家事は2日に1度にするなど時には手を抜くのもいいですよ。
適度に休まないと体がもちません。
夏場になって、急に夜おっぱいを欲しがるようになったとしたら、喉が渇いているのかもしれません。
日中の水分補給もこまめにしてあげてください。
先輩ママの体験談:授乳回数が多い(飲むミルクの量は少なめ)
授乳回数が多い割にはトータルで飲むミルクの量が少なく、心配していました。
病院で先生に相談すると、体重がしっかりあるので問題ないと言われ、安心しました。
【1日のスケジュール】
午前8時から3時間~3時間半おきに授乳。
お昼2時~3時半まで育児学級にお出かけ。
夜8時過ぎにパパとお風呂へ。
湯船をスイマーバで泳ぎました。
22時半ごろ就寝。
(いっちぃ37歳・0歳息子・山口県在住)
3.授乳回数が急に減って栄養面が心配
生活のリズムができて授乳回数が順調に減り始めるのも、生後4か月の特徴です。
授乳回数が減ったのは、1回に飲む量が増えてきたためです。
おすすめの方法
1週間に1回赤ちゃんの体重測定をすると、心配しなくてすみますよ。
神経質になって、毎日測る必要はありません。
先輩ママの体験談:授乳回数が急に減って栄養面が心配
生後4か月頃になるとある日を境に夜寝る時間が増え夜中の授乳がパタッと減りました。
こんなにいきなり変わるものかと逆に不安になりました。
頻回に欲していた母乳もリズムができて回数が減るので、栄養が足りているのかしら?と心配になりました。
7か月健診まで時間が空くので不安になる事が多かったです。
その反面、成長も喜怒哀楽もはっきりしてくるので遊んだりしていても楽しかったです。
私事では頭皮の痒みと抜け毛に悩まされました。
【1日のスケジュール】
6時 授乳
8時 起床 授乳 お着替え
9時 午前中のお昼寝
12時 授乳 お散歩 お買い物
15時 授乳 お昼寝
18時 お風呂 授乳
21時 授乳 就寝
(ふーちゃんママ37歳・0歳娘・北海道在住)
4.夜の就寝時刻が遅い
赤ちゃんでも就寝するのが遅い子も増えてきています。
両親ともに早く寝ようとしているのに赤ちゃんだけ起きていませんか?
昼間眠りすぎているのかもしれませんよ。
おすすめの方法
朝の決まった時間にカーテンを開けてしまいましょう。
大人が生活する普通の時間帯で赤ちゃんも生活をするようにしてあげてください。
天気の良い昼間は、散歩に出かけてみましょう。
夏は炎天下を避けて朝の涼しいうちに、冬は暖かい時間帯に。
家の中でも、赤ちゃんが起きている時は遊んであげてくださいね。
・ぬいぐるみを見せながらママが声かけをする
・手ににぎれるおもちゃを手渡す
・「いないいないばあ」をしてあげる
・オルゴールの音を聞かせてあげる、などなど
視覚、聴覚・触覚などを刺激してあげることが、赤ちゃんの成長を促します。
また、夕方には長く寝かせないように工夫しましょう。
夕方から夜にお風呂に入ってすっきりしたら、夜は静かな環境をつくります。
先輩ママの体験談:夜寝るのが22時半過ぎ
夜寝るのが22時半を過ぎている日がほとんどでした。
もっと早く寝かせた方がいいと思うのですが、朝は10時起きでそれから3時間置きに寝ていてうまく調節できなくて、大丈夫なのかなと不安に思ったことがあります。
【1日のスケジュール】
朝9時半から10時頃起床、授乳
12時半頃授乳
1時頃お昼寝
2時起床、授乳
5時頃授乳、そのままお昼寝
6時頃起床、入浴
7時頃授乳
10時前には部屋を暗くして寝かしつけますが寝付くのは11時近く。
(まんま24歳・1歳娘・神奈川県在住)
5.まだ授乳回数が多い
4か月頃になっても、授乳回数が変わらない赤ちゃんは案外多いようですよ。
生後4か月でも、授乳回数の多いママに質問です。
Q1:体重増加は順調ですか?
もし、体重が成長曲線に沿って増えていれば心配はいりません。
赤ちゃんの飲み方の個性だと思って、付き合ってあげてくださいね。
頻繁に授乳はしていても、昼間と夜間の区別が付くようにしてあげましょう。
朝は決まった時間にカーテンを開けて、昼間は散歩にでる。
夕方から夜にかけて入浴すると、すっきりして夜眠りやすいようです。
Q2:今は夏場ですか?
夏場であれば、喉が渇いているのかもしれません。
赤ちゃんでも飲めるお白湯や麦茶・ほうじ茶を飲ませてあげてもいいですね。
Q3:今は冬場ですか?
寒さで起きてしまっていませんか?
逆に、汗ばんでいるようでしたら熱すぎるのかもしれません。
どちらも服装を調節してあげるとよく眠れるかもしれません。
先輩ママの体験談:授乳の間隔が開かなくて困った
息子はおっぱいが大好きで、授乳の間隔がなかなか開かなくて困りました。
また、起きている時に寝返りの練習をするのですが全然動けなくて不安でした。
【1日のスケジュール】
朝起きておっぱいを飲みます。
機嫌がよくなったら、音のなる玩具などを見たり触れたりして手足を動かして遊びます。
うんちがでるとスッキリして寝てしまいます。
徐々に起きている時間が長くなってきていましたが、この流れの繰り返しでした。
(さんぴママ29歳・2歳息子・長野県在住)
先輩ママの体験談:昼間の授乳回数が多いので夜は寝られるように工夫
生後4か月の赤ちゃんは、ようやく昼夜のリズムができてきて、22時頃までには寝ることが増えてきたように思います。
【1日のスケジュール】
朝は6時に起こし、2時間置きに授乳をしていました。
日中はなるべく外にでて日光に当たるように意識していました。
夜中は3回ほど起きて授乳していました。
(ねえさん28歳・2歳息子・長崎県在住)
6.その日によって生活リズムが違う
生活リズムができてきたとは言っても、まだ生まれて4か月。
完全に規則正しい生活ができるわけではありませんね。
おすすめの方法
生活リズムが整っていく途中ですので、日によって違うこともありますよね。
それでも、朝起きる時間と、夜寝る時間はくずさないようにしましょう。
大人が毎日同じ時間に行動して、赤ちゃんに生活リズムを伝えてあげてくださいね。
先輩ママの体験談:その日によって生活リズムが違った
その日その日で違っていました。
起きる時間やお昼寝が安定してきたと思ったらお昼寝しなくなることがありました。
夜の寝る時間もバラバラで、その都度やれることを調整しなくてはいけないのが大変でした。
お昼寝も、眠ったと思って安心しても30分で起きてまた寝かし付け…ということも何度もありました。
【1日のスケジュール】
4:00AM 一旦目覚める
5:00AM 再度眠る
7:00AM 起床
10:30AM 一時間のお散歩
2:30PM 一時間半のお昼寝
(前後30分寝ぐずりでグズグズ)
7:30PM 寝る準備でお部屋へ
9:00PM やっと就寝
*1日ほぼ2時間置きに授乳
(まあちゃん31歳・1歳息子・千葉県在住)
7.生活リズムができたと思ったら夜泣きが始まった
夜泣きは、早い赤ちゃんでは3か月くらいから始まるようです。
いつもと違うことがあった日は、興奮して夜泣きをしやすいですよね。
夕方に長く眠ってしまうと、赤ちゃんも夜に眠りづらくなってしまいます。
眠たいのに眠れず、夜泣きすることもあります。
赤ちゃんはまだ、眠るのも上手にはできないのです。
おすすめの方法
決まった生活リズムを繰り返すことは大切です。
夜泣きしたときは、電気をつけて一度はっきりと目覚めさせると落ち着くこともあります。
添い寝をして授乳すれば、起こすことも少なくなります。
先輩ママの体験談:生活リズムがついたと思ったら夜泣きが始まった
昼夜の区別が付き、夜まとまって寝るようになりましたが、夜泣きが始まりました。
朝方になると2時間起きに起きて泣きます。
授乳をするとそのまま寝てくれるのが救いです。
【1日のスケジュール】
8時頃起床。
朝はのんびり過ごし、昼過ぎになってから散歩がてら少し離れたところにある支援センターに行きます。
2時間ほどそこで過ごして、帰り際に親子遊びをして終わります。
夜は旦那が帰ってきてから、私たちがご飯を食べ、一緒にお風呂に入って、授乳をしながら就寝です。
(すずママ27歳・5か月娘・愛知県在住)
8.夜に起きないのがかえって不安
夜に一度も起きない赤ちゃんは、親孝行ですね!
夜の授乳がなくても、体重は順調に増えていますか?
成長曲線に沿って増えていれば、夜中に起こして授乳する必要はありません。
ママもしっかり寝て体力を回復することができます。
おすすめの方法
昼間は散歩に出かけ、お家でも赤ちゃんといっぱい遊んであげてください。
光、風、鳥の声、ママの声など様々な刺激が赤ちゃんの感覚を育てていきます。
現在は、テレビやビデオ教材などを子育てに取り入れがちです。
でも、テレビ・ビデオは子どもの成長を阻害するとも言われています。
日本小児科医会は
2歳までのテレビ・ビデオ視聴を控えましょう
と提言を出しています。
ママの声で話しかけてあげれば、知育教材を取り入れなくても大丈夫。
赤ちゃんは安心感を得て、ことばも覚えます。
昼間はママと遊び、夜はぐっすり眠れば、赤ちゃんはすくすくと成長できるでしょう。
先輩ママの体験談:夜起きないのがかえって不安
うちの子は夜に一度も起きないです。
9時に寝つくと、朝の9時までぐっすり眠りまた、お腹空いたとも泣きません。
ミルクで育てていますが、そんなに時間が空いて不安になりました。
【1日のスケジュール】
朝、9時にミルクを飲ませ、一緒にテレビを観ながら、たまに話かけ、手足を動かして遊ばせています。
そして一眠り。
お昼を過ぎたあたりに目をさまし、おむつ交換しミルクを飲ませます。
午後も午前と同じように遊ばせ、時には私が洗濯物を取り込んでたたんでいると、赤ちゃんは側でじっと見ています。
そして、夕方またミルクをあげ寝かせます。
寝てくれないときはおんぶしながら夕飯作りをすると、赤ちゃんは眠っています。
そして、お風呂に入り、遊んでいるとぐずりだします。
ミルクを少し飲ませると心地よく眠りにつきます。
(しゅららママ27歳・1歳娘・0歳息子・秋田県在住)
9.自分の体調が回復しない
産後にゆっくり休めず、体調が回復しきらないままで育児をしているママは大変でしょう。
母乳の授乳そのものは、ママを小間切れ睡眠でも大丈夫な体にしてくれます。
絶えず小さな命を守る責任感や疲れが、ママから余裕を奪うのかもしれませんね。
おすすめの方法1
ときにはグチをこぼしていますか?
育児は大変なお仕事ですから、頑張るだけでなく「疲れた!」と話せるといいですね。
他に頼れない状況のママは、頑張り過ぎないことが一番ですよ。
赤ちゃんを外に連れて行くのも、あまり長い時間だとママが疲れてしまいませんか?
自分の体力の範囲内で、できることをすれば十分です。
子育ては理想通りにはいかないことが多いものです。
目標の6~7割りできればよしとしましょうね。
おすすめの方法2
赤ちゃんの生活リズムを整えることができず悩んでいるママにおすすめの方法があります。
夕方に長く寝させないことです。
その1つだけで夜の就寝時間が早くなれば、朝も早く起きられるでしょう。
すぐには難しいかもしれませんが、気長に心がけてみてくださいね。
先輩ママの体験談:自分の体調が回復せず、生活リズムを工夫する余裕がない
私自身がまだまだ規則正しい生活ができるほど、体力が回復していなかったので(完母だと常に眠くて怠かった)、赤ちゃんの生活リズムをきちんとつけてあげられる余裕がなかったです。
朝同じ時間に起きるなんてとても無理で、赤ちゃんが起きたら起きる、寝たら一緒に寝るといった生活でした。
大きくなっても昼夜の区別がつかなかったらどうしようと不安でした。
前日、夜9時頃に寝ました。
夜中は1時、4時頃に起きて授乳。
【1日のスケジュール】
朝は7時に授乳で起きました。
その後10時頃までは、赤ちゃんはウトウトしながらも起きてプレイジムで遊んだりしていました。
10時から12時半まで、赤ちゃんと一緒にお昼寝をしました。
起きてお昼ご飯を食べたら、3時間ほど支援センターに遊びに行きました。
帰ってきて3時半過ぎに一緒にお風呂に入りました(この頃は毎日この時間にお風呂でした。夕方早い時間にお風呂にすると夕ご飯の準備がラクでした)。
お風呂の後、授乳すると1~2時間ほど遊んでから寝るように、ベッドに連れて行きました。
5時ごろに寝て、7時か8時頃にまた起きます。
このタイミングで授乳すると日付が変わるまでは寝るようになりました。
なので、私も9時にはベッドに横になっていました。
日によって1時間ぐらいは前後しますが、だいたいこんな感じの毎日を過ごしていました。
(ゆちママ27歳・1歳娘・神奈川県在住)
まとめ
生活リズムは、子どもが心地よく生活できる基礎になるものです。
生活リズムが決まっていると子どもは安心感があり、意欲的になります。
そのため、生活リズムを整えることは、親としてやりがいのある仕事です。
上にお兄さんお姉さんがいる家庭では、赤ちゃんがいても朝から家族達は起きています。
そうした雰囲気を赤ちゃんは感じ取って、身につけていきます。
1人目の赤ちゃんでも、大人が健康的に生活することを目標にするとよいかもしれません。
幼児期までに子どもが身につけられるように、長い目で見てがんばってくださいね。
ママご自身の体調を整えるためにも、朝方の生活を心がけることは役に立つでしょう。
どうぞ、母子ともに元気な毎日を過ごされますように。