保健師である私がよく相談を受けることの1つに
という質問があります。
特にはじめての子どもが冬を迎える場合などは、気になる話題ではないでしょうか?
などの状況であれば迷わず受診すると思います。
次のような場合はみなさん、受診していますか?
赤ちゃんの鼻水、受診すべきか悩む前にすべきこと
- 鼻水がでている
- 熱はない
- そこそこ元気(機嫌は悪いこともある)
・・・このようなとき、受診をすべきか迷ってしまうことが多いようです。
病院は風邪の子供がたくさんいるので、
鼻水がでている赤ちゃんが受診すべきかどうかは、まずは鼻水を観察してみてください!
受診の目安を知るための観察ポイント
赤ちゃんの受診を迷ったら、観察するポイントは『鼻水の色・粘度』です。
赤ちゃんの鼻水は、最初はサラサラで透明なことがほとんど。
温度差やハウスダストなどの刺激でも、鼻水がでることがあります。
この鼻水の色が、
場合によっては抗生剤を使ってあげた方が、すっきり治るかもしれません。
放って置くと中耳炎になる恐れも!
自分で鼻もかめないので、鼻水がたまって中耳炎を起こしやすくなっています。
中耳炎になる前、もしくは初期の段階できちんと治療してあげるようにしましょう。
言葉をしゃべることができない赤ちゃんの場合のチェックポイント
・耳を触る
・機嫌が悪い/よく泣く
・哺乳不良
などの症状があった場合、中耳炎の可能性も考えます。
すぐに受診をしてあげましょう。
受診先は小児科?耳鼻科?
症状が鼻水・鼻づまりだけの場合や、耳だれがある場合、耳を痛がる場合は耳鼻科が良いでしょう。
発熱や咳など、その他の症状がある場合は、小児科を先に受診した方が良いと思います。
1歳の赤ちゃんが37度~38.5度の熱!保健師が教える病院受診の目安とは?
家庭でできる一番のケアは、鼻水吸引
赤ちゃんは、鼻をかむことができません。
鼻水が増えてくると、のどにたまってゼロゼロと音がするようになり、
咳でよく眠れなかったり、起き抜けに吐いてしまったり・・・。
辛い症状を少しでも和らげてあげたいですね。
そんな時は、お家でも、鼻水を吸って外に出してあげると楽になります。
- 水でタオルを濡らしてよく搾り、30秒ほど電子レンジで温めます。
- 触っても熱くない温度であることを確かめてあげてください。
(温める時間は電子レンジによって変わりますので、あくまでも目安にしてくださいね。)- 蒸しタオルを鼻の下にあててください。
鼻の通りが良くなります。
鼻の頭にあてると、そのまま鼻水が喉の奥にさがってしまい、低月齢の赤ちゃんは息苦しくなってしまう場合があります。
まずは、鼻の下にあてて蒸気を吸い込ませて柔らかくしてあげてください。
それでも、粘度が高い場合は鼻がつまっているので、今度は鼻の頭にあてます。
それから吸い出してあげましょう。
少し鼻水を柔らかくしてあげると、鼻水を吸いやすくなります。
詳しい吸引方法はこちらでご紹介しています。
【赤ちゃん・子どもの鼻水に困った!】上手にとる方法を保健師ママが教えます!
風邪薬の飲ませ方で困ったら、こちらもお勧めです。
【赤ちゃんが風邪を引いた】薬の飲ませ方0~5ヶ月(離乳食開始前)編
お薬の飲ませ方もご紹介していますので、参考にしていただき早くすっきり治してあげたいですね。
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執筆:金子奈菜絵