妊娠1か月のママのお腹の中はどうなっているの?妊娠0~3週の赤ちゃんとこの時期注意したいこと

妊娠1か月
助産師
産科で言う「妊娠1か月」とは、最終月経の開始日から次の月経予定日前日までを言います。
妊娠3週になってやっと受精卵が子宮に着床したところです。体調の変化もまだそれほどないので、妊娠の実感はわかないと思いますが、赤ちゃんは休まず細胞分裂を繰り返しています。
助産師
体の器官の基になる部分が、もうできているのですよ。すごいですね。ぜひ、順調に成長できるよう支えてあげたいですね。

妊娠1か月は大事な「器官形成期」!


妊娠初期の女性
月経が来ないと気付いたときには妊娠2か月に入っているので、ほとんどのママは妊娠に気付かず過ごしてしまう時期です。

妊娠の始まりはどんな様子?

妊娠1か月は妊娠0~3週(0~27日)のことです。最終月経から排卵、受精、着床が起こります。
ママの体の中で子宮などの器官が大きな働きをしていますよ。生命が宿る大切な時期、週を追って様子をご紹介します。

1.妊娠0週の状態(0~6日)

妊娠2週,妊娠3週
最終月経の開始日を、産科では妊娠0週0日と数えます。受精は2週目のできごとになるので、妊娠週数と発生週数には2週間のずれがありますよ。

2.妊娠1週の状態(7~13日)

月経が28日周期のママは、最終月経の開始日から約2週間後に排卵するので、排卵直前の時期になります。

3.妊娠2週の胎児の成長(14~20日)

卵巣の中にある卵胞が、女性ホルモンによって卵子になり卵巣から飛び出します。これが排卵です。

排卵した卵子を卵管采がキャッチして卵管の中に取り込みます。卵子は、卵管膨大部という卵管で一番広い場所で約24時間生きています。精子と出会うと受精し、受精卵となるのです。

4.妊娠3週の胎児の成長(21~27日)


受精卵は細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り、約1週間で子宮内膜にくっつきます。これが着床です。着床での妊娠成立は妊娠3週目のできごとになります。

助産師
妊娠が成立すると、妊娠を維持するホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」が出始め体内のホルモンバランスが大きく変化します。

産科勤務経験のある保健師
妊娠とともに胎盤の基となる絨毛(じゅうもう)という組織ができ始め、そこから「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」というホルモンも出るようになります。


助産師
それがママの尿に混じるようになると、妊娠検査薬で陽性反応が出て、妊娠の可能性をチェックできるのです。一般的な妊娠検査薬が反応できる量のhCGが尿中に分泌されるのは、生理予定日の約1週間後になります。
助産師
受精卵は、子宮内膜で更に細胞分裂を繰り返し、「胞胚(ほうはい)」と呼ばれる状態になります。

「器官形成期」とも言われる妊娠1か月間に、ママのおなかの中では何が起こっているのでしょうか?妊娠1か月の胎児の様子と、この時期にやっておきたいこと・NGなことを詳しく見ていきましょう。

妊娠1か月に取りたい栄養

胎児がどんどん細胞分裂を繰り返して順調に成長するには、いろいろな栄養素が必要です。妊娠1か月は、まだつわりもなく栄養が取れる時期なので、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。野菜を多めに、決まった食品に偏ることなく、いろいろな食品を取り入れることが大切です。

妊娠初期に特に取りたい栄養素は、葉酸です。

葉酸

少なくとも妊娠前1か月から妊娠3か月まで、必ず取っていてほしいです。葉酸は水溶性のビタミンで、細胞分裂の働きを支える重要な働きをします。

不足すると「神経管閉鎖障害」を引き起こし、脳や脊椎の先天異常や流産のリスクが高まります。厚生労働省は妊娠可能な女性に、葉酸を1日当たり400マイクログラム取るように呼びかけています。

また、葉酸はビタミンB12と一緒に働いて造血作用を助け、貧血も予防してくれますよ。

食事バランスに気を付け野菜を多く取ることと、葉酸サプリメントの利用が効果的です。
サプリメントを選ぶときは、効果が実証されている「モノグルタミン酸葉酸」を選んでください。

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