妊娠6週目は心拍確認できる?100人の体験談と注意したい出血・腹痛

助産師

妊娠6週は、生理が遅れて妊娠検査薬を使うと、陽性反応がでるころです。このころママの子宮の中では、胎嚢(たいのう)という赤ちゃんを包んだ袋が確認できるようになります。

膣式エコーをうけると、早い人では赤ちゃんの心拍と小さな胎嚢のなかでピクッピクッと心臓が動く音が聞こえます。ただし、まだ確認できない場合もあります。

妊娠6週の赤ちゃんのエコー結果:胎嚢・心拍

妊娠6週になると胎嚢ががはっきりと見えます。胎嚢は、最初は豆粒ほどの小さなもので、だんだんと細長い形になっていきます。

胎芽(たいが)と呼ばれる妊娠10週までの赤ちゃんは、胎嚢に包まれています。胎芽は1㎝弱の大きさで、まだまだ人間としての構造はできておりませんが、臓器や神経などの基礎が作られています。

助産師

このころは目まぐるしいスピードで、赤ちゃんの重要な器官(脳・神経・心臓など)が発達している途中です。脳や神経の発達しているこの時期に葉酸が不足してしまうと神経管閉鎖障害で二分脊椎症や無脳症のリスクが高くなります。厚生労働省が推奨しているように、吸収率を考えて葉酸サプリを飲むようにしてください。

胎嚢・心拍についての体験談

なずな、34歳、6ヶ月、3ヶ月

妊娠しているのかな?と生理が来なかったため、妊娠検査薬で確認後、病院を受診しました。エコー検査で妊娠を確認。その日の朝に、少量の出血が見られたことを医師に相談すると、特に問題無いと言われました。また性交渉はしないようにと言われました。未婚だったためか出産する方向ですか?と看護師に確認されました。自分の生活では、毎日お酒を飲んでいたのですが、受診日から禁酒して、体を冷やさないように気を付けました。

yuyu・23・2歳

初めて心拍が確認できたときなのですが、はじめての妊娠ということもあり「まずは健康的に生活すること」そして赤ちゃんのためにも無理な運動はしないように告げられました。

きくこ39歳・5歳・妊娠時は34歳

超音波で見て赤ちゃんのお部屋ができているから、着床していることは間違いないけど、心拍が確認できるまでは油断できないので、無理な生活をしないこと、遠方への旅行も避けていました。

妊娠6週の妊婦検診で医師から注意されたこと1.体重管理

助産師

出産までの間に、太りすぎないような配慮が必要です。それは、妊娠初期だからといって変わりません。

妊娠6週目で食べつわりの妊婦さんは、できるだけ低カロリーなものを選んで口にしてください。

ご自分のBMIを参考に産婦人科で体重と栄養の指導が今後あります。

過剰な体重増加によるデメリット

  • 難産(産道に脂肪がつきすぎると出産困難に)
  • むくみ
  • 妊娠性高血圧症候群のリスクが増加

過度な体重増加は赤ちゃんにもお母さんにも悪影響です。体重管理には妊娠初期から十分注意してください。

妊婦検診で体重管理の注意を受けた体験談

ゆっきーママ・27歳・1歳2ヶ月

赤ちゃんの心拍が確認できたので、母子手帳をもらってきてくださいと先生から言われました。妊娠初期なので助産師さんからは出産までに増える体重は10kg以内にしましょうね、という指導をされ、1ヶ月で1kg以内の増加におさめましょうと言われました。

なつほ27歳 0歳

この時期はまだエコーで見ても赤ちゃんの形はしておらず栄養も赤ちゃんに直結するわけではないから、食べ過ぎて体重を増やし過ぎないように気をつけてくださいと産婦人科の先生に言われました。

妊娠6週の妊婦検診で医師から注意されたこと2.葉酸サプリを飲むように

妊娠初期には葉酸(ようさん)が必要だと、厚生労働省も母子手帳で説明しています。

助産師

妊娠初期の赤ちゃんはとても活発な細胞分裂をしています。葉酸は、細胞分裂をおこなうDNA合成に必要な栄養です。

不足すると神経管閉鎖障害という先天性障害のリスクや流産のリスクが高まります。

また、妊娠中のお母さんは、赤ちゃんに酸素を届けるためにたくさんの血液が必要。ですが妊娠期間中は、体の中の水分量が増えるのでヘモグロビンの濃度は低くなり貧血が起こりやすいです。

葉酸はビタミンB12とともに正常な赤血球を作り、血液を増やす作用があるので、貧血予防にもとりたいですね。

厚生労働省では1日480㎍の摂取を推奨されています。普段の食事に含まれる葉酸は吸収率が低く、厚生労働省はきちんと必要量とれる葉酸サプリでの摂取を勧めていますよ。

妊婦検診で葉酸を飲むようにすすめられた体験談

ゆーみん 20代専業主婦・3歳と0歳

妊娠6週を超えると心音が聞こえてくるので赤ちゃんの心音が聞こえたら、妊娠していることを自覚できるようになりました。また、赤ちゃんが二分脊椎などの障害がないように葉酸を摂ることを勧められました。

妊娠6週の妊婦検診で医師から注意されたこと3.薬の服用

妊娠初期には、妊娠と気が付かずに服薬してしまうこともあるでしょう。

助産師

ただ、妊娠を自覚してからは薬は必ず医師の指導のもとで飲むようにしてください。薬の影響を受けると、細胞分裂が正常に行われず、形状異常がおこる可能性があるからです。

妊娠6週頃は目・耳・脳・心臓・神経・手足など、器官形成をしている大切な期間です。妊娠初期は赤ちゃんへのリスクを考え、安静にすごし、なるべく服薬しないで体調回復をしていきましょう。

薬の服用についての体験談

rirakuma・38歳・8歳と3歳

無事に心拍が確認され、胎嚢の大きさも充分にあるという事で、今のところは順調に発育しています。と医師からは言われました。また生理予定日直前に薬を服用していた事については、今現在流産の兆候が無ければ、影響無いでしょうとも言われました。

妊娠6週に不安だったこと:流産

次のページへ